「プリズン13」あらすじ・キャスト紹介・感想・評価

映画

「プリズン13」あらすじ

「7日間の監獄実験」という心理ゲームに参加してみませんか。

これは世界を震撼させた実在する実験であるスタンフォード監獄実験を基に描かれた未体験の密室ゲームムービーです。

人気Vuverであるソフィアが監獄実験の公開実験を行うことを決めました。

その内容は、7日間の実験で100万円という高額報酬を受け取れるこの上ないおいしい話です。

そんな実験に一人の女の子が参加を決めました。

それがマリでした。

舞台は4メートル四方の巨大な檻が付いている刑務所のような雰囲気のスタジオです。

実験の参加合計人数は12人でした。

この12人は囚人役と看守役に分かれるルールです。

そしてこの密閉された空間で7日間それぞれが囚人役と看守役を演じていきます。

最初は遊び半分でソフィアの命令通りにみんな役を演じます。

しかし、演じているのはみんな人間です。

それぞれがどんどん役にハマっていってしまうのです。

看守役はあたかも自分が本物の看守のうように。

そして、囚人役はなにも悪いことをしているわけではないのにどこか引け目を感じて看守に従います。

1日2回だけアップされる映像はものすごい視聴者数を稼いでいきます。

いったいどんな世界が広がっているのでしょうか。

そして12人が参加した大規模な心理ゲーム実験を第3者として参加してみてはいかがですか。

「プリズン13」キャスト紹介

堀田真由(マリ役)

1998年4月2日

女優・ファッションモデルとしてアミューズに所属

この映画では正義感の強い看守役を務める女子大生を演じる

板野友美(ユマ役)

1991年7月3日

歌手・タレント・モデルとしてホリプロに所属

元AKB48メンバーとして活躍

この映画ではマリのお姉ちゃんを演じる

前野朋哉(コウキ役)

1986年1月14日

俳優・映画監督としてブレス・チャベスに所属

この映画ではユマの夫を演じる

中島健(グレ役)

1997年2月20日

モデル・俳優としてエイジアプロモーションに所属

この映画では元ヤンキーの囚人役を演じる

「プリズン13」感想

なんだか映画を観ているというよりは舞台を観に来たようなそんな感覚になりました。

俳優さんたちの演技のぶつかり合いが迫力満点でした。

名の知れていない俳優さんたちが出演しているのであまりそれぞれにイメージがないからかストーリーが展開していくにつれてどんどんハマっていった気がします。

心理ゲームなどそういったたぐいのものが好きな私にとってはどんどんこのゲームの進み方などが気になって仕方なかったです。

これが実在した心理実験だというから驚きです。

そんなことを考えながら見ていたらどれほど人間にはプラスにもマイナスにも可能性が広がっているのだろうと考えさせられました。

日に立つにつれて人間が崩壊していく姿は日常生活では見ることも体験することもできないのでとても貴重です。

ただの演技であったはずなのにみんながどんどんその役になっていく様子はなんとも言葉で表すのは難しいそんな不思議なものでした。

人間の心理をうまく利用しているソフィアは、本当に恐ろしかったです。

ありえない話でありそうで現代社会と重ねて考えてみると今このようなことに近いことは日常になりつつあるのではないかと怖くなりました。

だってこんなユーチューブの企画存在しそうですよね。

こうやって人間関係が構築されていったり、同じ人間なのに立場があったり考えれば考えるほど愚かな生き物であるな、と思いました。

「プリズン13」評価

私たちはこの心理実験を他人事、映画という空想のストーリーであるというそんな簡単なことで終わりにしてはいけないと感じました。

普段何気なく私たちが楽しんでいる動画配信サービスはまさにこのことです。

テレビをあまり見なくなった現代の若者は、どんどんユーチューブなどのツールにリアリティを求めていきます。

視聴者に求められることに精一杯答えていくのが配信側です。

これが現代社会で問題視されている事柄に思います。

どんどんドッキリが過激になったり、アンチコメントに傷つけられたりと最近になっては報道されるほど大きな問題になっています。

この映画はそんな現代社会の闇を分かりやすく描写してくれている作品です。

とくに若者に向けて発信されているそんな映画のように思えました。

そして、役者同士の演技のぶつかり合いが臨場感をもたせていました。

最後に

人間がいかに愚かで浅はかな生物なのか。

この映画を通して知ることができます。

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