「恋空」あらすじ・キャスト紹介・感想・評価

映画

「恋空」あらすじ

あの一世を風靡した大人気携帯小説が有名俳優によって実写化されました!

ごく普通の女の子が一生懸命に恋愛をするなんとも甘酸っぱく切ないラブストーリーです。

物語は大人になった主人公美嘉が電車に乗って空を見上げて微笑むシーンから始まります。

そこから時が戻り美嘉は高校一年生です。

仲良しのクラスメイトである亜矢とゆかと恋バナしたり、ごく普通の女子校生と変わらない平凡な高校生活を送っていました。

物語が徐々に動いていくのは夏休み前の時です。

学校で美嘉が携帯を無くしてしまうのです。

携帯を鳴らしてもらい見つけた場所は図書館でした。

携帯は不自然にも本に立てかけられていて不思議に思っている最中にまた電話がかかってきます。

亜矢からの着信だと思って電話に出ると男の人の声に戸惑ってしまいます。

学校が夏休みに入りましたが、そんな中でもその男から毎日のように電話がかかってくるようになりました。

どこの誰からかもわかりませんがいつしか話も盛り上がるようになり美嘉自身もその電話が楽しみの一つとなっていたのです。

美嘉はどんどんこの電話の相手に夢中になっていき正体が気になって仕方がないのですが全然相手のことは教えてくれません。

そんな中美嘉の誕生日を迎えます。

始業式の日にお祝いをしてやるから、とプールサイドに呼び出されました。

目の前に現れたのは金髪の男子高校生であるヒロでした。

美嘉の想像していた男性像と異なることに戸惑いつつ、どこからかむしってきた花束も「こんなことする人ではない」と拒みます。

そんなことがあった学校帰りにむしった花を花壇に肥料とともに戻しているヒロの姿をみかけて話していくことでどんどんヒロのことを知っていきます。

この日から二人の物語が始まっていくのです。

付き合ってからも順風満帆に恋人生活が始まっていきますが様々な普通では経験のしないような困難なことにも二人は立ち向かっていきます。

そうして仲を深めていた二人でしたがある日突然ヒロから別れを告げられてしまいます。

ここまでもたくさんのことがありましたがまたここから二人が乗り越えなければならない一番の大きな出来事が起こります。

二人の恋の行方はどうなっていくのでしょうか。

「恋空」キャスト紹介

三浦春馬(桜井弘樹役)

1990年4月5日

アミューズ所属

この映画では美嘉のことを一途に愛する高校生役を演じる

新垣結衣(田原美嘉役)

1988年6月11日

レプロエンタテインメント所属

この映画ではピュアで一途な高校生役を演じる

「恋空」感想

二人の恋愛模様は本当に切なくてはかなくて考えさせられるものがありました。

出会いはひょんなことからですし、普通に生活していたら交わらないような二人ですがお互いがお互いを想う気持ちは本物で恋愛の強さをよく知ることができました。

高校生の二人に子どもができてしまうという部分も携帯小説が原作としてあるから残酷さの中にもなにか大切なものに気付かせてもらえるシーンです。

世間の高校生が子どもを産むことに対する反感のようなものを忘れてしまうほどの二人の真剣さに感動しました。

そのことがきっかけで二人は離れ離れになっても一年に一回会うことができて、きっとその子は二人の子どもであったからこそ二人をまたずっと一緒にいさせようとしてくれたんだな、と感じました。

美嘉はヒロと別れたとにもう一度恋愛をしますが、その二人もとてもお似合いだったのです。

その彼は自分の愛を真っすぐに美嘉に注いでいきますが一瞬でヒロにとられてしまったところは本当にどっちの立場にたっても辛いものがあるな、と思います。

青春時代の恋愛ほど強いものはないな、と改めて実感しました。

自分自身に重ねて考えてみてもなにか恋愛で壁にぶつかるとき、必ず高校時代の彼のことをひそかに思い出している自分がいるな、と感じます。

そんななにか不思議なパワーをもっているんですよね。

二人の笑顔は本当に幸せそうで見ているだけでこちらにも二人の幸せが伝わってくるようなそんな気持ちになりました。

なので二人が悲しいとこちらも本当に悲しくて後半はほとんど泣いていました。

映画でなんか号泣したいときってありますよね。

恋愛映画で号泣をしたくなったときにはぴったりの映画だと思います。

そして、この映画を観た後には家族や恋人、友達自分の周りに今一緒にいてくれる人をより一層大切にしなきゃなと思わせてくれるそんな温かい映画です。

「恋空」評価

今の20~30代の人たちが青春時代を過ごしてきたときに本当に人気であった青春映画の代表作ともいえるでしょう。

誰しもが通るはかなくて甘酸っぱくてどこか切なくて、、、、でもずっと忘れることのできないそんな青春時代。

そんな難しい部分をこの主人公を通して伝えてくれます。

二人の恋愛模様は激しくお互いがなにかにぶつかりあったり、二人が愛し合っている部分はとても穏やかに時が流れたりとよくある王道な青春映画とは違った描写をしています。

二人を包むその優しく穏やかな雰囲気がこの映画の一番の魅力かもしれません。

また、主人公二人の泣く演技も素晴らしいものです。

涙がとめどなく溢れてくる様子はこちらの涙もすっと流れてきてしまいます。

二人がお互いにお互いのことを想い合っているところは、どっぷりと恋愛映画を観ているような気分になれて心温まりました。

ありえない事件などが起こりますがそれもこちらが身近に感じることのできるような伝え方や描写をしてくれるのでとてもわかりやすかったです。

携帯小説という実写するには難しそうな部分もこの映画の優しい雰囲気に合わせてきちんと再現されていました。

それぞれのキャラクターも携帯小説で読んで想像していた人どおりといった感じです。

最後に

誰もが経験する青春時代。

この時代は大人になってもずっと心のどこかに存在している自分自身にとっても宝物となるひとときです。

主人公二人の優しく穏やかな雰囲気に包まれながら一緒に青春時代を振り返ってみてはいかがでしょうか。

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