『全裸監督』【第3話 ひっくり返すんだよ】あらすじ・キャスト・感想・まとめ

ドラマ

「アダルトビデオの帝王」と呼ばれた、村西とおるの半生を描いた人間ドラマです。 

 妻に浮気され性欲の裏の世界に入った村西とおるは、ビニール本を売る本屋を三か月で大繁盛させ、47店舗を構えることに成功しました。

 自分の作りたいものを作るために出版社を回ると、川田という出版社の社長と意気投合し、ともに無修正の作品を作ることになります。

『全裸監督』【第3話】のあらすじ・キャスト・感想をまとめてみました。

(トップ画像公式ページより)

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『全裸監督』【第2話 無修正】あらすじ・キャスト・感想・まとめ
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『全裸監督』【第3話】あらすじ(ネタバレ)

   1982年北海道で指名手配となっていた村西は、警察から逃れるために別の場所に移り、女の家に転がりこんでいました。社員がひとり北海道からやってきたので話を聞くと、長い間会長が不在でみんな不安がっていると言われたので、村西はトシと一緒に北海道へ行くことにします。

 しかし着いてみると、その社員はなんと警察を呼んでいて、警視庁の武井に村西とトシは捕まってしまいます。

 一方AV業界最大手ポセイドン企画の社長のところには、ビデオデッキが売れるように協力しいほしいと、東京電産の人間が挨拶に来ていました。

 出所してすぐ村西はある小料理屋に入ります。そこで知り合った小料理屋の女将と酒を交わすうちに、一夜を共にすることになります。女将は国鉄で働いていた夫と死別していました。

 彼女が眠った後、部屋に置いてあったテープを観ると、そこには仲のいい夫婦の様子が映っていました。その映像に村西は心を動かされます。

 久しぶりに撮影現場に行った村西は、川田にこの仕事を辞めてくれませんかと言い、東京に誘います。

 1984年三人は東京へ向かい、「革命だよ?ひっくり返すんだよ」っと、サファイア映像という会社を東京に立ち上げます。場所を提供してくれたのは、歌舞伎町に返り咲いたヤクザの古谷でした。

 その頃佐原恵美は、イタリアで本格的に絵の勉強をしたいと母の伝えましたが、母・加代はとてもさみしがってしまいました。

 サファイア映像では前科のない川田が社長となり、事業計画書を持って銀行にお金を借りに行き資金を捻出、社員も2名入り、ヘアメイクも雇いました。

 いよいよ村西が監督する、初めての作品の撮影が開始されます。嫌々現場をやろうとするスタッフやキャストをその場で帰し、やる気のある者だけで撮影を進めていきます。

 用意していたモデルに代わり、急遽やってきた奈緒子がモデルを務めることになり、新しく入った社員がカメラや音声を担当して、撮影は進んでいきました。

 こうして村西のデビュー作品、渾身の一作が出来上がったのです。

『全裸監督』【第3話】キャスト紹介

シーズン1:2019年8月8日配信開始。 (全8話)

第3話:52分

【原作】本橋信宏

村西本人と公私ともに30年来の交流を持ち、緻密な取材と冷静な視点で書かれた作品です。

【監督】武正晴

『百円の恋』で日本アカデミー賞 監督賞をとった監督です。

この作品ではチーフ監督になります。

【キャスト】村西とおる(山田孝之)

うだつの上がらないセールスマンから、ビニール本で成功しました。

独自のアダルトビデオ作品を、トシや川田とともに作っていきます。

【キャスト】荒井トシ(満島真之介)

村西の相棒で、村西を性欲の裏の世界に誘った人物です。

【キャスト】川田研二(玉山鉄二)

元出版社社長です。ビニール本時代に村西と出会い、サファイア映像の社長となります。

プロデューサー的なことをするようになります。

【キャスト】三田村康介(柄本時生)

黒澤映画に憧れている青年だが、サファイア映像に新しく入ってきました。

【キャスト】小瀬田順子(伊藤沙莉)

村西の現場のヘアメイクを担当します。

【キャスト】ラグビー後藤(後藤剛範)

ラグビー出身で、サファイア映像に新しく入ってきました。

【キャスト】佐原恵美(森田望智)

エロに興味をもつ女子学生です。

絵を本格的に勉強したいと思っています。

【キャスト】佐原加代(小雪)

佐原恵美の厳格な教育をする母親です。

クリスチャン。

【キャスト】奈緒子(冨手麻妙)

村西のデビュー作に出演する女優です。

【キャスト】武井道郎(リリー・フランキー)

警視庁の警部です。

【キャスト】池沢栄吾(石橋凌)

AV業界最大手ポセイドン企画の社長です。

【キャスト】古谷伊織(國村準)

歌舞伎町のヤクザです。返り咲きました。

【キャスト】村西こずえ(余貴美子)

村西の母親です。

【キャスト】(大谷麻衣)

小料理屋の未亡人です。

『全裸監督』【第3話】感想

  村西(山田孝之)の快進撃は、逆境になるほどに激しくなるので驚きの連続です。

 警視庁の武井(リリー・フランキー)もただものではありませんね。村西の天敵が武井という図になっています。

 一話で初めて演出をつけるシーンでもそうでしたが、撮影に入った時の村西の姿は、芸術家のようでした。山田孝之さんの演じ方も、普段の村西とおもしろい落差を出していて、村西が撮影に入ると、つい息をするのを忘れて観てしまいました。

 また小料理屋の女将の家で、女将と夫の昔のテープを見終わったあとの村西の表情には、なんだか涙が出てきてしまい不思議でした。深い想いがあります。

 トシを演じる満島真之介さんのセリフのない時の表情やお芝居、とてもよく役を生きているのがわかります。素晴らしいです。

 これから村西がどんな想いを胸に、作品をひとつひとつ作り上げていくのか楽しみです。

『全裸監督』【第3話】まとめ

 村西の逆境から這い上がろうとする姿がたくましく、作品に対して芸術性と美意識を求める様子がうかがえました。これが彼が表現したい新境地なのかもしれません。

 彼をを取り巻く仲間が増えてくる回でもあるので、新たなスタートを切る力強い内容のお話です。

 

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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