ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2第12話の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、感想

海外ドラマ

ブレイキング・バッド」は、アメリカの犯罪ドラマです。

余命わずかの化学教師が、違法薬物製造に手を染め、悪に堕ちていく姿を描きます。

エミー賞、ゴールデングローブ賞などを獲得した大人気作です。

 

この記事では、「ブレイキング・バッド」シーズン2 第12話「マイ・リトル・ガール」の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、感想をご紹介しています。

 

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ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2第11話の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、感想
「ブレイキング・バッド」は、アメリカの犯罪ドラマです。余命わずかの化学教師が、違法薬物製造に手を染め、悪に堕ちていく姿を描きます。エミー賞、ゴールデングローブ賞などを獲得した大人気作です。 この記事では、「ブレイキング・バッド」シ...

 

ドラマ「ブレイキング・バッド」の概要

「ブレイキング・バッド」は、アメリカの大人気テレビドラマ。

ストーリーは、「末期がんを宣告された真面目な化学教師が、家族に財産を残すために違法薬物を製造し、成り上がっていく」というものです。

ケーブルチャンネルAMCで、2008年から2013年まで放映されました。

 

「ブレイキング・バッド」は、視聴者と批評家の双方からたいへんな好評を得ました。

視聴者数は、第1シーズン第1話が140万人。第5シーズンでは、全話を200万人以上が視聴しました。最終回の第62話では、1028万人もの人々が視聴しています。

「ブレイキング・バット」の受賞歴

「ブレイキング・バッド」は様々な賞を受賞しています。

エミー賞、ゴールデングローブ賞、テレビ批評家協会賞、批評家協会テレビ省、全米監督協会賞、全米脚本家協会賞などを獲得しました。

エミー賞

  • 作品賞(ドラマ部門)…2013、2014
  • 主演男優賞(ドラマ部門)…2008、2009、2010、2014(※すべてブライアン・クランストが受賞)
  • 助演男優賞(ドラマ部門)…2010、2012、2014(※すべてアーロン・ポールが受賞)
  • 助演女優賞(ドラマ部門)…2013、2014(※すべてアンナ・ガンが受賞)

ゴールデングローブ賞

  • 作品賞(テレビ・ドラマ部門)…2014
  • 主演男優賞(テレビ・ドラマ部門)…2014(※ブライアン・クランストンが受賞)

ドラマ「ブレイキング・バッド」の関連作品、スピンオフ

 

スピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」

「ベター・コール・ソウル」は、「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品。

主人公は、「ブレイキング・バッド」の第2シーズンで初登場する弁護士ソウル・グッドマン。彼が、悪者になってしまった理由が描かれます。

 

初回放送は、2015年。2020年12月現在は、第5シーズン第50話まで放映されています。

エミー賞にもノミネートされました。

映画「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」

「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」では、「ブレイキング・バッド」のエピローグが描かれます。

主人公は、ジェシー・ピンクマンです。

 

アメリカで3日間だけ劇場公開されました。

Netflixで配信中。

Netflix配信「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIEの舞台裏」

Netflixでは、「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIEの舞台裏」を配信しています。

主演のアーロン・ポールや監督のヴィンス・ギリガンなどが、舞台裏を語ります。

特別映像もあります。

全13分。

「ブレイキング・バッド(breaking bad)」の意味

この作品のタイトルには、「break bad」という言葉が使われています。

「break」も「bad」も簡単な単語ですが、「break bad」となると、意味がよく分からないという人も少なくないのではないでしょうか。

それもそのはず、「break bad」は、実はアメリカ南部の方言。アメリカ人のなかでも、この言葉は広く知られている訳ではないのだそうです。

 

break bad」の意味には、「しきたりに歯向かう」「権力に反抗する」「犯罪をおかす」「大騒ぎをする」「脅威を与える」「攻撃的になる」などがあります。

タイトルを考えた製作総指揮のヴィンス・ギリガンは、「break bad」は「raise hell」だと説明しています。

「raise hell」には、「バカ騒ぎをする」という意味があります。

ドラマ「ブレイキング・バッド」のキャスト紹介

ウォルター・ホワイト/演ブライアン・クランストン

主人公。

高校の化学教師。真面目な性格。

 

演:ブライアン・クランストン

アメリカの俳優、声優。

出演作は、「マルコム in the Middle(天才少年 マルコム奮闘記」など。

「ブレイキング・バッド」での演技が高く評価され、エミー賞主演男優賞などを受賞した。

ジェシー・ピンクマン/演アーロン・ポール

ウォルターの元教え子。

ウォルターとドラッグビジネスでパートナーを組んでいる。

 

演:アーロン・ポール

アメリカの俳優。

「ブレイキング・バッド」で、エミー賞助演男優賞を受賞した。

スカイラー・ホワイト/演アンナ・ガン

ウォルターの妻。

女の子を妊娠中。

 

演:アンナ・ガン

アメリカの女優。

「ブレイキング・バッド」で、エミー賞助演女優賞を受賞した。

ウォルター・”フリン”・ホワイト・Jr./演 RJ・ミッテ

ウォルターJr。時々「フリン」とも呼ばれる。

ウォルターとスカイラーの息子。

高校生で、障がいを持っている。

 

演 :RJ・ミッテ

アメリカの俳優。

脳性麻痺を抱えている。

ハンク・シュレイダー/演ディーン・ノリス

主人公ウォルターの義弟(※主人公ウォルターの妻の妹の夫にあたる)。

麻薬取締局(DEA)に勤めている。

 

演:ディーン・ノリス

アメリカの俳優。

「アンダー・ザ・ドーム(スティーヴン・キング原作)」などに出演。

ジェーン・マーゴリス/演クリステン・リッター

ジェシーの想い人。

ジェシーが借りている家で、管理人をしている。

 

演:クリステン・リッター

ドラマ「23号室の小悪魔」(2012~2013年)、netflixオリジナルドラマ「(マーベル)ジェシカ・ジョーンズ」(2015~2019)で主演を務めた。

ソウル・グッドマン/演ボブ・オデンカーク

軽くて胡散くさい弁護士。

 

演:ボブ・オデンカーク

コメディアン、放送作家、俳優。

「ブレイキング・バッド」のスピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」では、このグッドマン役で主演を務めている。

グスタボ・”ガス”・フリング/演ジャンカルロ・エスポジート

ファーストフード店「ロス・ポジョス・エルマノス」のオーナー。
裏では、違法薬物販売を取り仕切っている。

 

演:ジャンカルロ・エスポジート

アメリカの俳優。

「レボリューション」「マンダロリアン」などに出演。

2012年には、「ブレイキング・バッド」のガス役でエミー賞にノミネートされた。

ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2第12話のあらすじ、ネタバレ

【外】

ウォルターはスカイラーに電話をかける。

マリーが電話に出る。

スカイラーは出産を終えていた。

 

ウォルターは病院へ急ぐ。

 

【病院】

ウォルターは、産まれたばかりの娘ホリーに会う。

 

スカイラーのそばには、テッドがいた。

なんでもスカイラーは会社で産気づき、テッドが送ってくれたのだとか。

 

【ジェシーが住んでいる貸家】

ジェシーとジェーンが眠っている。

 

ジェーンに父親から電話がくる。

ジェーンは、外へ出かける。

 

ジェシーは、部屋が荒らされ、製造したメス(違法薬物)が消えていることに気づく。

慌てるジェシー。

ジェシーは、寝ている間にウォルターが来たことを覚えていなかったらしい。

 

【更生集会】

ジェーンは、薬物から更生する集会に出ている。父親も一緒だ。

 

【レストラン】

ジェーンと父親が会話をしている。

ジェーンは、タトゥーの仕事について話をした。

 

父親は、ジェシーについて尋ねる。

彼氏じゃないのかと言う父に対し、ジェーンは違うと答える。

 

【ウォルターの家】

ジェシーからウォルターに電話がくる。

メス(違法薬物)が泥棒にとられたと慌てふためいているジェシー。

ウォルターは、そうかと取り澄ます。

ウォルターは、自分がジェシーの家からメスを持ち去ったことを黙っていた。

 

ジェシーは、電話を終えた後、ウォルターからの留守電メッセージに気づく。

 

【プールサイド】

ウォルター、スカイラー、ハンク、マリーが集まっている。

 

ウォルターは、赤ん坊の安全のためプールにアラームシステムを設置したいと打ち明ける。

「お金がかかるわ」とスカイラー。彼女は、すぐに仕事に復帰すると話し始める。

やんわり反対をするウォルター。

 

【ウォルターの家。夜】

赤ん坊が泣き始める。ウォルターは抱き上げてあやす。

 

ウォルターは、赤ん坊を抱き、薬物で稼いだ金を隠している部屋へ向かった。

大量の札束を赤ん坊に見せる。

ウォルターは、「家族のために稼いだんだよ」と語りかける。

 

【教室】

ウォルターが一人で教室にいると、ジェシーが入ってくる。

ジェシーは、「あんたがメスを持って行ったんだな。おどかすなよ、一日中ビビってたんだぞ」とカンカンだ。

ウォルターは、「お前がヘロインか何かで眠っていた間、突然持ちあがった大取引に行ってきた。そのせいで私は娘の誕生を見逃した」と言って怒る。

 

ジェシーは、「取引の分け前48万ドルを寄こせ」と要求する。

ウォルターは、「今お前に金を渡せば、一週間もしないうちに死ぬだろう。」と言って断る。

ジェシーは、「ヘロインはやめたよ。もうクスリはやってない」と答える。

しかしウォルターは、分け前を渡すとは言わなかった。

 

【ウォルターの家】

ウォルターJrは、ウォルターのためにホームページを制作し、寄付を募る。

 

しかし、ウォルターは寄付されるのが気に入らない。

スカイラーにそのことを話すが、スカイラーは息子の気持ちを考え、寄付募集は続けさせてあげてと答える。

 

【グッドマンの法律事務所】

寄付されたくない気持ちをぶちまけるウォルター。

グッドマンは、秘密裏に自分たちでそのホームページにお金を流そうと提案する。

 

【ジェシーの住んでいる貸家】

ジェシーは、「ウォルターが48万ドルの分け前を渡さない」とジェーンに愚痴をこぼす。

 

【クスリの更生集会】

ジェーンの父親が参加している。ジェーンがいない。

 

【ジェシーの住んでいる貸家】

ベッドでジェシーとジェーンが寝ている。

ジェーンのところに、父親から電話がくる。

ジェーンはドアを開ける。

そこには父親がいた。

 

父親は家に入る。

慌てるジェーン。

父親を止めようとするが、父親はズカズカと入る。

父親は、クスリをやった跡とジェシーを見つける。

父親は、ジェシーを追い出そうとする。

 

父親は、「今すぐリハビリ施設に戻れ」とジェーンに言う。

父親は、警察に通報すると言って電話をかける。

彼は、刑務所でクスリを断つしかないと話す。

 

ジェーンは、リハビリ施設に行くと言う。

父親は、「明日リハビリ施設に行け」と話す。

ジェーンは承諾する。

父親は、電話を切って、部屋を去った。

 

「今の本気?」と聞くジェシー。

ジェーンは、「さあね…。でもお金が手に入れば、もう誰にも邪魔されない」と返した。

 

【ウォルターの家】

赤ちゃんを胸に抱くウォルター。

 

そこに、ジェーンから電話がかかってくる。

ジェーンは、ジェシーの取り分48万ドルを渡すように要求する。

ウォルターは、「今ジェシーに金を渡したら、クスリをしこたま買い集めるだろう。ジェシーがクスリをやめたら、渡す」と言って断る。

ジェーンは、「渡さないなら、あなたの犯罪を明るみにするわ」と返した。

 

【ジェシーの住む貸家】

「やりすぎだよ。ウォルター先生はパートナーなんだ」というジェシー。

ジェーンは「パートナーは私よ」と返した。

 

【ウォルターの家】

テレビがつけっぱなしになっている。

ウォルターは悩んでいるようだ。

 

【ジェシーの住む貸家。玄関】

ウォルターは、金をジェシーに渡す。

 

ジェシーは、ウォルターに「もう二度と連絡しないよ」と言う。

ウォルターは、「目を覚ますんだジェシー」と返す。

そんなウォルターに、ジェーンはバタンとドアを閉めた。

 

【ジェシーの住む貸家】

大金を見てジェーンは、「これは自由よ。これだけあればどこにでも行けるし、好きな自分になれる」と喜ぶ。

ジェシーは、「ニュージーランドに行こう。君は絵を描くといいよ。僕は…パイロットになる」と笑顔。

ジェーンは、ジェシーを抱きしめる。

 

ジェーンは、「クスリはやめよう。人に命令されたからじゃないわ。自分たちの意志でよ。」と話す。

ジェシーは「ああそうだな」と返す。

ジェーンは、「残りのヤクは捨てましょう」と言う。

ジェシーは「俺らならできる」と答えた。

 

【バー】

ウォルターが店に入る。

見知らぬ男に出会う。

男と、子供について話す。

ウォルターは知らなかったのだが、実は彼はジェーンの父親だった。



【ジェシーの住む貸家】

ウォルターが家を訪ねる。

ジェシーとジェーンがベッドで眠っている。

 

ウォルターは、ジェシーを揺らして起こそうとする。

そのせいでジェーンは仰向けになる。

 

ウォルターは、ヤクの針を見つける。

どうやらふたりはヤクをやったようだ。

 

ジェーンは、眠りながら嘔吐を始めた。

 

驚くウォルター。

ジェーンは嘔吐を続ける。

 

ウォルターはジェーンをしばし眺める。

ジェーンは目を見開き、静かになる。

 

ウォルターは、涙を流した。

 

ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2第12話の感想

※ネタバレあり

 

  • ジェーン

ただただ、ショックで悲しい回でした。

ドラマを見ていてここまでつらい気持ちになることはあまりないです。

 

ジェーンは印象的なキャラクターでした。

もともと魅力的なキャラクターではあるのですが、登場して割とすぐに亡くなってしまったことが、その印象をより強くしたと思います。

 

  • ウォルター

はじめ観たときはよくわからなかったのですが、ウォルターはジェーンを見殺しにしているようです。

ウォルターがジェーンの嘔吐に気づいたとき、彼は彼女を救命しようとすることもできたはずです。

それなのに、救命しようとしなかった。

彼は、ジェーンを見殺しにしました。

 

ウォルターは、だんだんと鬼畜になっていきますね…。

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