「ワールド・ウォーZ」ってどんな映画?
2013年に公開の「ワールド・ウォーz」という映画はご存じですか?世界中で謎のウィルスの感染により、人々がゾンビ化し襲ってくるという話ですが、新型コロナウイルスが世界中に蔓延している現在、他人ごとではない作品です。ブラッド・ピットが愛する家族を守るため、国連職員として復帰し、世界を救おうと命がけで戦う姿は必見です。早速ご紹介していきましょう!
「ワールド・ウォーZ」のあらすじ
元国連職員のジェリー(ブラッド・ピット)は、妻のカリン、長女のレイチェル・次女のコニーと共にフィラデルフィアで穏やかに暮らしていました。ある日子供たちを学校に送るため、車を走らせていると、町は交通渋滞が起きていて、何やらただならぬ気配がしていました。その時後方から猛スピードで来たバイクが、サイドミラーにぶつかり逃走していきます。ジェリーは様子を見る為、車から降りると突然前方で爆発が起き、後方からは車が暴走し、周りの人々も車を捨て逃げまどいます。逃げまどう人々の中にゾンビと化した人間が次々に人々を襲い、ジェリーも子供たちを連れ必死に逃げ出します。
なんとか町から逃れたジェリー一家は、動く車を見付け郊外へ向かいますが、長女のレイチェルの喘息の症状が出てしまい、吸入器と食料を手に入れるため、人々が押し寄せパニックになっているスーパーマーケットへ向かいます。食料の取り合いで人々は暴徒化し、更にゾンビ化した人間が襲ってくるため、ジェリー達は近くのアパートの一室に避難します。国連時代の仲間のティエリー(ファナ・モコエナ)は、人間をゾンビ化させるウィルスが世界中に蔓延し、感染が拡大している為、ジェリーの経験を生かすため国連職員として復帰して欲しいと連絡します。ティエリーはジェリー一家を救出するため、アパートの屋上にヘリコプターを用意しますが、屋上へ向かう道中にゾンビ化した人間に襲われ、ジェリーは抵抗してもみ合っている最中にゾンビ化した人間の血液が口の中に入ってしまいます。嚙まれなかったためジェリーはゾンビ化せずに済み、ヘリコプターで脱出出来ましたが、匿ってくれた一家はみな感染してしまいました。
国連事務次長のティエリーと合流し、感染は世界規模に渡り、大統領は亡くなり大都市は壊滅状態にあると話します。専門家たちはウィルスの感染源を特定し、ワクチンを作るため発生源を特定すべきと訴え、ウィルス学者のファスバック博士(エリス・ガベル)と共に、ジェリーに最初にゾンビ化した人間が発生した米軍基地に調査に行くよう依頼します。ジェリーが断れば家族もろとも追い出されてしまうので、ジェリーは仕方なく調査を引き受けます。
特殊部隊と共にファスバック博士と米軍基地に到着したジェリーですが、到着早々にゾンビ化した人間「z」を見たファスバック博士は、慌てて逃げだした拍子に転倒し、誤って銃を暴発し亡くなってしまいます。人類を未知のウィルスから救う希望を失ったジェリーと隊員たちは、米軍基地のリーダー スピーク大尉(ジェームズ・バッジ・デール)と共に最初の感染者やどのように広まっていったのかを調査します。
米軍基地には元CIAで北に銃を密売していた男が拘束されていて、エルサレムのユルゲン・ヴァルムブルンという男に会うように言います。手掛かりを掴みたいジェリーはエルサレムに行くため、米軍と一丸となって燃料を補給しますが、運悪くジェリーの携帯電話が鳴り、Zに追いかけられてしまい、ジェリーを助けたスピーク大尉がZに噛まれてしまい自ら殉職し、多くの米軍を犠牲にしながらも、ジェリーを乗せた輸送機は、ウィルスの実態を探るためエルサレムへと飛び立ちました。
「ワールド・ウォーZ」のキャスト
ジェリー・レイン(ブラッド・ピット)
元国連職員で、経験豊富で凄腕の調査員だったため、今回も調査員として復帰するように抜擢されます。妻と、二人の女児の父。
カリン・レイン(ミレイユ・イーノス)
国連職員時代にジェリーがストレスで苦しんだため、復帰を反対していますが、ジェリーが復帰しなければ追い出されてしまうので、家族のために渋々了解します。
ファスバック博士(エリス・ガベル)
ウイルスの発生源を突き止めるため、自ら米軍基地へ調査に行くと志願しますが、実物のZを見て驚き、逃げ出した拍子に銃を暴発し亡くなってしまいます。
スピーク大尉(ジェームズ・バッジ・デール)
米軍基地をまとめるリーダー格。全力でジェリーを守ろうとして、Zに噛まれてしまったため、自ら殉職してしまいます。
「ワールド・ウォーZ」の感想・まとめ
ウィルスによる感染が広がり、「パンデミック」など新型コロナウイルスの感染で聞きなれた言葉が出てきたり、暴徒と化した人々が物資を求めパニックになり、スーパーへ押し寄せるシーンなど、これからの未来に本当に起きそうなことばかりで他人ごとではない作品です。「Z」が雪崩のように襲ってくるシーンは迫力が凄すぎて、思わず目を覆ってしまいたくなるほどですが、終盤にブラッド・ピットとZの1対1の対決はハラハラして見応え十分です。怖いけど最後まで観たいと思わせてくれるような作品ですので、ぜひご覧ください。