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映画『舟を編む』あらすじ・キャスト・感想(評価)・まとめ

2012年本屋大賞第1位の、三浦しをんのベストセラーの映画化作品です。

“大渡海”という新しい辞書を作るため、辞書「舟」を編集する「編む」人々の姿を描いた感動エンターテインメント。

〈マジメって、面白い〉。言葉を集める辞書編集者の、時代を超えてそれを伝えていこうとする想いが溢れる物語です。

 映画『舟を編む』のあらすじ、キャスト、感想(評価)をまとめてみました。

映画『舟を編む』概要

公開日:2013年4月13日

上映時間:133分

【スタッフ】

監督:石井裕也

原作:三浦しをん

映画『舟を編む』あらすじ

 1995年、辞書編集38年の編集者・荒木が定年を迎えるにあたり、荒木の仕事ぶりに惚れ込んでいた辞書監修者の松本は、どうしてもやめるなら後任になるような人材を探してきてほしいと頼みます。

 西岡づたいに馬締の存在を耳にする荒木。「右」を定義せよという荒木の質問に見事解答し合格した馬締は、玄武書房の辞書編集部に入ることになりました。

 松本が熱意を燃やす、新しい辞書「大渡海」の編纂が始まり、編集部は一丸となって約10年はかかると言われる大規模な作業に入っていくのでした。

 その中で変化してくる編集者たちの環境の変化や新しい出会いと別れ、そして自分たちの成長。それとともに「大都会」への想いは、どんどん強くなっていくのでした。

映画『舟を編む』キャスト

【キャスト】

馬締光也:松田龍平

 出版社の営業でしたが、言語学部の院卒で変人と噂されているのを荒木が聞きつけ、玄武書房の辞書編集部にスカウトされました。

 

荒木公平:小林薫

 玄武書房で38年間辞書編集一筋の定年間際の編集者です。

 

松本朋佑教授:加藤剛

 荒木の仕事ぶりに惚れ込む辞書監修者です。

 

林香具矢:宮崎あおい

 タケの孫で、板前修業のために京都から東京に出てきています。

 

西岡正志:オダギリジョー

 荒木の部下で、社交的なタイプです。のちに宣伝部に異動になります。仲間想い。

 

岸辺みどり:黒木華

 元ファッション誌の編集者で、整理整頓が上手いです。

 

タケ:渡辺美佐子

 馬締の下宿先の大家です。

 

三好麗美:池脇千鶴

 西岡の恋人です。社内恋愛(会社では距離を置くようにしている)で同棲しています。

映画『舟を編む』感想(評価)

 馬締のキャラクターが実におもしろかったです。

 堅い内容なだけに、エンターテインメント要素を彼が思い切り入れてくれていたおかげで、飽きずに最後まで楽しく観ることができました。香具矢の自然体だが強い引力を纏うお芝居もかすんしまうくらい、馬締のキャラクターには引き付けられました。

 そして生き方自体が辞書編集者であった馬締は、最高に自分に合う仕事と出会えて、最高のパートナーにも恵まれ、とても幸せだったと思います。

 役者も揃う、とてもおもしろく見ごたえのある映画でした。

映画『舟を編む』まとめ

 何か一つのことに全身全霊をかけて取り組める、最高の仕事を描いた作品でした。

 馬締をはじめ編集者たちの熱い想いに触れることのできるお話。困難なことがあっても、仲間たち一人一人の努力と協力で大きな波も小さな波も乗り越えられる。仲間の想いを大切にし合う人たちに、心が温まり熱いものがこみあげてきます。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。