映画『男はつらいよ 寅次郎春の夢』あらすじ・キャスト・感想(評価)・まとめ

映画

 下町人情喜劇『男はつらいよ』シリーズ第24作。

 自分の考えや気持ちをはっきり言葉にするアメリカ人と、表には出さず察することを重視する日本人の、コミュニケーションをテーマにしたお話になっています。

 映画『男はつらいよ 寅次郎春の夢』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。

映画『男はつらいよ 寅次郎春の夢』概要

公開日:1979年12月28日

上映時間:104分

配給:松竹

観客動員数:184万1000人 (前作は172万6000人) 

配給収入:12億2000万円 (前作は10億7000万円)

 

ロケ地…和歌山(和歌山県)、アリゾナ(アメリカ)

 

【スタッフ】

監督・原作…山田洋次

脚本…山田洋次、朝間義隆、栗山富夫、レナード・シュレイダー

撮影…高羽哲夫

音楽…山本直純

美術…出川三男

映画『男はつらいよ 寅次郎春の夢』あらすじ

 ビタミン剤のセールスをするためにアメリカから日本にやってきたマイケル・ジョーダン。商売はうまくいかず、泊まる宿に困っているところを御前様のアイデアでとらやに下宿させてもらうことになりました。親切にしてくれるとらやの人々に囲まれ、幸せに過ごすマイケル。

 そこへ旅から寅次郎が帰ってきます。マイケルと出くわし、アメリカ嫌いの寅次郎は彼と対決を試みようとしていると、そこへ満男の英会話教室の先生である高井めぐみが、美しい母・圭子とともに現れ事態は一転します。

 下宿を許した寅次郎。仕事に行っても思うようにセールスがいかないマイケルの気持ちを察して優しく振舞うとらやの人々に感謝するマイケルは、そうするうちにさくらのことを好なってしまいます。

 夫婦でありながら相手への気持ちや感謝の想いを人前でなかなか口にしないさくらの夫・博の様子を見たマイケルは、さくらに自分の想いを告げ博は本当にさくらを愛しているのかと問いかけます。それを受けたさくら、そしてそのことを知った寅次郎は。

映画『男はつらいよ 寅次郎春の夢』キャスト紹介

車寅次郎…渥美清

 14歳の時に父親(今は他界している)とケンカ別れして家を出てから、20年間故郷に帰らずに旅に出ていましたが、第1作目で帰ってきて以来、旅に出たり帰って来たりを頻繁に繰り返すようになりました。異母兄弟の妹さくらがいます。家業はテキヤ。

 

諏訪さくら…倍賞千恵子

 寅次郎の異母兄弟です。博と息子の満男と3人で暮らしています。

 

高井圭子…香川京子 《マドンナ》

 英会話教室をする高井めぐみの母です。夫とはアメリカで死別し母娘の二人暮らしをしています。

 

御前様…笠智衆

 柴又帝釈天のご住職です。

 

車竜造(おいちゃん)…下条正巳

 寅次郎の父親の弟です。寅次郎とさくらにとっては、叔父にあたります。さくらの育ての親。和菓子「とらや」の店主です。3代目おいちゃん。

 

車つね(おばちゃん)…三崎千恵子

 おいちゃんの奥さんです。寅次郎とさくらにとっては叔母にあたります。実の子供はできませんでしたが、さくらの育ての親です。和菓子「とらや」をおじちゃんと一緒に切り盛りしています。

 

諏訪博…前田吟

 共栄印刷の職工のひとりです。狭いながらも自分の家を買い、さくらと息子・満男の3人暮らしです。実家は岡山県。

 

小倉梅太郎(共栄印刷社長・タコ社長)太宰久雄

 とらやと親戚付き合いをしている、とらやの隣にある印刷工場の社長です。手形の期限に追われては、中小企業の大変さやつらさをこぼしています。妻とはお見合いで結婚し、子だくさんの父親。

 

諏訪満男…中村はやと

 博とさくらの一人息子です。

 

源公…佐藤蛾次郎

 帝釈天の寺男をしています。

 

マイケル・ジョーダン…ハーブ・エデルマン《ゲスト》

 アメリカからやってきたビタミン剤を売るセールスマンです。お金がなく宿を探していた時にとらやに行きつき、御前様の一声で下宿することになりました。

 

高井めぐみ…林寛子《ゲスト》

 柴又で英会話教室を自宅を使ってやっている英会話講師です。アメリカからの帰国子女で、父親をアメリカで亡くし現在は母と二人暮らし。

映画『男はつらいよ 寅次郎春の夢』感想(評価)

 国を越えた文化や習慣の違いを、人間関係のドラマの中で心で知ることができ、とても面白い内容でした。アリゾナの撮影はまるで海外映画のようで、車が走っていくのを空から映した最後のシーンは、実にかっこよかったです。

 告白されたさくらがとても心を痛めているのも可憐で美しく、恋心のざわめきと締め付けらえる息苦しさを、彼女の様子を通して肌で感じることができたようでした。寅次郎からの電話の場面は、斜め後ろ30度くらいからのさくらの首元が頼りなさげでとても素敵。 

映画『男はつらいよ 寅次郎春の夢』まとめ

 アメリカの素敵な習慣も、日本人のかっこよさもどちらも楽しめる物語です。

 寅さんは老若男女そして国籍も問わず、その人の気持ちや想いにまっすぐ向き合って接する。たくさん傷ついた分だけ、人には優しくできるようになりますが、寅さんのような人物はやはり他にいない唯一無二の存在ですね。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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