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「アナイアレイション」あらすじ
全滅領域という不思議な世界に誰もが夢中になること間違いなしの映画です。
主人公は生物学者で大学の教授をしているレナです。
レナには恋人がいるのですが彼は秘密の任務に行かなくてはならない、とだけ言い残しその日を境に姿を消してしまいます。
彼は一年経っても帰ってくることがなかったのでもうどこかで死んでしまったのではないかと落ち込む日々を過ごしていました。
ある日突然そんな彼が家に帰ってくるのです。
レナはたいそう喜び彼に飛びついて彼の帰還をとても喜びます。
彼の様子に少し違和感を感じながらも帰って来てくれたことにほっと胸をなでおろしていました。
いなかった間何をしていたのか彼に問いただしますが、彼は何も答えてくれません。
リビングにてきちんと話を聞こうとしていると彼が口をつけたコップには血が充満しています。
驚いたレナはすぐに救急車を呼んで一緒に乗り込みます。
救急車が病院へ向かう途中、何台もの車に囲まれて襲われてしまいます。
目を覚ますとエリアXという場所になぜか連れてこられていました。
心理学者のヴェントレスという女性から彼を助ける方法について話をされます。
彼は大量の内出血をおこして多臓器不全という重体でした。
この原因がウイルスなのかそれとも放射線のようなものなのかわからないとのことです。
レナは彼を救うためにこの謎の病気を突き止めるべく動き出すことを決意しました。
彼はブラックウォーター国立公園に侵入してからこうなったことを聞かされたのです。
ここは三年前にある日突然シマ―という光に包まれてからなにか化学現象が起きて奇妙なことが続いていたのです。
未知の世界であるシマーに包まれた場所は、いったいどんな世界であるのか。
彼を危険な状態から救うべくレナはシマーの中へ入っていくのです。
「アナイアレイション」キャスト紹介
ナタリー・ポートマン(レナ役)
1981年6月9日
イスラエル出身の女優
この映画では生物学者である主人公レナを演じる
ジェニファー・ジェイソン・リー(ヴァントレス博士役)
1962年2月5日
アメリカの女優
この映画では心理学者を演じる
ジーナ・ロドリゲス(アニャ・ソレンセン役)
1984年7月30日
ヒスパニックの血をひくアメリカの女優
この映画では救急医療隊員を演じる
「アナイアレイション」感想(ネタバレ)
かなり信じられないことばかり起こる世界なので中々最初は理解するにも時間がかかりました。
シマ―の中での生活をする主人公たちを見ているときはもうハラハラしていました。
次々と予想もできないことが起こるのでずっとハラハラしています。
また、想像を超える生物の登場にとてもびっくりしました。
人間の生態を奪って襲ってくる生物は恐ろしくこんな生物が存在する世の中はとても怖いな、と想像して恐ろしい気持ちになっていました。
同じ根っこから生えているお花一つ一つの形や色が違うなど現実世界では考えられない生物ばかりの世界でとても興味を引き付けられました。
普段では想像できない世界がシマ―の中にはあるのでどんどんシマ―の世界にハマっていっていました。
シマ―の世界は遺伝子レベルで細胞がどんどん分割されていきます。
指紋が動いていたり、臓器がうごいていたりと想像するだけでもゾッとします。
エンディングに近づくにつれてかなりのクライマックスになるのですが、彼がどうやって今に至るのかがわかったときあまりすんなり入ってきませんでした。
しかし最後のシーンにて全ての意味が繋がっていきとてもスッキリしました。
不思議な世界にとても引き込まれました。
「アナイアレイション」評価
この不思議な世界を創造できたこの映画のレベルの高さに驚きました。
最初から異様な雰囲気でシーンが進んでいくのですが、振り返ってみるとそこからずっと伏線が張られていて気づくのは最後の最後という流れです。
最後やっとスッキリできるこのストーリーの構成にも感動しました。
また、主人公と一緒にシマ―に入っていった登場人物たちのそれぞれの最後も残酷ではありますがどこか最後を連想させるようになっています。
この異様な雰囲気の世界にいつの間にか自分自身も一緒に入って旅をしている気分になれる映画です。
最後に
この異様で不思議な雰囲気の世界にぜひ一緒に飛び込んでみませんか。
主人公の強さに憧れをもちながらも彼のために一生懸命な姿には感動させられます。
シマ―の世界で彼と主人公が見た世界はどんなものだったのでしょうか。
ぜひご自身の目で確かめてみてください。