「メン・イン・ブラック」ってどんな映画？
「メン・イン・ブラック」のあらすじ
ニューヨーク市警の刑事ジェームズ（ウィル・スミス）は、犯人を自慢の瞬足で追いつめますが、犯人は捕まる寸前に飛び降り自殺をしてしまいます。犯人が普通の人間ではなくエイリアンだったと訴えるジェームズを、遺体の検視を担当した検視官のローレル・ウィーバー(リンダ・フィオレンティーノ)だけは信じてくれましたが、同僚や上司は誰も相手にせず信じてくれませんでした。その後、ジェームズの元にKと呼ばれる黒服の男（トミー・リー・ジョーンズ）が現われ、Ｋはローレルに赤い光を見せて「人間ではない物」も見た記憶を全て消去してしまいました。
エイリアンを自らの足で追い詰めたジェームズを高く評価していたＫは、ジェームズにMIB(メン・イン・ブラック）へ来るように勧めました。MIBにはジェームスの他にも、各界からのエリートが集められており、筆記試験や拳銃の実施試験など数々の試験を受けますが、ジェームズの突拍子もない行動はどれも他の候補生とは違っていました。候補生の試験を担当したMIBトップのＺは、ジェームズを押してくるＫに根負けして、ジェームズを新しくMIBに迎え入れることにしました。Ｋはジェームズに、地球上には現在も数々のエイリアンが潜んでおり、エイリアンが犯罪を犯したりしない様に監視し、更に世の中にエイリアンの存在を知られないようにすることが、秘密機関MIBの任務だと説明しました。MIBのエージェントとなることを決意したジェームズは、自身の身分や指紋に至るまで、全てを抹消し「エージェントＪ」として生まれ変わりました。
Kと共に活動を始めた新米エージェントのJは、農場に落下した円盤を捜査に行きます。エイリアンは農夫の体に入り込み逃亡し、地球滅亡だけでなくやがて銀河系をも巻き込むの大事件に発展し、ＫとＪは地球と銀河を守るためエイリアンとの闘いに挑みます。
「メン・イン・ブラック」のキャスト
エージェントＫ（トミー・リー・ジョーンズ）
MIB創設時からＪと共に地球を守り続けているMIB史上最強のエージェント。いつも眉間にしわを寄せ、しかめっ面をしている為、お調子者でよく喋るＪとはぶつかることも多々有りますが、Ｊの正義感の強さと抜群の行動力と身体能力を高く評価しています。
エージェントＪ／ジェームズ（ウィル・スミス）
- 元ニューヨーク市警の刑事。強い正義感と、高い身体能力をＫに認められ、MIBのエージェントとなります。頭の回転が速く、常に喋り続けているため、寡黙で無口なＫとは名コンビとも言えます。
ローレル・ウィーバー(リンダ・フィオレンティーノ)
死体解剖を専門とする女性検視官。Ｊの前で自殺した犯人をエイリアンだと見抜きますが、Ｋに記憶を消されてしまいます。その後も人間に扮したエイリアンが殺される度に解剖するが、その都度Ｋに記憶を消されてしまいます。バグに人質にされますが強い行動力と勇気で立ち向かいます。
Ｚ（リップ・トーン）
MIBの創設者。ニューヨーク本部の責任者。Ｋと共に長きにわたって地球を守り続けています。
バグ/エドガー（ヴィンセント・ドノフリオ）
銀河を手に入れる為地球に円盤ごと落下したエイリアン。農夫のエドガーの体に入り込み、地球で「ある物」を探しています。
フランク
マンハッタンに鍵屋に住むパグ犬の姿をしたエイリアン。Ｋに情報を教える情報通。次作の「MIB2」ではＪの相棒となりスーツ姿で登場します。Ｊ以上に口が達者。
「メン・イン・ブラック」感想・まとめ
- メン・イン・ブラックシリーズの第1弾にして、トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのコンビで、更に監督は「アダムス・ファミリー」のバリー・ソネンフェルドとくれば面白くないわけがありません！そしてスティーヴン・スピルバーグがプロデュースを務めるとなれば大人も子供も楽しめるＳＦコメディー大作に間違いはありません。
「アダムス・ファミリー」を観た人なら納得されるかと思いますが、まずクスッと笑ってしまう「小ネタ」が満載です。小ネタに輪をかけて、トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのコンビが面白さを倍増させてくれています。映画前半のMIBの候補生の試験をＪが受けるシーンはその代表的なシーンですので、ぜひ注目して観ていただきたいシーンです。さらにフランクと呼ばれるパグ犬が登場しますが、Ｋがフランクから情報を聞き出そうと、パグ犬を抱きかかえ振り回すシーンは何度見ても笑えます。
※MIBシリーズや、ウィル・スミスの作品は吹替えでご覧になって頂くことをオススメします。
このシリーズはどこから観ても面白いですが、やはり1作目から観て頂くのが内容も繋がり面白さも倍増しますので、ぜひ今作からご覧になって頂き、「MIB2」「MIB3」「MIBインターナショナル」をお楽しみください。