今回はアダムサンドラー主演の『俺のムスコ』(原題 That’s My Boy)をご紹介します。
2012年アメリカのコメディ映画で、日本では劇場公開されていませんが、ネットフリックス映画で配信され、人気の作品となっています。
13歳のとき、自分の担任と関係をもち、その先生は妊娠し、レイプ罪で30年の刑を受けます。
疎遠になった息子が結婚を控えているところに、父親役のアダムサンドラーがお金を借りに現れるところから面白いストーリーが始まります。
父親を認めておらず、毛嫌いする息子ですが、さてどうなるのでしょうか。
単純に笑えますのでぜひ見てくださいね。ネタバレありです。
【俺のムスコ】キャスト紹介
- ドニー・バーガー (アダム・サンドラー)
- トッド・ピーターソン(ハン・ソロ・バーガー) アンディ・サムバーグ
- ジェイミー・マーティン ( レイトン・ミースター)
- メアリー・マクギャリクル (スーザン・サランドン)
- 若い頃のマクギャリクル (エヴァ・アムリ・マルティーノ)
- ブリー (シアラ)
- シャンペール (ルネル)
- ヴァニラ・アイス (本人役)
【俺のムスコ】あらすじ
13歳のおませなドニーは担任のマクギャリクル先生と関係をもち、その結果息子が生まれます。
名前は「ハン・ソロ」……インディージョーンズ……そこからハン・ソロの苦難の人生が始まります。
背中には、その当時の人気アイドルグループのタトゥーを入れられたり、まともに育ててもらえなかったハン・ソロは18歳で父親のもとを去ります。
そして名前を変え、ビジネスで成功し、結婚式を控えていました。
ドニー(アダム・サンドラー)はろくに働きもせず、行きつけのナイトクラブで飲んでばかりで、ある日税金の滞納で、刑務所行きになりかけます。
偶然ドニーは息子がトッドと名前をかえ、大成功していると新聞で知り、お金を援助してもらうため結婚式前で幸せな息子を尋ねます。
気ままな父親が嫌で元を去ったトッド、結婚相手ジェイミー家族たちと食事をしているところに縁を切ったはずの父親が現れ、とっさに友達だと言ってしまいます。
ドニーを追い払おうとするトッドですが、人間としては魅力的なトッドはみんなからウケがよく、気持ちよく受け入れられます。
そして結婚式までの間、ドニーはトッドやその家族と過ごすことになります。
男性陣をキャバレーに連れて行ったり、やりたい放題。でも遊びの達人のドニーはみんなを喜ばせます。
トッドはそんなドニーに不満が募りますが、式の日はどんどん近づいてきます。
新婦のジェイミーを信じ、結婚を心待ちにしているトッド、でもジェイミーが男たらしで、実の弟ともできていることをドニーが知ります。
結婚式で、ドニーはそれを暴露させ、ドニーとトッドは悪態をついて式を去ります。
やっぱり俺はドニーのムスコの「ハン・ソロ」だと確信した瞬間でした。
最後はドニーが全財産をかけた博打で大当たりし、息子に借金をせずに済みます。
【俺のムスコ】見どころ
ドニーはとんでもなく遊び人で、息子の婚約者のおばあちゃんとも関係を持つオールラウンドプレーヤー。
でも人間としての魅力や面白みをはんぱなく持ち合わせているんですね。
親友のヴァニラ・アイスの母親とも知らなかったとはいえ、関係を持ち、一度はヴァニラに縁を切られてしまうほど、でも最後は無事に友情を取り戻します。
時々、オシャレなヘアスタイルで登場するアダムサンドラー、これもブラックジョークとしての計算なのでしょうか?似合ってなさ過ぎて逆に笑ってしまいます。
しかもそのヘアスタイルや服装をを息子に注意され、セットして登場するんですが、日本でいう志村けんレベルのニヤっとさせてくれるセット具合。単純におもしろいです。
上着はジャケットなのに、なぜ短パンなんでしょうね。アダムは大抵の映画で短パンですがそんなに好きなんでしょうかね。
常連のニックスウォードンの役柄もおバカすぎ、ドニーが常連のクラブに出入りする不思議で気持ち悪い役でちょっと引きましたが……いつもアダムの映画にスパイスを差し込んでくれますね。
同じく常連のアダムの妻ジャッキーサンドラー、たいていアダムのことをさげすんだり、軽蔑の目を向ける役柄で、これもアダムのブラックジョークの光るところでした。
【俺のムスコ】感想・まとめ
アメリカではおなじみの、不名誉なゴールデンラズベリー賞を出演者全員がノミネートされるなど批判が多かった映画のようですが、私は単純に笑えて面白かったです。
コメディ映画なんだから、批判なんかせず、素直に笑えば楽しいですけどね。批判はつきものなのでしょうかね。
1990年代世界中で爆発的に人気があったアイドルグループ『ニューキッズオンザブロック』のタトゥーを息子の背中に入れるブラックジョーク、
息子が成長して体が大きくなり、そのタトゥーの頭がでかくなったのにも笑えました。
遊び仲間としてはめちゃくちゃ面白いので友達にはなりたいとは思いますが、深くは関わりたくない人ですね 笑
相変わらずアダムサンドラーのコメディ映画で死ぬほど笑わせてもらいました。