ますます見逃せない映画やドラマの配信が増えきたネットフリックスですが、
今回は2019年グレッグ・プリティキン監督のアメリカンコメディ映画 原題 The Last Laugh
『未知との遭遇』『陽の当たる教室』『ジョーズ』のリチャード・ドレイファスと、70年代に活躍したコメディアンのチェビー・チェイスのダブル主演 『ラストツアー』をご紹介します。
まず「おじいちゃんになったねー」が 第一印象でした。
未知との遭遇はそれだけ昔の映画だったのかと改めて感じましたが、
年齢なんてただの数字さ!ということを二人の名演技で証明してくれた気がしましたね。
二人のおじいちゃんが、なぜかいとおしく可愛くて涙が出るシーンもあり、
笑ってちょっと泣ける映画を見たい方におすすめ!
ネタバレがあるので気を付けてくださいね。
【ラストツアー】キャスト紹介
- アル(チェビー・チェイス)
- バディー(リチャード・ドレイファス)
- ドリス(アンディ・マクダウェル)
- ジーニー(ケイト・ミクィッチ)
- クリス(チャーリー・グリーン)
- マックス(ルイス・ブラック)
- ジンボ(リチャード・カインド)
【ラストツアー】あらすじ
50年前にコメディアンを引退した後、医者になりそして、老人ホームでそれなりに楽しんでいるバディ。
孫からのすすめで老人ホームに入居したアルは元芸能マネージャー、まだまだやれると感じています。
そんな二人が偶然にも老人ホームで出会い、アルがバディを昔のようにツアーに回ろうと誘うのですが、
バディはここで人生の終焉を迎えようと心を決めているようで、彼女もいるし、あまり乗り気ではなかったものの、
ここでは毎日のように仲間が救急車で運ばれたり、亡くなったり……
ある日バディの彼女が亡くなってしまいます。
そこでバディはやり残した夢をアルと一緒にかなえることを決めるのです。
マネージャーアルの運転で、 夢はでっかく、ラスベガスからニューヨークまでの全米ツアー。
バディははじめ、ナーバスになっていたものの、次々、ツアーを成功させます。
【ラストツアー】見どころ
知らないかたはピンとこなかったでしょうが、アルを演じたチェビー・チェイスは有名なコメディアンなんですよ。
彼が出演していた、アメリカの人気コメディ番組『サタデーナイトライブ』というのは今では45年ほど続いている超長者番組!
アダムサンドラーやエディーマーフィー、ティナフェイ、トムハンクスなどそうそうたるメンバーが出演してスターへの足掛かりを作った番組です。
コメディアンのチェビーがマネージャーで、名優リチャードがコメディアンと意外な配役でしたが、リチャード演じるバディー面白かったですよ!ウケなくて、お客さんにビール瓶を投げられるシーンとか……
80歳のおじいちゃんなんだから、いたわってあげてよ!と思いましたけど、ビール瓶を投げたのもおばあちゃんだったんで、ちょっとクスッときました。
レストランで食事を待っている間、二人ともぐったり死んだかのように寝ているシーンは、やる気はあっても体がついてこない可愛いおじいちゃんがうまく表現されていましたね。
そんなコメディ映画なのですが、やっぱり悲しい話を差し込んでくれます……
バディはすい臓がんを患っていて、余命僅か。
息子のチャーリーがツアーを辞めるよう説得にくるのですが、父親の姿を見て応援することを決めます。
最後までアルとバディは、全米ツアーをまわり切り、成功させて終わります。
【ラストツアー】感想・まとめ
『ラストツアー』のキャスト、あらすじや、主演のチェビー・チェイス、リチャード・ドレイファスの経歴をご紹介しました。
年齢に見合った余生を送ろうとする人と、いつまでも夢を追う人、価値観や、余生の送り方は人それぞれですが、
アルとバディーのように、夢をいつまでも追い続けるパワーは見習いたいところでした。
心の底から感じたのは、
歳だから!ってあきらめずにやり残したことを実現した二人はすごく素敵でした。
チェビー演じるアルはドリスという彼女まで作っちゃいましたしね。イケイケゴーゴーですよ、古いですけど……
自分の親であったり、おじいちゃんが夢を追いかけ走り回ってくれるのは、心配はあるものの、とても幸せなことだろうなと感じました。
冒頭でも述べましたが、歳なんてただの数!ということを教えてもらえた映画でした。