ネットフリックスで人気急上昇中の2012年アメリカのコメディ映画 『40歳からの家族ケーカク』(原題 This Is 40 )をご紹介します。
この作品は『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』のデビーと、ピート夫婦のその後のストーリーで監督は同じく、ジャド・アパトーです。
噛み合わないピートとデビー夫婦、 思春期の娘との関係やピートの事業のこと、父との関係など、どの家庭にもあるような問題を抱えながら、
時には激しく喧嘩になったり、または愛し合ったりと家庭を守るために努力する夫婦の姿がえがかれています。 ピートたちは幸せになれるのでしょうか?
ネタバレアリです。
【40歳からの家族ケーカク】キャスト紹介
- ピート ( ポール・ラッド)レコードレーベルの経営者で事業がうまくいっていない
- デビー (レスリー・マン )ピートの妻で洋服店を経営している
- セイディ (モード・アパトー)ピートとデビーの13歳の長女で思春期真っただ中
- シャーロット (アイリス・アパトー )ピートとデビーの8歳の次女
- ジェイソン (ジェイソン・シーゲル )デビーのトレーナー
- ジョディ (シャーリン・イー )デビーの店の店員
- ペレグリーノ博士 -(ティム・バグレー)デビーが通う産婦人科医
- キャサリン (メリッサ・マッカーシー)ジョセフの母親
- デジー (ミーガン・フォックス )デビーの店の店員
- ラリー (アルバート・ブルックス)ピートの父親、ピートにお金をせびる
【40歳からの家族ケーカク】あらすじ
デビーとピートはお互いに40歳を迎える夫婦、なにかと意見がぶつかりあって、毎日喧嘩が絶えなせん。
デビーが先に40歳の誕生日を迎えますが、なぜかケーキには38歳のローソクが……
私は絶対40歳じゃないと本気で言い張るデビー、まあまあ場の空気をさげる人のようですね。
ピートがデビーを喜ばせようとしたことも、否定するし、なにかとピートに対して不満があるデビー。
お互いにイライラする毎日で、思春期の長女が大したことでもないのに、ヒステリックに家中で叫びまくります。
ピートはお金をせびる父親をもち、デビーは8歳の頃に疎遠になって、孫たちに一度も会ったことがない父親との関係を取り戻そうとします。
家族の絆を取り戻すきっかけ作りに、ピートの40歳の誕生日パーティーは盛大に開かれます。
デビーの友人夫婦や、ピートの父親家族、デビーの父親がそろいました。
そこでデビーが言った一言が気に入らなかったらしく、ピートの父ラリーがくってかかります。
しまいにはデビーの父親にまで飛び火。なんかもう無茶苦茶。
それが嫌で、ピートは自転車で飛び出してしまい、途中で車と事故を起こしてしまします。
病院に運ばれたピートは幸い大事には至りませんでしたが、ピートの父親がタクシー代がないとお金をせびり、帰っていきます。
お金をせびる人はとことんせびるんですね……
それから二人は今までのことを反省し、デビーが3人目の子供ができたことで又関係を取り戻します。
【40歳からの家族ケーカク】見どころ
40歳を迎え、現実を受け入れたくないデビー、思春期の娘の扱いに悩み、夫との意見のぶつかり合いでのストレスなど、どの家庭にもある悩みを抱えながら生活する毎日。
ピートは自分の事業がうまくいかず経済的に苦しいので、お金はもう貸せないと父親に伝えるのですが、なんとその父親は、ピートに自分が節約しろというんです。
自分も再婚して子供が3人もいて大変だし、子供を殺せというのかとも……あり得ないですよね。
個人的にピートの父親ラリーに一番ムカつきました……まあそれはさておき、
ピートがバイアグラを飲んで妻を喜ばせようとしたのに、バイアグラがないと、私に欲情しないのかと責めるデビー。
40歳のデビーは、38歳だと言い張り、どこでも歳をごまかす癖があるのですが、バイアグラより、年齢詐称の方がよほどタチが悪いと思うのは私だけでしょうか?
デビーを演じたレスリー・マンが綺麗なので、許しますけどね……結局見た目です。
女性ならではなのか、何かとルールを決め、理想通りにことを進めようとするデビーですが、男性ってそういうの邪魔くさがるんですよね。
ピートもそういうところにイラついて喧嘩になるんですが、やっぱり二人は愛し合っていて仲直りをします。
【40歳からの家族ケーカク】感想・まとめ
この映画は冒頭でも触れましたが「無計画の命中男ノックトアップ」でヒロインアリソンが居候していた、姉夫婦のその後のストーリーです。
その当時から、自己主張の強い妻デビーでしたが、更にパワーアップして帰ってきましたね。
前作からの続きと考えると、もしや離婚するのでは?と思いましたが、デビーとピートは愛し合っているんですよね。
ほおっておいてあげればいいのに、夫婦だからと逐一夫に干渉を入れるデビーに私もちょっと邪魔臭い気がしましたが、
夫婦だからこそ共有したいことや、理解してほしいと思うデビーの気持ちも分からなくはなかったです。
もう少し歩み寄るというか、引いたら自分も楽なのにな?との思いもチラホラ感じながら見てしまいましたが、自分事ならどうでしょうかね。
40歳といえば、人生の折り返し地点といわれ、いろんなことが降りかかってくる年齢です。
こんなこともあるある!とまさに、あるあるが沢山で、共感したり、感情移入する場面が沢山でした。