今回は『ビッグ・ダディ』(原題 Big Daddy)をご紹介します。
アダムサンドラー主演、監督は『嘘つきは結婚の始まり』など沢山の作品ででタッグを組んでいるデニス・デューガン。
1999年にアメリカのコメディ映画です。
定職に就かずふらふら毎日を過ごしているアダムー・サンドラー演じるソニーの元にジュリアンという5歳の男の子がやってきます。
ソニーはジュリアンを育てる決意をするのですが、ソニーに子育てができるのでしょうか?
初々しいアダム・サンドラーを見ることができますよ。ネタバレアリです。
【ビッグダディ】キャスト紹介
- ソニー( アダム・サンドラー)
- レイラ ジョーイ(ローレン・アダムス)
- ケヴィン ジョン(ジョン・スチュワート)
- ジュリアン (コール・スプラウス)
- アーサー(ジョシュ・モステル)
- コリーン(レスリー・マン)
- 配達人( ロブ・シュナイダー)
【ビッグダディ】あらすじ
弁護士の父を持つソニー(アダム・サンドラー)はロー・スクールを卒業したのにも関わらず、司法試験を受けず、定職にもついていません。
ガールフレンドのバネッサもソニーの生活態度に愛想をつかし気味。いずれ、超年上の彼氏を作ってしまいます。
そんなある日、ルームメートのケヴィンが仕事で中国に出張し直後、彼の息子だと名乗るジュリアンという幼い男の子ががソニーの元に現れます。
ジュリアンの面倒を見ることを決めたソニー。
そこから男二人の生活が始まり、ソニー流でジュリアンを育てていきますが、なかなかの悪ガキに育ちます。
学校でも先生から注意を受けるほどで、そこがこの映画の面白いところなんですね。
ソニーはジュリアンとの絆を深めます。どんどん、彼を手放したくなくなるのですが、福祉課に虚偽の報告をしていたことがバレて、ジュリアンと離れ離れに……
その一方で、ソニーはケヴィンのフィアンセの姉である弁護士のレイラと付き合うようになります。
ソニーは誘拐罪で裁判にかけられますが、そこへジュリアンの父親のケヴィンが出張から戻ります。
レイラや友達の弁護士の助け、ケヴィンの証言もあり、刑務所行きは免れます。
ジュリアンはケヴィンがゆきずりで関係を持った女性が産んだ子で、母親は不治の病で命が長くなく、ケヴィンへゆだねたことが分かります。
ケヴィンはコリーンと結婚し、ジュリアンを引き取り育てます。
ソニーも三年後、レイラと子供をもうけ、念願だった弁護士になります。
【ビッグダディ】見どころ
ソニー流、男の子育てとはこうだ!を見た気がしましたね。
怒られるんですが、立ちションを教えたり、爆竹を教えたり、男の子が大好きで、やりたくてもできないことを思いっきりやるんですアダム・サンドラーのセンスで。
学校の観葉植物の鉢植えにおしっこをしてしまうジュリアンには笑ってしまいました。
帽子の上に、お鍋を乗せていたり、安全対策ばっちりでやんちゃをするとても愛らしい二人。
ジュリアンをクラブに連れて行ったりとハチャメチャですが、なにせ5歳の子供ですから、オネショや吐いたりなんてしょっちゅうです。
母親なら、きちんとかたずけるところなんでしょうが、新聞紙をかぶせたり、雑ではあるけどソニー流のお世話。
失敗して怒られるより、ざっくり世話してくれるお父さんがわりがジュリアンからするとまさに「ビッグダディ」
透明人間になれるとサングラスをジュリアンにかけさせてあげるソニーですが、ソニー自信が子供ですね。自分ややりたかったこと全部させてあげてる感じで、いいシーンでお勧め。
のちにジュリアンの義理母になる、 コりーン(レスリー・マン)が昔働いていた『フーターズ』をソニーは執拗にいじっていましたが、そこはちょっと謎でした。
アダムサンドラーの映画ではほぼレギュラーで、ホームレスのとぼけたおじさんがハマり役のロブシュナイダーもみどころの一つです。
【ビッグダディ】感想・まとめ
この映画は第20回ゴールデンラズベリー賞の最低主演男優賞をアダム・サンドラーが受賞。
最低作品賞でコロンビア映画 にノミネート、ロブ・シュナイダーが 最低助演男優賞に、デニス・デューガンが 最低監督賞 にノミネートされています。
察するところ、しつけの仕方が悪いところを批判されたのではないかと思いますが、私は男の子育て!という感じで、面白く見ていました。
今の時代、お行儀よく、人に迷惑をかけないで!と言われる反面、顔が見えないからとSNSなどで他人をバッシングする風潮があります。
そんなことで他人を追い込むくらいなら、立ちションしても後で水かけときゃいいんですよ。 くらい、皆がおおらかな気持になってもらいたいとこの映画を選びました。
ジュリアンはきっと、おおらかな大人に育っていると思いますよ。ちなみに実生活では双子なんですね。
レスリーマンがスタイルよくって、可愛くて見とれてしまいましたよ。うらやましい限りです。