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「スパイダーマン3」の基本情報、キャスト、あらすじ、ネタバレ、見どころ、感想、まとめ

「スパイダーマン3」は、サム・ライミ監督版スパイダーマンシリーズの第3作目(最終話)です。

 

興行収入は全世界で8億ドルと、第1作目、第2作目以上の成功を収めました。

 

この記事では、映画「スパイダーマン3」の概要、あらすじ、ネタバレ、キャスト、見どころ、感想を紹介しています。

「スパイダーマン3」の基本情報

 

「スパイダーマン3」(2007年)は、スタン・リー作の漫画「スパイダーマン」を実写化したアメリカの映画です。

「スパイダーマン」(2002年)、「スパイダーマン2」(2004年)の続編となっています。

 

監督はサム・ライミ、主演俳優はトビー・マグワイアです。

興行収入は、全世界で8億ドル、日本では71.2億円と高値を記録しました。

 

今作では、親友ハリーとの戦い、おじを殺した犯人マルコとの戦い、競争相手のカメラマン・エディとの戦いが描かれます。

謎の生命体によってブラックスパイダーマンと化したピーターの姿は必見です。

前作で恋人同士になったメリー・ジェーンとの恋愛話もまだまだ続いていますよ。

 

なお、スパイダーマンの映画は、以下の3つのシリーズに分類されます。

この記事でご紹介する「スパイダーマン3」は、「スパイダーマン」シリーズの3作目にあたります。

 

「スパイダーマン」シリーズ(サム・ライミ監督版)

「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ

MCUシリーズ

「スパイダーマン3」のキャスト

 

スパイダーマン/ピーター・パーカー(演:トビー・マグワイア)

主人公。

遺伝子操作されたクモに噛まれ、驚異的な身体能力とクモの力を得る。

スパイダーマンとして人々を助ける活動をしている。

 

おじとおばに育てられた。

能力を手に入れたあと悪い心に負けたこともあったが、それによっておじを失い、良い人間になることを誓う。

 

幼い頃から隣家のメリー・ジェーンに恋をしていた。

 

演:トビー・マグワイア

アメリカの俳優、映画プロデューサー。

出演作品は、「マイ・ブラザー」「華麗なるギャツビー」など。

 

メリー・ジェーン(MJ)(演:キルスティン・ダンスト)

駆け出しの舞台女優。

ピーターが恋をしている。

 

演:キルスティン・ダンスト

アメリカの女優。子供のころからモデル業をしていた。

出演作品は、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」、「若草物語(1994)」、「マリー・アントワネット(2006)」「メランコリア」、「FARGO/ファーゴ」など。

「メランコリア」では、カンヌ国際映画祭女優賞を受賞した。

ハリー・オズボーン(演:ジェームズ・フランコ)

ピーターの親友。

第1作目で亡くなったノーマン・オズボーン(グリーン・ゴブリン)の息子。

父親がスパイダーマンに殺されたと考え、スパイダーマンに復讐を誓う。

 

演:ジェームズ・フランコ

出演作品は、「DEAN/ディーン」、「スモーキング・ハイ」、「ミルク」、「127時間」、「スプリング・ブレイカーズ」「ディザスター・アーティスト」など。

ゴールデングローブ賞を受賞している。

「127時間」では、アカデミー賞にノミネートされた。

 

ベン・パーカー(演:クリフ・ロバートソン)

ピーターのおじ。

生前、ピーターに良い人間になるよう伝えた。

 

演:クリフ・ロバートソン

アメリカの俳優。

「まごころを君に」(1968)でアカデミー賞主演男優賞を受賞している。

 

メイ・パーカー(演:ローズマリー・ハリス)

ピーターのおば。

甥であるピーターを常にあたたかく見守る。

 

演:ローズマリー・ハリス

イギリスの女優。

「冬のライオン」でトニー賞を受賞している。

 

グリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーン(演:ウィレム・デフォー)

ピーターの親友ハリーの父親。

生前は軍事企業「オズコープ」の社長だった。

自社で開発したパワー増強剤を服用し、「グリーン・ゴブリン」となったが、第1作目で死亡。

 

演:ウィレム・デフォー

アメリカの俳優。悪役が多い。

「プラトーン」(1986)、「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」(2000)、「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」(2017)では、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。

「永遠の門 ゴッホの見た未来」(2018)では、主演男優賞にノミネートされた。

 

サンドマン/マルコ(演:トーマス・ヘイデン・チャーチ)

ピーターのおじを殺した犯人。

娘の治療費を工面するため、お金を集めている。

偶然入った研究所でサンドマンとなってしまう。

 

演:トーマス・ヘイデン・チャーチ

アメリカの俳優。

「サイドウェイ」で好評を得た。

 

エディ・ブロックJr/ヴェノム(演:トファー・グレイス)

カメラマン。

ピーターの競争相手。

グウェンのことが好き。

 

演:トファー・グレイス

「ザット’70sショー」などに出演。

 

グウェン・ステーシー(演:ブライス・ダラス・ハワード)

美人モデル。

スパイダーマンとキスをする。

 

演:ブライス・ダラス・ハワード

「ターミネーター4」、「ジュラシック・ワールド」などに出演。

 

「スパイダーマン3」のあらすじ、ネタバレ

 

勉学もヒーロー活動も何もかもが順調なピーター。

前作でメリー・ジェーンと想いが通じた彼は、ついに彼女にプロポーズをしようと決意します。

 

しかし、父を殺されたと誤解した親友ハリーは、ピーターを倒そうと迫ります。

さらに、おじのベンを殺したマルコが、サンドマンとなってピーターの前に現れます。

 

そんな中、ピーターは謎の生命体「シンビオート」に取り付かれ、ブラックスパイダーマンに変化してしまいます。

ブラックスパイダーマンとなった彼は、人格が豹変してしまい…!?

 

「スパイダーマン3」の見どころ 

 

主人公ピーター、ブラックスパイダーマンになる

ピーターは、謎の生命体”シンビオート”にとりつかれ、ブラックスパイダーマンとなる。

ブラックスパイダーマンなった彼は、素晴らしいパワーを得るが、同時に人格が変化し攻撃的になってしまう。

 

親友ハリーとの戦い

親友ハリーとの戦いは、今作の大きな見どころだ。

スパイダーマンが父を殺したと思い込んだハリーとピーターの戦いが描かれる。

ピーターは、誤解だと伝えるが、ハリーは信じない。

ハリーは、ピーターを倒そうとあの手この手で迫る。

親友だった2人の仲は引き裂かれていくが…。

 

おじを殺した犯人マルコ(サンドマン)との戦い 

マルコとの戦いも重要である。

彼は、叔父を殺した真犯人。犯人はデニスだと思われていたが、実は違ったのだ。

マルコは、偶然入った研究所でサンドマンという砂の怪物に変化してしまう。

彼は、娘の治療費を得るために街へおもむき、スパイダーマンと戦うことになるのだが…。

 

ライバルカメラマン・エディとの戦い

今作で登場した新キャラ、エディ。

彼は、カメラマンとしてのピーターの競争相手である。

ピーターに不正を暴かれたことから、ピーターを憎むようになってしまうエディ。

彼は、ピーターと同じように”シンビオート“に寄生され、特殊な能力を獲得するが…。

 

華やかなアクションと映像

今回も、派手なアクションと映像は健在。

観る者を大いに沸かせてくれる。

 

特に、親友ハリーとの2度の戦いや、サンドマンとの戦い、主要キャラが全員集まるラストの戦いは華やかである。

 

ピーター、グウェン、メリー・ジェーン、ハリーの恋愛模様

複雑な恋愛模様が描かれた。

 

前作で、やっと想いの通じたピーターとメリー・ジェーン。

ピーターは、メリー・ジェーンにプロポーズをしようとする。しかし、美人モデルのグウェンが現れ、2人の仲はギクシャクし始める。

メリー・ジェーンは、ハリーに連絡をとり…。

 

ピーター、メリー・ジェーン、グウェンの三角関係、そしてピーター、ハリー、メリー・ジェーンの三角関係が描写される。

 

「スパイダーマン3」の感想 ※ネタバレあり

 

今回は、内容がてんこ盛りでした。

スパイダーマンは、親友ハリー、おじを殺した真犯人マルコ、競争相手のカメラマンであるエディの3人と戦います。

さらに、ピーターは謎の生物に寄生され、ブラックスパイダーマンとなってしまいます。人格が変化し、彼は自分自身とも戦わなくてはならなくなります。

恋人メリー・ジェーンとは、うまくいかなくなってしまうし、今回のピーターはとても大変そうでした。

 

でも、ピーターはまだ良いのかもしれません。

ピーターの敵対相手であるハリー、マルコ、エディはとても可哀想に感じます。

 

ネタバレになってしまうので書きませんが、ハリーのラストはとても可哀想です。まだあんなに若かったのに…と思ってしまいます。

 

それと、サンドマンのマルコも可哀想でなりませんでした。

病気の娘の治療費をつくるために犯罪を犯し続ける彼が不憫でなりません。

それに、偶然入った研究所でサンドマンとなってしまうなんて不運すぎます。

 

カメラマンのエディも、少々気の毒に感じます。

嫌な奴だったとはいえ、謎の生物に寄生されたせいで最後にあんな事になってしまって、可哀想です。

 

ピーターが、何度か追いつめられるとはいえ、最後の最後には元気でピンピンしているというのは、やっぱり主人公だからでしょうか。

なんというか、対戦相手たちがちょっとだけ可哀そうに見えました。

 

すごく悲しいラストでした。

 

 

とにかく第3作目は、内容がとても充実していました。

1つの映画の中に色んな話が出てくるので、「親友ハリーとの戦い」や「真犯人マルコとの戦い」に予想したほど時間は割かれていませんでしたが、それでもしっかりと物語が描かれていました。

アクションシーンも、空中戦やら何やら華やかですので、観ていて楽しかったです。

面白いエンタメ作品が観たい方におすすめです。

 

「スパイダーマン3」のまとめ

 

「スパイダーマン3」は、サム・ライミ監督版スパイダーマン3部作の最終回です。

ヒーローものやアクションものが好きな方には、すごくおすすめの作品となっています。

特に、前作までチェックしたという方には、ぜひ観てほしいです!