「アメイジング・スパイダーマン」(2012年)は、映画「スパイダーマン」のリブート作品です。
監督、キャストが一新され、新たなスパイダーマンの世界が構築されました。
主人公はアンドリュー・ガーフィールド、恋人役はエマ・ストーン、監督はマーク・ウェブです。
この記事では、「アメイジング・スパイダーマン」の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、見どころ、感想をご紹介します。
目次
「アメイジング・スパイダーマン」の概要
「アメイジング・スパイダーマン」(2012年)は、スタン・リーのコミック「スパイダーマン」が原作の映画作品です。
続編に「アメイジング・スパイダーマン2」があります。
2000年代にサム・ライミ監督によってスパイダーマン3部作が製作されましたが、この作品はそのリブートバージョンとなっています。
2000年代の3部作を鑑賞していなくても全く問題なく楽しめますので、気になる方はぜひどうぞ!
スパイダーマンの映画シリーズについて
スパイダーマンの映画は、大きく3つのシリーズに分類されます。
2000年代に公開された「スパイダーマン」3部作、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズの3つです。
シリーズは、それぞれ独立しています。
したがって、シリーズの第1作目であれば、他のスパイダーマン映画を観ていなくとも理解できます。
作風としては、サム・ライミ監督版は重め、MCUシリーズは明るめです。
スパイダーマンは、他に、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)という映画にも登場します。
さらに、CGアニメ版「スパイダーマン: スパイダーバース」(2018年)は、アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞しています。
「スパイダーマン」シリーズ
監督:サム・ライミ
主演:トビー・マグワイア
- スパイダーマン(2002年)
- スパイダーマン2(2004年)
- スパイダーマン3(2007年)
「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ ※リブート作品
監督:マーク・ウェブ
主演:アンドリュー・ガーフィールド
- アメイジング・スパイダーマン(2012年)←今回ご紹介している作品は、コチラ
- アメイジング・スパイダーマン2(2014年)
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズ ※リブート作品
監督:ジョン・ワッツ
主演:トム・ホランド
- スパイダーマン:ホームカミング(2017年)
- スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年)
※MCUシリーズ第3作目が2021年11月に公開予定
その他の映画
スパイダーマンは、下記の映画にも登場しています。
- 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)
- 「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)
- 「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)
アニメ版
「スパイダーマン: スパイダーバース」(2018年)など
キャスト紹介
スパイダーマン/ピーター・パーカー(演:アンドリュー・ガーフィールド)
主人公。
地味な高校生。科学が得意。
特殊なクモに噛まれてスパイダーマンとなる。
演:アンドリュー・ガーフィールド
「わたしを離さないで」「ソーシャル・ネットワーク」「沈黙-サイレンス-」「ハクソー・リッジ」などに出演。
グウェン・ステイシー(演:エマ・ストーン)
高校生。
ピーターと恋をする。
演:エマ・ストーン
「小悪魔はなぜモテる?!」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「女王陛下のお気に入り」などに出演。
「ラ・ラ・ランド」では主演女優賞に輝いた。
リザード/コナーズ博士(演:リス・エヴァンス)
ピーターの父親の友人。
右腕を失くしている。
開発中の薬を自らの体で実験し、爬虫類の姿となる。
演:リス・エヴァンス
イギリスの俳優、コメディアン
「ハンニバル・ライジング」などに出演。
「アメイジング・スパイダーマン」のあらすじ、ネタバレ
ピーターは、科学が得意だがちょっと地味な高校生。小さなころに両親と別れ、それ以来おじとおばの家で暮らしていた。
ある日、彼はオズコープ社で特殊なクモにかまれ、超人的な力を手に入れる。
彼はその力を正義のために使うべく、スパイダーマンとなる。
一方、ピーターの父親の友人であったコナーズ博士は、失った右腕を再生するため、開発中の薬を自らの体に注入する。
彼は、爬虫類の姿に変化し、街で暴走を始める。
「アメイジング・スパイダーマン」の見どころ
「スパイダーマン」3部作との類似点、相違点
「アメイジング・スパイダーマン」は、映画「スパイダーマン」のリブート版です。
したがって、「2000年代のスパイダーマン3部作」とは、基本設定などで、似ている部分が多くなっています。
ここでは、「2000年代のスパイダーマン3部作」と「アメイジング・スパイダーマン」について、類似点と相違点をまとめてみました。
【類似点】
・高校生
・冴えない性格
・科学が得意
・幼い頃に両親がいなくなる
・おじとおばに育てられた
・クモに噛まれて、スパイダーマンの能力を獲得する
・悪に傾いたせいで、おじが亡くなる
・スパイダーマンとなり、人々を救う
【相違点】
・時代。「スパイダーマン」は20世紀後半に見えるが、今作は21世紀初頭に見える。
・恋人。「スパイダーマン」ではメリー・ジェーンが恋人であったが、今作ではグウェンが恋人。
・敵役。「スパイダーマン」では親友の父親が敵役であったが、今作では父親の友人。
・作風。「スパイダーマン」ではコミカルな場面はほとんどなったが、今作ではいくつかコミカルな場面がある。
主演俳優ガーフィールドと恋人役女優エマ・ストーンの恋
主役を演じたアンドリュー・ガーフィールドと恋人役を演じたエマ・ストーンは、2011年頃から2015年頃まで交際していました。
「アメイジング・スパイダーマン」の公開が2012年、「アメイジング・スパイダーマン2」の公開が2014年ですから、2人は映画の撮影中、恋人同士だったことになりますね。
それを知ってから映画を観ると、いろいろ想像できて楽しいです。
「アメイジング・スパイダーマン」の感想
リブート作品ということで、基本設定や冒頭のプロットなど、2000年代の3部作と似ているところが多かったです。
ただ、敵役は違いました。3部作では親友の父親でしたが、今回はコナーズ博士という父親の友達です。
映像は2000年代のものと比べると進化しているように見えました。
スパイダーマンがビルの間を飛んでいく姿は美しいです。
まとめ
リブート作品である今作。
主演俳優もアンドリュー・ガーフィールドに変更され、新しいスパイダーマンの世界が表現されました。
カジュアルに楽しめる一作となっていますので、ぜひどうぞ!