パリの素敵な景色と時空を超えたファッションそして旅気分にも浸れる、ウディ・アレン監督によるラブコメディです。
いつかパリに住みたいと願うハリウッドの脚本家・ギルが、 夜のパリの街を歩いているうちにタイムスリップして時代を行き来するうちに、自分自身を見つめ直していきます。
そんなファンタジーロマンス映画『ミッドナイト・イン・パリ』のあらすじ、キャスト、感想(評価)をまとめてみました。
目次
映画『ミッドナイト・イン・パリ』概要
公開日:2012年5月26日(日本) / 2011年5月20日(アメリカ) / 2011年5月13日(スペイン)
上映時間:94分
2011年にパリで撮影された、スペイン製作によるアメリカ映画です。
【スタッフ】
監督・脚本:ウディ・アレン
映画『ミッドナイト・イン・パリ』あらすじ
2010年、ハリウッドの脚本家として活躍しているギルは、新しいことにしたいと小説の執筆を試みます。本業が上手くいっているにも関わらず、初めての小説執筆に悪戦苦闘するギルを、婚約者のイネスは全く理解できずにいました。
イネスの父の仕事で両親に便乗して、パリへついてきたイネスとギルはパリを満喫します。
しかしイネスが観光したいのに対し、ギルはパリの日常を見たり感じたりしたいと、価値観はバラバラ。最初はともに行動していましたが、偶然にも友人とパリで遭遇したことにより、次第にふたりは別行動をするように。
イネスが友人たちと観光地や食事にいっている間、ギルはずっとやりたかった小雨の降るパリを歩き回ります。ホテルへの帰り道を迷っているうちに目の前に止まった車に誘われ、ギルは夜のパリの街へ繰り出していくのでした。
ついた場所にはヘミングウェイやスタイン、ピカソなどかつての偉人がたくさんいて、ギルの書いた小説と読んでやると話してくれました。喜びに満ち溢れるギル。そこでギルは一人の素敵な女性に出会うのでした。
それから毎晩夜のパリの街に出かけていくようになり、それを怪しんだイネスの父は探偵を雇い、ギルの素行を調べることにしました。するとその探偵もまた夜の街で車に乗ったまま、姿を消してしまうのでした。
映画『ミッドナイト・イン・パリ』キャスト紹介
ギル・ペンダー…オーウェン・ウィルソン
アメリカ人で、カルフォルニア出身のハリウッドで活躍する脚本家です。
イネス…レイチェル・マクアダムス
アメリカ人で、ギルの婚約者です。
アドリアナ…マリオン・コティヤール
1920年代に様々な画家や作家と浮名を流した女性です。
ガ―トゥルード・スタイン…キャシー・ベイツ
映画『ミッドナイト・イン・パリ』感想(評価)
夜のパリの街の魅力は、他にない独特な美しさがあるのだということがわかりました。小雨の降るパリの街の魅力を、もっと知りたいと思いました。ギルがパリのどういうところに惹かれているのかを具体的に知りたい。もっとそれを描いてもらいたかったです。
それにしてもギルの小説に対するイネスの酷評は、あまりにもギルが可哀そうに思えました。イネスも徹底した役作りでしたね。
アドリアナは出てきただけで息を飲む美しさです。声色もいつもより可愛らしくしていて、衣装も本当に素敵でした。間違いないキャスティング。
お芝居の仕方もいろんなスタイルがあって、全くタイプの違う世界観を同時に見られたのは、おもしろかったですね。
またキャシー・ベイツなど、出てくる偉人たちが有名な方ばかりで驚きました。楽しんでみることができます。
映画『ミッドナイト・イン・パリ』まとめ
パリの夜に興味をそそられる作品でした。そこには魔法があり、知らないうちのその世界に入り込んでしまうようです。
美しい景色の中で、自分もパリを旅しているような感覚になれる作品。誰もがやってみたいことをやってくれている映画なのかもしれません。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。