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映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のキャスト・あらすじ・見どころ・感想

今回は2014年に公開された映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』をご紹介します。

この映画は、実在の人物・ジョーダン・ベルフォートの半生を、自身の著書・『ウォール街狂乱日記―「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』を基に映画化した作品です。

主役のジョーダンを演じたのはレオナルド・ディカプリオですが、この作品では制作も兼任し、高い評価を受けました。

 

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のキャスト

 

ジョーダン・ベルフォート  : レオナルド・ディカプリオ

ドニー・アゾフ       : ジョナ・ヒル

ナオミ・ベルフォート    : マーゴット・ロビー

パトリック・デナム     : カイル・チャンドラー

ジャン=ジャック・ソーレル : ジャン・デュジャルダン

 

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のあらすじ

 

22歳で投資銀行LFロスチャイルドに入社したジョーダンは、実力者で風変わりな上司から株の世界で働くためのノウハウを教わります。そのノウハウは恐ろしく破天荒で、「血の巡りを良くするためには、薬と自慰行為は欠かさない」というものでした。その上司に触発されたジョーダンは、その後資格取得のために猛勉強をします。

しかし半年後、“株式仲買”の資格を取ったジョーダンが、「これからバリバリ稼げる」と思った矢先、悪夢のブラックマンデーが起こり、あっけなく会社は倒産してしまったのです。失望したジョーダンが、「こんなご時世に、株式仲買の仕事などあるわけがない」と諦めていたある日、妻が新聞広告で“株式仲買”の求人を見つけます。

しかしその会社の顧客は、以前の会社の顧客とは違って貧困層ばかりでした。何故ならその会社で扱っているのは、1株6セント程のペニー株のみだったからです。ペニー株は安価ですがリスクが高いため、富裕層はなかなか手を出してくれない商品でした。しかし手数料が破格の50%だと知ったジョーダンは、巧みな話術でペニー株を売りまくり、荒稼ぎに成功。

そんなジョーダンの羽振りの良さに、「君の下で働きたい」と、家具屋の店員・ドニーが声をかけてきました。それがきっかけになり、ジョーダンとドニーは会社を起こし、そこからジョーダンの経営者としての人生が始まったのです。

その後、新会社は順調に利益を上げていきますが、ある日ジョーダンの妻が言いました。「どうせお金を取るなら、貧しい人からでなく裕福な人から取ったら?」その妻の言葉に、ジョーダンはひらめいたのです。「まずターゲットを全米1パーセントの金持ちに絞り、最初は一流銘柄を売る。そして信用して貰ってからペニー株を売り、荒稼ぎする。」この戦略が見事に成功し、ジョーダンの会社は急激に成長します。

しかしこの会社の社風はとにかく破天荒で、社員たちは昼間から、酒、薬、女で頭を刺激し、社内でのお祭り騒ぎも日常茶飯事。このジョーダン流のビジネスは、浮世離れした会社と社員を作ってしまうことになります。この頃一流雑誌から取材を受け、その紙面で「ウォール街のウルフ」と批判されてしまったジョーダン。しかしこの批判的な記事で、「自分も金持ちになりたい」という若者が殺到し、逆に入社希望者が増えるという事態に。こうしてジョーダンの会社は、益々大きくなっていったのです。

そしてこの頃、パーティーで知り合った絶世の美女ナオミに一目惚れをするジョーダン。結局ジョーダンは妻と離婚して、ナオミと再婚することにします。

勢いに乗るジョーダンは、その後も金儲けのために違法な株取引にのめり込みますが、そんな中FBIのデナムに目をつけられてしまいます。何とかデナムを買収しようとするジョーダンでしたが、それをあっさり断るデナム。買収に失敗したジョーダンは、違法取引で得た財産隠しのためにスイス銀行のジャンに相談するのですが、そこには意外な落とし穴が待ち受けていたのです。

 

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の見どころ

 

この映画の見どころは、レオナルド・ディカプリオが演じる主人公・ジョーダンの狂気とビジネスです。

まず狂気の方ですが、特に薬でラリってしまった時のディカプリオの表情と演技は必見なので、是非本編で楽しんでいただきたいと思います。

次にジョーダンのビジネスですが、元々は会社の上司による「数字だらけの株の世界で長く働くためには、血の巡りを良くする」という教えが基本になっていることは、間違いありません。

しかしそれだけでなく、彼自身が貧乏から成り上がっただけに、「金持ちになりたい」と思う人たちの気持ちを、とても良く掴んでいることが強みになっています。

それが社員に対する想いや、逆に顧客に投資させるビジネストークに活かされたのでしょう。

ジョーダンは犯罪者ですが、少なくともこの作品の中での彼のキャラクターは、とても魅力的に描かれていますので、そこも見どころの一つになっています。

もう一人登場人物で魅力的だったのが、ジョーダンの2番目の妻・ナオミ役のマーゴット・ロビーです。

劇中の彼女の美しさには、本当に惚れ惚れすると思いますので、こちらも必見です。

 

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の感想

 

実在する人物・ジョーダンの貧乏時代から始まって、起業、成功、転落、そして立ち上がるまでを描いているだけに、この映画は長編作品となっています。

「3時間だと飽きてしまう」という方もいらっしゃるかもしれませんが、とにかくとても力感がある娯楽超大作だという印象でした。

破天荒さやユーモアもそうですが、個人的にはジョーダンという人物の「金持ちになりたい」という執念だけでなく、「金持ちになる方法を伝えよう」とする熱意がブレていないところに感銘を受けました。

勿論犯罪はダメなのですが、「金さえあれば大抵のことは解決できる」とジョーダンは言います。

現実そうして生き抜いて来た彼だからこそ、その発言に信憑性があるのだと感じました。

 

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のまとめ

 

今回は映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』をご紹介しました。

実在の人物ジョーダンの回想記録を基に制作されたこの作品は、人間の野心や欲望を包み隠すことなく描いています。

とてもユーモラスでテンポが良く、成功からの転落さえも、笑えてしまう映画になっていますので、興味のある方は、是非本編をご覧になってみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!