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映画『若草物語』あらすじ・キャスト・感想(評価)・まとめ

  戦地に赴いている父の不在中、母とともに数々の苦労を乗り越えながら成長していく4人の姉妹のドラマ映画。

 名作「若草物語」の映画化で、当時のハリウッドで人気を集めていた女優たちの共演により、“時代を超えた物語は、何度語られても成功できることを証明した”と批評家に言わせた作品です。

 第67回アカデミー賞では4部門でノミネートされています。

 映画『若草物語』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。

映画『若草物語』概要

公開日:1994年12月21日(アメリカ) / 1995年7月1日(日本)

上映時間:115分

 

【スタッフ】

監督…ジリアン・アームストロング

原作…ルイーザ・メイ・オルコット

映画『若草物語』あらすじ

 南北戦争に入ったころマサチューセッツ州では、父親の帰還を待つ母親と四人の姉妹が、昔の裕福な時の暮らしとは一変、楽しくもつましく生活をしていました。

 クリスマスが近くなり、年頃の長女メグと次女ジョーは舞踏会に出かけます。そこで隣人で富豪のローリーと出会い親しくなり、その後よく一緒に遊ぶようになるのです。

 四女のエイミーは小さい頃から、結婚への憧れが姉妹の中でも最も強く、まだ幼いながらも姉たちの楽しそうな様子に嫉妬していました。するとある日姉二人がローリーたちと芝居を観に行っているいる間に、小説家志望のジョーの書きかけの本を暖炉に投げて焼いてしまいます。

 それを知り激怒するジョー。謝るエイミーでしたがジョーが無視し続けていると、なんとエイミーは割れた氷の中に落ちて溺れてしまったのです。そしてそれを助けたのはローリーでした。

 4年の月日が経ち、それぞれに進路を決めそこへ足を進め、変わる者変わらない者がいる中で、彼女たちはどんな大人になっていくのでしょうか。

映画『若草物語』キャスト紹介

ジョー…ウィノナ・ライダー

 マーチ家四姉妹の次女です。手足が長く痩せています。とても美しい髪の持ち主。ボーイッシュで短気。短気なところは自分でも気にしています。趣味は読書で作家志望。小説やお芝居の脚本も書く。

 

メグ…トリニ・アルバラード

 四姉妹の長女です。美しく女らしく保守的な性格。

 

ベス…クレア・デインズ

 四姉妹の三女。内気だが秘めた強さを持っています。ピアノを弾くのが好き。のちに病弱になってしまいます。

 

ローリー…クリスチャン・ベール

 マーチ家の隣人で非常に裕福な青年。活発な性格で、ジョーと気が合っていつも一緒に遊んでいました。実は出会った時からジョーには好意を持っていました。

 

ミセス・マーチ…スーザン・サランドン

 四姉妹の母親です。良妻賢母。

映画『若草物語』感想(評価)

 それぞれの登場人物が自分たちの運命の中で思い切り生きている姿がとてもよかったです。四姉妹の選んだ人生をひとつひとつ見ていきたいくらい、厚みがあったように感じました。

 1949年の映画『若草物語』から45年を経て、若草物語らしさを大切にしながらも現代らしいナチュラルさや想いの伝え方が加わっていて、物語に入り込みやすかったです。自分も同じ空間にいるような気持ちになりました。

 ジョーを演じたウィノナ・ライダーは、ボーイッシュさを短気さ、無邪気さと知的好奇心に満ち溢れているところが実に自然に演じられていて最高でした。

 またローリーは魅力的だと思ったら、クリスチャン・ベールだったのですね。隠せない色気はこういったところに出てくるのですね。

 とてもおもしろかったです。スーザン・サランドンの安定感がこの作品の名作らしさを支えていたように感じました。

映画『若草物語』まとめ

 実に観やすくてあっという間に観られてしまいます。

 制作された時代によって、父と子の関係性や母とのやりとり、友人との絆や姉妹同士の信頼関係など、細かいところに至るまでしっかりと描かれていて心地よい映画になっていました。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。