キングダムのスピンオフ作品で、アシンが主人公となっているゾンビホラー映画です。
悲劇と裏切り、そして復讐という哀しいお話ですが、その中に青く燃える熱情と深い優しさを感じることのできるお話になっています。
映画『キングダム:アシンの物語』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。
目次
映画『キングダム:アシンの物語』概要
初公開:2021年7月23日
上映時間:93分
配給:Netflix
原題…Kingdom: Ashin of North
【スタッフ】
監督…キム・ソンフン
映画『キングダム:アシンの物語』あらすじ
李氏王朝の領地内に住んでいたアシンとその父親は、よそ者の部族であるとして、他の部族の者から目の敵にされていました。母は病で床につき、父は理不尽な仕事をさせられ、それでも懸命に忠誠を尽くして働く父の姿にアシンはいつも何とかしたいという気持ちでいっぱいでした。
そんなある日、廃四郎と呼ばれる場所にある、死者をよみがえらせることのできる山参を女真族が取りに行って虎に殺されたという話により、アシンの村は家族や仲間もろとも殺害されてしまいます。また父は密偵として捕らえられ、行方が分からなくなっていました。
亡くなってしまったのではないかと人から聞かされたアシンは、不当な扱いを受けていたのも関わらず、愛と忠誠心にあふれ美しい心を忘れなかった父の無念を果たすため、復讐の機会を狙って矢の腕を磨き、戦略を立て、孤独にひとりでその時を待つのでした。
そしてその時はいよいよやってきて…。
映画『キングダム:アシンの物語』キャスト紹介
アシン…チョン・ジヒョン
朝鮮の北側である鴨緑江の国境近くで生きている野人とされる民族です。
アシン(少女時代)…キム・シアウン
幼い頃のアシンです。父のことをいつも心配しています。
ミン・チロク…パク・ビョンウン
朝鮮の北側の国境を守る軍人です。
映画『キングダム:アシンの物語』感想(評価)
アシンの想いが痛いほど哀しく伝わってきました。少女時代のアシンは父のことが大好きで、その聡明さと勇気は並々ならぬものがにじみ出ていました。
この子役の子は、きっと泣くお芝居が得意なのかもしれませんが、とても効果的に悔しさや怒りや決意が見えて、感情移入しやすかったです。
また撮り方がかっこよかったですね。カメラワークも見どころがたくさんあります。そして絵作りもオシャレでした。
大人になったアシンは哀しみや悲壮感が、目の奥に影となって現れていて、複雑な感情も丁寧の繊細に観ることができ良かったです。魅力的な女優さんです。
映画『キングダム:アシンの物語』まとめ
アシンの父への想い、そして自分の部族や暮らした土地などルーツを愛し、生きた証を残そうとするたくましさが、奥底に秘めた哀しみとあいまって、コントラストがたまらない作品になっていました。
この映画を観たことで、まだ観ていない本編をゆっくり楽しみたくなりました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。