原題の単数形で「気の置けない友達」というタイトルのこのギャング映画。
1955年から1980年にかけてニューヨーク・マフィア界で実在した男、ヘンリー・ヒルのノンフィクション物語です。
映画『グッドフェローズ』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。
映画『グッドフェローズ』概要
公開日:1990年10月13日
上映時間:145分
原題:Goodfellas
【スタッフ】
監督…マーティン・スコセッシ
映画『グッドフェローズ』あらすじ
物心ついた時からマフィアの一員になることが夢だったヘンリーは、11歳の時ニューヨークのブルックリンでマフィアのパシリになり、少しづつ犯罪に手を広げていきます。ヘンリーの一味は長・ポール、強盗が好きな兄貴分のジミー、殺人に秀でた兄弟分のトミー。
ジミーを中心としたトミーとヘンリーは共謀して、1968年ケネディ国際空港でエア・フランス現金強盗事件を成功させ42万ドルを手に入れます。そして1978年には同じ空港でルフトハンザ航空現金強盗事件で600万ドルと桁違いの成功を収めました。
しかしこの二回目の成功で関わった小者たちの報酬の使い方の浅はかさに、身の危険を感じたジミーは、小者たちを口封じのために次々と殺害。
そうして3人はしばらく平穏にいましたが、ポールの一味としてはタブーとされていた薬物密売にヘンリーが関与し始めてしまいます。その仕事はうまくいき、人手が欲しくなるほどになり、ジミーやトミーを巻き込んで3人は大金を手にしていきますが……。
映画『グッドフェローズ』キャスト紹介
ヘンリー・ヒル…レイ・リオッタ
マフィアに憧れて11歳の時からその道に入り始めた青年です。
ジェームズ・“ジミー”・コンウェイ…ロバート・デ・ニーロ
強盗が得意なニューヨーク・マフィアです。
トミー・デヴィ―ト…ジョー・ペシ
カッとなると平気で殺人を犯してしまうニューヨーク・マフィアです。ヘンリーと同じく少年の頃からその道の仕事をしていて、ジミーから紹介されました。
カレン・ヒル…ロレイン・ブラッコ
ヘンリーの妻です。
ポール・“ポーリー”・シセロ…ポール・ソルヴィノ
ヘンリー一味の長です。
映画『グッドフェローズ』感想(評価)
マフィアの家族の等身大の日常を描いた映画だったように思います。
マフィアと言うと、影の部分が誇張されたりかっこよさにのみこだわって描かれていたりするものが多いように感じますが、この作品はあくまでも日常。彼らにとっては普通のことという前提をしっかりおさえて描いていた点が印象に残りました。
ここに登場するひとりひとりのマフィアが、全キャラクター異なり特徴も様々で、観ていて面白かったです。
またどうしても血が騒いでしまうっという表現や、ヘンリーの妻・カレンの気の強さは彼女もまた根がマフィアだったのかもしれません。
映画『グッドフェローズ』まとめ
痛快エンターテイメントで、飽きることなく2時間ちょっとが過ぎてしまいました。
このギャング映画は内容はヘビーながらも、軽快で明るいところがとても観やすかったです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。