今回は2016年公開の韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』を紹介します。
公開から高評価を得てきたゾンビ映画だけに、続編『半島』も既に制作され、2020年7月に韓国で公開されています。
日本公開は2021年1月の予定ですが、その前に是非、『新感染 ファイナル・エクスプレス』をご覧になってみてはいかがでしょうか?
目次
『新感染 ファイナル・エクスプレス』のキャスト
ソグ ・・・コン・ユ
スアン ・・・キム・スアン
サンファ ・・・マ・ドンソク
ソンギョン・・・チョン・ユミ
ヨングク ・・・チェ・ウシク
ジニ ・・・アン・ソヒ
ヨンソク ・・・キム・ウィソン
『新感染 ファイナル・エクスプレス』のあらすじ
ファンドマネージャーのソグ(コン・ユ)は仕事人間で、幼い娘・スアン(キム・スアン)のことは、実母任せにしています。
別居中の妻はプサンに住んでいて、離婚目前の状態でした。
ある日娘の誕生日プレゼントを部下に選ばせ、帰宅したソグ。
しかしそれは以前プレゼントした物と、全く同じゲーム機でした。
そんなソグにスアンは、「ママに会いにプサンへ行きたい」と言います。
翌日ソグは、プサンへ娘を送って行くため、新幹線KTX101号に乗車しますが、そこへゾンビウイルスに感染した女性客(シム・ウンギョン)が乗り込んでしまいました。
その女性客から始まって、次々に乗客がゾンビウイルスに感染していき、列車の中はパニック状態になります。
乗客たちは、早く列車を降りてゾンビから逃れたかったのですが、その時既に他の街もゾンビの山に侵されていました。
何としても娘を守りたいソグ。
「愛する人を守るため」ゾンビと乗客たちの壮絶な闘いが始まります。
唯一安全なプサンまで、ソグはスアンを守り抜いて辿り着けるのでしょうか?
『新感染 ファイナル・エクスプレス』の見どころ
この映画は、ホラー映画でありながら「大切な人を守るために闘う」ヒューマン映画の要素も含んでいます。
そこが、驚くほど泣けるゾンビ映画の秘密です。
加えて、韓国のゾンビは迫力満点で、ゾンビと化した俳優陣の迫力は凄い!
この劇中のゾンビたちは、人間同様スピーディーに動けるので、逃げることがとても困難で、感染力も強く早いので、圧倒されますよ。
あっという間に列車の中がゾンビの山になっていく様子は、まさに息をつかせぬ展開です。
『新感染 ファイナル・エクスプレス』の感想
この作品を観た率直な感想は、「アメリカのゾンビ映画と、韓国のゾンビ映画は違う」ということでした。
何故なら見どころで紹介した通り、「ゾンビ映画なのに泣ける」ことに驚いてしまいます。
数あるゾンビ映画の中でも、絶対におすすめしたいポイントが、この「泣ける」という部分で、「さすが韓国」と思わされました。
元々韓国の映画やドラマは、人の気持ちの流れを細やかに描いている作品が多いからです。
そして主演のコン・ユさんは勿論、サンファ役のマ・ドンソクさんはとても勇敢で、魅力的に描かれていました。
悪役のキム・ウィソンさんも、憎まれ役を好演していますので、観た方は必ず「このクズ!」と思うことでしょうね。
さらに列車内で最初のゾンビを演じたのは、シム・ウンギョンさんです。
映画『新聞記者』で、松坂桃李さんとの共演が話題になりましたが、同作品で日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞に輝きましたよね。
ゾンビ役でもさすがの演技力でした。
まとめ
今回は『新感染 ファイナル・エクスプレス』を紹介しました。
とにかくキャストの良さ、クオリティーとストーリー性の高さを感じるゾンビ映画なので、まだ観たことがない方には、絶対におすすめの作品です!
興味のある方は、是非本編をご覧になってみてください!