2020年アメリカ 監督 マイケル・ドース
コフィーは妻にも逃げられ、どんくさい警察官、恋人ヴァネッサと交際しているが
12歳になる息子、カリームはコフィーのことを嫌っていた
コフィーを脅してママと別れさせようと貯めた小銭でギャングを雇う
それがきっかけでコフィととカリームはギャングに追われることに
【コフィー&カリーム】キャスト紹介
ジェームズコフィー エドヘルムズ
妻に逃げられた、でもいい人、警官だが犯人を逃がしてしまうドジ
『ハング・オーバー』
カリーム・マニング テレンスリトルハーデンハイ
コフィーの恋人ヴァネッサの12歳の息子、生意気で口が達者
ヴァネッサ・マニング タラジPヘンソン
コフィーの恋人
『ドリーム』『幸せの教室』『ベンジャミンバトン』
リンダワッツ ベディギルピン
コフィーの同僚、犬猿の仲
『GLOW』
ロドニー アンドリューバチェラー
コフィーとカリームを追うギャングの一人
『ホリデーオンリーとりあえずボッチ回避』『理想の男になる方法』『グレイス&フランキー』
オーランドジョンソン ロンリーコリー
ギャングのリーダー 最後はコフィーの仲間になる
ヒル
警察署長 リンダとともに黒幕
【コフィー&カリーム】あらすじ
12才の太っちょのカリームはとてもませていて生意気、学校で先生に怒られても口で負かすほど
鈍臭くて、でもいい人の警官コフィーはカリームのママヴァネッサと付き合っている
携帯を忘れて自宅に取りに帰ったカリームはママと嫌いなコフィーとの情事を見てしまい、コフィーを殺してやると意気込む
デトロイト警察のリンダワッツ刑事率いるチームが
ギャングのアジトに突入して、コカインを押収し、ギャングを捕まえるが
コフィーはギャングのリーダージョンソンを護送中逃してしまい
そのドジさをSNSに拡散され大恥
リンダとコフィーは犬猿の仲、所長の前でも喧嘩するほどで
ミスしたコフィーは交通整理係に回され署で笑いものに
カリームは企んでいたコフィー殺害計画を実行
コフィーを仲良くなりたいからと学校への迎えを頼み
帰り道、カリームはギャングのアジトの前でコフィーを待たる
カリームは胸ポケットに仕込んだ携帯で生配信しながら、オーランド率いるギャングに小銭を渡し、殺さなくていいから下半身麻痺ぐらいで再起不能にしてくれと頼みに行く
その時、ギャングは白人警官チョイを拷問中
カリームはまずいと思いながらも小銭を持ち出して、コフィーを痛い目を合わせてくれと頼む
ギャングの一人が、勢いで拷問していた警官を撃ち殺してしまい、その音でコフィーはカリームを助けにいく
やばいところを見てしまったので逃げるカリーム、コフィーが合流して何とか二人は逃げるが
カリームは携帯をおとしていて、ギャングに身元がバレてしまう
身元がばれたらママが危ないと二人で助けにいくが、何とコフィーが12歳のカリームを誘拐したとテレビで大々的に放送されていた
そもそもはカリームが起こしたコフィーの暗殺計画が発端
その時ギャングたちが自宅にやったきた
逃げないといけないのに、ママが興奮してこれはどういうことか責め立て話を聞こうとしないので
あろうことかカリームはママをテーザー銃で打って気絶させ
ママを車のトランクに入れて、3人は無事脱出しモーテルへたどり着く
テレビをつけると更にコフィーが警官を殺したことになっており、カリームへの性的虐待も持ち出されていた
それをみた感がいいカリーム
汚職警官の仕業だから、暴こうと言いだし
二人はいがみ合うことを一旦休戦
コフィーは事件解決できたら、カリームのママと別れる約束も渋々させられ
コカインの工場に乗り込み、リーダーのソーランドを捕まえ、黒幕をはかせる
黒幕はなんと警察署では優秀なリンダワッツだった
ギャングに殺されたチョイは裏切ったので殺されたのだ
所長のヒルにリンダが黒幕だと話すが、所長も仲間
二人に銃を向けられ絶対絶命のピンチ
そこへカリームが車を暴走させ、リンダに銃を突き付けられたコフィーを助ける
カーチェイスが始まる
カリームの運転は乱暴だが、なかなかのもの
映画だから見れるシーンだ
命からがらモーテルに戻るとママがいなくなっていたので誘拐されたと二人は思い
お互いに責任を擦り付け合い喧嘩になったが
ママがちょっこり現れた
さすがカリームのママ、ギャングを撃退していたのだ
しかし、つかの間、ママとカリームはギャングに誘拐される
そこで今までさえないコフィーは二人を救うため手りゅう弾をもって
リンダワッツ率いるギャングに立ち向かう
オーランドジョンソンはリンダに三人を殺すよう命じられるが、コフィー、カリーム、ヴァネッサの口汚い攻撃になぜか説得され三人の味方になってしまう
リンダはコカインの取引をしようとしたところに
警察に取り囲まれ、リンダは自暴自棄になり銃を撃ちまくる
突入してきた警察にカリームとヴァネッサは助けられるが
逃げ遅れたコフィーは追いかけてきたリンダと一騎打ちになるが
持ち込んだ手りゅう弾を爆発させて、何とか助かる
これで終わりかと思ったが
なんと黒焦げのリンダが銃を手に襲ってきたが
ヴァネッサが撃ち殺す
さすがカリームのママ
カリームとコフィーの友情が芽生え、コフィーとヴァネッサも元さやに
【コフィー&カリーム】見どころ
コメディ映画だが、過激な黒人差別を絡めたきついジョークや、アクションシーン
12歳のカリームがまくし立てるところは圧倒されるがコフィーとカリームが人種を超えた友情を築くところは感動もの
コメディとは言えど度肝を抜く、ハチャメチャな暴力シーンやアクションには度肝を抜かれる
出演者ほとんどがまくし立てる口の悪さはアメリカンコメディ好きにはたまらない
【コフィー&カリーム】感想・まとめ
アメリカが抱える人種差別問題が背景にあり、カリームをはじめ黒人の出演者のセリフに現実にある深刻な差別問題を訴えるところがある
人種や見た目の差別に全く動じることなく、大人も負かすほどのカリームの生き様には関心するとともに現代の子供目線での社会を見せられた気もした
ちゃんとした社会を作らないといけないな、というメッセージも感じた