10/9に配信開始したイチオシ海外ドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ブラ イマナー 第1話」のあらすじ・キャストや感想を紹介していきます。前作 「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」の続編にあたる今作ですが、2つの作品に関連性はなく独立した別々のストーリーです。前作を見逃していたとしても十分楽しめますよ。
ホラー作品というよりも濃密な人間関係とラブストーリーが繰り広げられる展開にどんどん惹き込まれていきます。ホラーには弱いあなたもきっとお気に召すはず。
目次
「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」第1話あらすじ
『愛する人を葬った。枝垂れ柳の下で』
とある婦人がホテルの一室で、椅子にもたれながら目覚める。部屋のドアを少し開けたまま、バスタブに水を張った状態で。
婦人はとある結婚式前日のリハーサルディナーに出向きます。ディナーの後、皆がくつろぐ 中で若いカップルの会話に割り込むように怪談話をゆっくりと切り出します。 『子供が話のねじにひとひねり加えるのなら、2人ではどうかしら』と前置きして。
1987年ロンドン。アメリカ人教師ダニエル(ダニ)・クレイトンは失意の中イギリスへ 渡った後、エセックス州ブリーにある古いお屋敷の持ち主ヘンリー・ウィングレイブ卿に雇われ、ヘンリーの甥マイルズと姪フローラの世話係として24時間住み込みで働くことになる。
ダニが料理人オーウェンと一緒にお屋敷に到着すると、ダニはマイルズとフローラそして家政婦のハンナ・ローズと出会い歓迎を受けます。
フローラは出会ったそばから『みんな完璧に最高』を口ぐせのように発し、ダニはお屋敷を 『とても素晴らしい豪邸』だと好印象を持ち新しい生活に期待したのです。
初日の夜、おやすみの前にダニはフローラから『夜は部屋から出ないよう約束して』と念押しされるが、寝つけないまま部屋を出てしまう。
翌朝フローラはダニが部屋を出たことを知って怒っていた。ダニが理由を聞くと湖に棲む女性に見つかるからだと言いかけるが、マイルズの厳しい視線に制止されて詳しく聞けないままに。お屋敷内へ戻ろうとした際、ダニはバルコニーに佇む見知らぬ男性を見かけ手を振り立ち止まる。
ほんの一瞬ダニは我を失いかけて、すぐさま皆が待つランチの食卓へ戻る。無言電話を気にもせず食事をしていると、ふいに庭師ジェイミーが現れる。言葉は交わさなくてもなぜかジェイミーに親近感をおぼえるダニ。食後にダニは男の存在を確かめるかのように出入り禁止の旧館を通り抜けバルコニーに出ると、わら人形が置かれていることに気づく。庭を眺めると礼拝堂の一角に灯りが。礼拝堂を訪れると家政婦のハンナが座っていた。
ダニはハンナから2年前マイルズ8歳フローラ6歳の時に両親を失ったこと、続いて前任の世話係レベッカ・ジェセルが恋した執事との関係が原因で湖に入水自殺したことを知らされる。相次ぐ不幸な出来事から、フローラが魔除けの人形を作ってマイルズと2人で皆を守ろうとしているのだとハンナは言う。
その日の晩にマイルズが何気なく「ダニはゲームが好き?ゲームにピッタリの時間だよ」 と言い出す。ダニはフローラを寝かしつけてちょうど部屋を出ようとした時に、床に置いてあった(湖の)女性の人形を誤って蹴飛ばしてしまう。様子を見ていたマイルズはダニに物探しを頼み、クローゼットに入った途端ダニを閉じ込めてしまう。パニックに陥るダニの背後には、光るメガネの男性が鏡に映りジッと見ている。
数時間後ダニは解放され落ち着きを取り戻したのも束の間。いつの間にか(湖の)女性の人形はタンス下の定位置に戻り、廊下に出ると泥だらけの足跡が室内から室外に向かって続いていることに気づく。マイルズのゲームがまだ続いていると思ったダニは、お屋敷の外に出てマイルズの行方を追うが夜霧の中に人影は見えない。ふとダニがお屋敷の方を振り返ると、無表情にダニを見つめるマイルズとフローラ2人の姿が目に止まった。(第1話完)
「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」第1話キャスト紹介
叔父ヘンリー・ウィングレイブ卿役:ヘンリー・トーマス
料理人オーウェン・シャルマ役:ラウール・コーリ
家政婦ハンナ・グロース役:タニア・ミラー
庭師ジェイミー役:アメリア・イブ
前任の世話係レベッカ・ジェセル役:タヒラ・シャリフ
バルコニーの男/ピーター・クイント役:オリヴァー・ジャクソン・コーエン
婚約者/鏡に映るメガネの男:グレッグ・セステロ
ヴィオラ・ウィロビー/湖の貴婦人:ケイト・シーゲル
「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」 第1話感想
初めから「何かありそうだが、つながらない」ことだらけで迷路に迷い込んだようです。ただ古いお屋敷だけが全てを知りながら、黙って根を下ろして見守っているかのようで怖いですね。
ホテルの1室で始まる婦人の回想シーン。
唐突な感じもする婦人の怪談話。
ダニはなぜイギリスに来たのか。
子供たちの突然変わる態度と口調。
家政婦ハンナのまるで幽体離脱な雰囲気。
ダニのそばに常に現れる光るメガネ男。
バルコニーに立つ謎の男。
深夜に泥だらけの足跡を残す訪問者。
一瞬時が止まったかに見える奇妙な現象。
ひと目見ただけでは分かりませんが、全てが伏線になっているのです。ドラマ制作者はマイク・フラナガンという方で、実はこの第1話だけを自ら監督しています。まさに全9話の概要にして全体像が詰まっていると言えそうですね。
「素材は予め見せたよ、後はどう料理していくかだ」と投げかけられているかのよう。こうなると続きを見たくなるもの。
第1話のラストシーン。やはりこの子供たち2人はただ者じゃないぞ、何が起こっているのか知りたい、不気味だとあなたも思うはずです。
最後に(まとめ)
第1話はいかがだったでしょうか。
ダニが知らぬ間に「古いお屋敷にまつわる恐怖のわけ」へと引き寄せられていく様子に興味津々です。 両親を亡くし前任の世話係も失った過去を持つ子供たちもさることながら、ひと癖ありそうな使用人の面々も気になるところです。舞台は人里離れた場所にある古いお屋敷と広大な敷地内。これから秘密の扉を開く鍵が少しずつ明かされていくことでしょう。
今後の展開から目を離せませんね。
それではまた第2話でお会いしましょう!