手足口病は、毎年夏に大流行する事から、ヘルパンギーナ・プール熱(咽頭結膜熱)と共に「子供の3大夏風邪」と呼ばれています。
手足口病のピークは7月ですから、今年は早くも流行の兆しを見せていますが、
これからが本番です。
子供の病気のイメージがあり、実際に発症の占める割合は5歳未満が圧倒的に多いですが、稀に大人が罹る事もあるそうです。
今回は大人が罹ると重篤な症状が出る事もある手足口病の、
症状や予防と対策についてご紹介したいと思います!
手足口病に感染するとどのような症状が出るのか?
まず感染すると3日~6日の潜伏期間を経て、
口の中の粘膜や手のひら、足の裏、足の甲などに水泡性の湿疹が現れて、
1~3日間発熱することもあります。
水疱はかさぶたにならずに治る場合が多く、一週間程度でなくなります。
また1~2か月後に手足の爪がはがれる事がありますが、
大事にはいたらずにすぐに新しい爪が生えてきます。
怖いのは口の中に出来た水疱がつぶれた後に出来る口内炎で、
酷い時には食事や飲み物を受け付けなくなり、脱水症状を起こす事もあります。
また原因ウイルスの「ヱンテロウイルス」は無菌性髄膜炎の90%を占める為、
まれに脳炎を伴って重症化する事もあるので注意が必要ですね。
そんなに怖い病気のイメージは無かったのですが、重症化する事もある怖い病気ですが、うちの子供が保育園に通っている時も、毎年手足口病が流行していましたが、
重症化した話は聞いた事がないので、子供が罹った時に重症化する事は稀の様ですね。
大人が手足口病に感染するとどうなる?妊娠中のケースも解説
では大人が感染するとどうなるのか?
または妊娠中に感染した場合についてもご紹介します。
実は手足口病は、子供より大人の方が重い症状が出ます。
まず発疹の痛みは大人の方が強く、足裏などに出ると歩けない程の痛みを感じる事も
あります。
またインフルエンザに罹る前のような全身倦怠感、悪感、関節痛、筋肉痛などの症状が出る事もあるようです。
インフルエンザの症状に加え、更に痛い発疹も出るなんて、大人が感染したら
かなり辛そうです。
あと心配なのは、妊娠中に感染した場合ですが、
明らかな調査結果はなく結論は出ていないですが、胎児に影響が出る事は稀な様です。
ただ出産直前に感染すると、出産中に赤ちゃんに感染する可能性はありますので、
産前は出来るだけ注意した方が良さそうです。
手足口病の予防と対策 感染した場合どんな薬が効果的?
次に気になる手足口病の予防と対策についてご紹介します。
手足口病の感染経路ですが、
くしゃみなどで出る飛沫による「飛沫感染」と唾液や鼻水による「接触感染」と、
回復後も口から1~2週間、便から2~4週間にわたってウイルスが排泄されるので、おむつなどの交換後に汚染された手指を介して感染が広がります。
他の風邪やインフルエンザと一緒ですが、
手洗いと手指の消毒とマスクでの予防が中心になります。
特に乳幼児がいる家庭では、おむつ交換後の手洗いは丁寧にした方が良いです。
まとめ
毎年夏に大流行する手足口病は、子供の病気というイメージがありますが、
大人にも感染する事もあり、大人は重症化する事もあります。
妊婦に感染しても胎児に影響が出る可能性は稀です。
予防には手洗いと手指の消毒とマスクが効果的です。
手足口病を防いで楽しい夏を迎えたいですね!