「センター・オブ・ジ・アース２」ってどんな映画？
東京ディズニーシーのアトラクションでお馴染みの「センター・オブ・ジ・アース」ですが、同名の映画はご覧になったことがありますでしょうか？ジュール・ヴェルヌの冒険小説「地底旅行」を原作に、２００８年に公開された「センター・オブ・ジ・アース」が公開され、その続編として２０１２年に「センター・オブ・ジ・アース２ 神秘の島」が公開されました。主演もブレンダン・フレイザーから、大人気俳優 ドゥエイン・ジョンソンにリニューアルし、更にパワーアップしたアドベンチャー映画の名作をご紹介致します。
「センター・オブ・ジ・アース２」のあらすじ
まずは前作のおさらいから。
ショーン（ジョシュ・ハッチャーソン）の父マックスは、ショーンが幼い頃に地底世界を発見するため旅をしていて消息を絶ちました。マックスの弟のトレバー（ブレンダン・フレイザー）とショーンは、マックスの形見の遺品の中からジュール・ヴェルヌの著書「地底旅行」を手掛かりにアイスランドに向かい、火山学者の娘ハンナ（アニタ・ブリエル）と火山を調べに行き、洞窟に閉じ込められてしまうお話でしたね。
前作の記事は こちらです↓
そして今作は、前作の地底探検で大発見をしてから４年が経ち、ショーンの母は再婚し、義理の父のハンク・パーソンズ（ドゥエイン・ジョンソン）と共に３人で暮らしていました。ショーンは両親に反抗し生活態度も悪く、ついには人工衛星施設に不法侵入し警察に補導されてしまいました。ハンクのお陰で少年院行きは免れましたが、理由を問われたショーンは、地底探検に行き亡くなった実の父親と同じ「ヴェルヌ信者」から無線が入り、正確に無線の情報を捉えるため侵入したと話します。ショーンの元に届いたメッセージは暗号化されていて、元海軍で暗号解読コンテストで3年連続優勝を果たしたというハンクが暗号を解読し、ジュール・ヴェルヌの著書「神秘の島」を示す座標ということが分かり、無線を発信したのは行方不明の祖父 アレキサンダー（マイケル・ケイン）だったことまで判明します。心配する母親を説得し、ハンクはショーンと共にパラマ沖を目指しました。目標の座標まで、現地ガイドのガバチョと娘のカイラニとヘリコプターで向かいますが、途中で突然の嵐に巻き込まれ、島へ不時着してしまいます。
楽園と呼ばれた島は暗く寒々しく見えましたが、洞窟を抜けるとそこは正に楽園と呼ばれるに相応しい絶景が広がっていました。大きいとされる動物が小型サイズだったり、無数の巨大トカゲの卵が有り、母トカゲから襲われたりと美しいだけではなく、危険な島だということも分かりましたが、トカゲに襲われるピンチを救ったのは無線を送ったアレキサンダーでした。アレキサンダーはショーンには優しくても、ハンクに対しては小ばかにして鼻のつく態度を取りました。救助が来るまでアレキサンダーの案内で島を散策する一同ですが、そこは海底に沈んだはずの伝説の都 アトランティスということが分かりました。しかしそこには海水が種れだしてきていて液状化現象が起きていることが分かり、ネモ船長が隠したとされる潜水艦「ノーチラス号」を探しだし、一刻も早く脱出しなければなりません。地殻変動により液状化も進み、険しい山道と危険な動物が待ち受けるジャングルを抜け、無事に一行は潜水艦を見付け島から脱出することが出来るのでしょうか？
「センター・オブ・ジ・アース２」のキャスト
ハンク・パーソンズ（ドゥエイン・ジョンソン）
ショーンの義理の父親。元海軍で建設会社を経営。反抗ばかりするショーンに振り回され、アレキサンダーには小ばかにされ頭にきています。海軍と建設会社の知識から、数々の苦難を乗り越えてみんなを守り抜きます。
アレキサンダー（マイケル・ケイン）
ショーンの祖父で、父マックスと同じく「ヴェルヌ信者」。「神秘の島」を探しに２年間音信不通。孫には優しいが、ハンクには馬鹿にした態度を取り不快な思いをさせます。
ショーン（ジョシュ・ハッチャーソン）
父や祖父と同じ「ヴェルヌ信者」で、４年前に地底世界を発見した時の新聞記事を今も部屋に貼り、常に冒険を求めています。頭は良いが、気が短く怒りやすく、特にハンクを含めた家族に対しては反抗的な態度を取ります。
ガバチョ（ルイス・ガスマン）
パラオの現地ガイド。見るからに胡散臭い風貌ですが娘想いで、娘の大学資金のために多額のガイド料を請求します。島に墜落してからは、人一倍怖がり度々騒ぎを起こします。アレキサンダーに小ばかにされるハンクに度々声を掛け気遣います。
カイラニ（ヴァネッサ・ハジェンズ）
ガバチョの娘。父のガイド助手を務めながら、大学進学を目指しています。ショーンに好意を持たれますがが軽くあしらいます。父の溺愛ぶりには参っているが、父を大事に想っています。
「センター・オブ・ジ・アース２」の感想・まとめ
「ハムナプトラ」シリーズを思わせるアクションのブレンダン・フレイザー出演の第１作も良かったですが、今作はあのロック様！ドゥエイン・ジョンソンが父親役で出演しているのが、一番の見どころです。「ジュマンジ・ウェルカム・ジャングル」の剛腕な体に相反する気弱な中身といった特殊な設定ではなく、ただ純粋に子供と分かり合おうとする父親役を爽やかな笑顔で演じられていて、ロックファンにはたまらない作品です。
コメディ要素も強く、ドゥエイン・ジョンソンが女性にモテる秘訣だとショーンに教える「胸筋ダンス」や、頼りない現地ガイドのガパチョの言動は思わず吹き出してしまうほど面白いです。
また映像も3Ｄ仕様で作られており、「神秘の島」の映像は目を見張るほど素晴らしいです。東京ディズニーシーのミステリアスアイランドは正にジュール・ヴェルヌの世界観に作られていて、「センター・オブ・ジ・アース」や「海底２万マイル」のアトラクションの他にも、ネモ船長の潜水艦「ノーチラス号」など映画に出てくる物がたくさん作られていますので、この作品を観てから東京ディズニーシーに行くと、新たな発見があって楽しさも倍増しますね。