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「竜の道」あらすじ・キャスト紹介・感想・評価

「竜の道」あらすじ

未完のまま終了となっていた原作がドラマになって登場しました。

復讐に燃える双子の兄弟が、家族を奪った大企業に立ち向かう本格サスペンスドラマです。

生まれてすぐに実の親に捨てられた双子の兄弟は、ある夫婦に引き取られました。

その夫婦は九州で小さな運送行を営んでいました。

とても優しい育ての親の二人は血は繋がっていないものの大切に育てられたのです。

お金がたくさんあって裕福とは言えないもののとても幸せな順風満帆な家族生活を送っていました。

ある日、大手運送会社の社長がこの夫婦のもとに現れました。

この日からこの家族の人生が一変しました。

よりいい会社にするため、従業員のため家族のために社長の提案してきたことを信じたのに裏切られてしまったのです。

この夫婦には兄弟の他に一人の女の子もいました。

双子の兄弟の妹にあたる美佐です。

結局夫婦はこの大手企業に自分たちの会社を乗っ取られてしまい、なおかつ多額の借金を背負わされてしまったのです。

これからの将来が見えなくなってしまった夫婦は自殺してしまいます。

自殺した夫婦を追い込んだ大手運送会社の社長に復讐をするべく、双子の兄弟は協力して人生を歩んでいきます。

兄の竜一は、家事によって死んだと偽りその後顔を変えてまったくの別人へと生まれ変わり、裏社会の人間へと変貌します。

弟は官僚として大手企業を追い込むために国土交通省へ入省することにしました。

そんな正反対な人生を歩む兄弟ですが二人の目的は同じです。

血のつながりはないものの大切にしている妹の美佐を守るためにも二人は壮絶な人生を送ることになります。

この二人の復讐劇は一体どんな結末を迎えるのでしょうか。

「竜の道」キャスト紹介

玉木宏(矢端竜一役)

1980年1月14日

俳優・歌手としてアオイコーポレーション所属

この映画では顔を変えて別人として生きる双子の兄を演じる

高橋一生(矢端竜二役)

1980年12月9日

俳優として舞プロモーション所属

この映画ではエリート官僚として働く双子の弟を演じる

遠藤憲一(霧島源平役)

1961年6月28日

俳優・ナレーター・脚本家としてエンズタワー所属

この映画では霧島急便社長を演じる

「竜の道」感想

とにかく毎回ハラハラドキドキとじれったさとが交互にやってくるので忙しかったです。

小さいながらに芽生えた復讐心は大人になってからも変わらずに心の中にあり、おさまることを知らないのだな、と思いました。

二人の復讐に対する思いがどれだけ大きいものなのかを毎回思い知らされました。

自分を犠牲にしてまでここまでするかということをするので恐ろしかったです。

実力派俳優の二人は、本当に正反対な兄弟に感じるかのようなレベルの高い演技力で見ているこちらをどんどんドラマの世界へ引き込んでくれました。

色気むんむんな二人っていう感じですよね。

恐怖心を感じながらもこの二人の行く末を見届けたいと思う気持ちの葛藤もありました。

もう一時間経っちゃったの?と思うくらいに1時間のドラマはあっという間に感じるほど集中していたんでしょうね。

それほど引き込まれるものがありました。

そんな二人の美佐に対する思いは本当にすごいものだな、と感心しました。

血がつながっているとかいないとか関係なく同じ境遇で一緒に生きてきたからこその想いには感動です。

霧島社長の家族にどんどん入り込んでいく竜二の姿からも目が離せませんでした。

なんて言ったって婚約者に霧島社長の娘を選ぶのですから大変驚きました。

霧島社長への復讐のために自分の人生を捨てて生きている双子の兄弟なんてストーリーを想像したら面白いに決まっています。

二人の復讐劇からきっとみなさんも目が離せなくなります。

ドラマではありますが全然一気見することもできちゃうと思います。

「竜の道」評価

こんな豪華なダブル主演ってありなの?と思えるほどの二人が揃っちゃった作品です。

世間からの注目もされたドラマです。

原作が未完となっていたので気になっていた方も多かったのではないでしょうか。

きちんとストーリーはドラマとして成り立っていてとても見やすいものでした。

そして、実力派俳優二人の演技のぶっつかり合いは素晴らしいものでした。

きっとハッピーエンドな展開にならないと途中で気づく視聴者の方も多いと思うのですがもうその頃にはこのドラマに心を奪われているのです。

霧島家の登場人物にも注目です。

いつもは優しいお父さん役が似合う遠藤憲一さんが本当に嫌味な人に感じたし、娘に松本まりかさんを起用するところも視聴者がついついみてしまった要因なのではないかと思います。

松本まりかさんのあのツンデレな態度は卑怯ですよね。

きっと多くの男性がやられたのではないでしょうか。

ドラマって少し時間が経つと記憶が曖昧になってくるのですが嫌味な感じや視聴者の心に訴えかけてくるドラマなのでこの作品は中々忘れないような気がします。

こんなに次の展開が気になるドラマは数少ないですかこれはその一つです。

結末も想像することができないので最後の最後まで十分に楽しむことができます。

 

最後に

人間の復讐心ほど恐ろしいものはありません。

復讐のために生きてきた兄弟の波乱万丈な人生をご覧になってみてください。