店長である毒川のボスである神部も登場し、草野たちは次は何の仕事をさせられるのかと緊張しています。そして神部が書いた”老人は日本の癌だ”の意味は一体…!?
前回の詳しいあらすじを見たい方はコチラをご覧くださいね。
今回は第3話についてまとめていきたいと思います!
「スカム」第3話あらすじ
研修で生き残った5人の前に現れたボスの神部。
「老人は日本の癌だ」そうホワイトボードに書いた神部は5人にこう言います。
”世の中には俺たちがやっている詐欺以外にも、いろんな詐欺が存在する。”
「絶対受かると言って売りつけられる学習教材や、痩せられると言って売りつけられる薬なども合法とみなされている詐欺の一種だ。世の中にはたくさんの詐欺があるんだよ」
「そこでどっちがいいと思う?」
①貯金0円の人から200万円を奪うか
②貯金2000万円の人から200万円を奪うかと5人に投げかけます。
老人たちは毎月、年金で約18万円もらっている。さらに昔は今より好景気だったため、多くの老人がその年金を貯金している。しかし老人たちは、そのお金を若者のために使おうとはせず、自分の余暇のために使いまくる。
若者は老人を支えるために身を粉にして働いても、自分自身の将来年金はもらえないかもしれない。だからこそ”老人は日本の癌なのだ”と話すのだった。
神部の話を聞いた5人は本格的に振り込め詐欺をやることを決意します。
そして年寄りをターゲットに電話をかけまくり、お金を稼ぎまくる5人。
ターゲットとなる老人の情報は、名簿屋から個人情報を買っているためオレオレ詐欺などの手法は使わずに、本当の息子の名前を出して信憑性を出すのだった。
大金を稼いでも、警察にばれないようにお金は決して銀行には預けない。というのがルールだった。
それは病気で入院している草野にとっては好都合だったのだ。
そしてある夜、神部が草野をはじめとした5人をキャバクラに連れていくと、
「君たちは俺の宝だ。今日は俺のおごりだ」と言い、酒と女を用意しているのだった。
そこで草野は、逃げた田中の恋人である姫香と出会うのだった。
草野は姫香に「何の仕事をしてるの?」と聞かれるも、話をごまかすために「田中とは連絡取れた?」と聞くと、田中は姫香の大阪の友達と一緒に遊んでいたことが判明するのでした。
草野は酔っ払ってしまった姫香を家まで送り届けると、いい感じの雰囲気になりソファに倒れこみます。そして姫香と唇を重ねようとすると部屋の明かりがつき、そこには集金屋の山田がいたのだった。
山田は逃げた田中の居場所を知るために、姫香の家に来ていたが、山田の居場所を知らないという姫香に対して山田の代わりにお金を返してもらおうかと姫香を連れ去ろうとしますが、草野が「ちょっと待ってください」と言い山田は部屋を後にするのだった。
「スカム」第3話みどころ
神部が”老人は日本の癌だ”の意味を語るシーンは見どころです!
なぜ”老人が日本の癌”なのかを具体的な数字や社会情勢を加えながら解説しています。
詐欺ドラマを見ているのに、日本の制度や年金のことが勉強になると思います。
そして、草野が悪徳な道に染まっていってしまう様子もみどころです!
母親や美咲には本当のことが言えずにいるのに、2人は再就職祝いをしてくれたり、草野の気持ちを考えるとつらいなと思ってしまいます。
そして美咲の友達である姫香には、ヤバい仕事をしていることがばれてしまったので、今後どうなっていくのか注目してくださいね。
「スカム」第3話感想
どんどん草野が悪い道に進んでいってしまっていますね。
個人的は神部を演じる大谷亮平さんが、逃げ恥の優しいイメージが強くどうしてもボスだと思えません。でも、物語の冒頭に草野をはじめとした5人に語るシーンは、ボス感が出ていましたね。
姫香にヤバい仕事のことがばれてしまった草野が、これからどんな行動をするのか注目していきたいと思います。