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『全裸監督』【第5話 開花】あらすじ・キャスト・感想・まとめ

 大手企業には個人の力は及ばないことを痛感させられ、つらい現実を突きつけられたサファイア映像の村西たちは、どうこの状況と闘っていくのでしょうか。

「アダルトビデオの帝王」と呼ばれた村西とおるの、半生を描いた人間ドラマ。

『全裸監督』【第5話】のあらすじ・キャスト・感想をまとめてみました。

(トップ画像公式ページより)

↓↓『全裸監督』【第4話】あらすじ・キャスト・感想・まとめはコチラ↓↓

『全裸監督』【第4話 本物】あらすじ・キャスト・感想・まとめ
 あらゆる逆境を乗り越えて、独自のアダルトビデオの世界観を作ろうと、サファイア映像という会社を立ち上げた村西とおるたち。 村西のデビュー作である渾身の一作を撮り終え、その反響はどうなのでしょか。「アダルトビデオの帝王」と呼...

『全裸監督』【第5話】あらすじ(ネタバレ)

 AV業界最大手ポセイドン企画の池沢は、日本ビデオ規制委員会を設置し、モザイク規定を明確に決めました。そこに村西も加盟するようにと呼ばれますが、村西は断ります。

 女優も使えない、販売ルートも閉鎖され、資金面もきつい状況で、サファイア映像は八方ふさがりになってしまいました。

 女子学生の恵美は、母が愛人で自分はその娘だと知り、好きなように生きると母に告げ、村西の名刺を手に事務所へ向かいます。

 アダルトビデオに出演させてほしいとやってきた恵美を見て、村西が面接をすると、ありのままで生きたいと話した恵美は、自分のわき毛をみせ、これが私だと主張しました。

 村西は恵美を気に入り、川田の意向で社運をかけて恵美のデビュー作を世に出そうと話し合いました。作品は女性優位の今までに誰も観たことのないものに仕上がったのです。それは村西が本当に撮りたかった人間のありのままの姿でした。

 しかしそのことを本人が話して知った母・加代は、規制委員会に文句を言いに行き、村西の事務所に押しかけます。母の思いも知り、事実調査が終わるまでこの作品を販売しないことで、村西は承諾しました。

 喫茶店で恵美と待ち合わせをし、販売が規制されたことを告げた村西は恵美と別れます。

 それから事務所に戻り、ダメになったら新しいものを作るしかないと、アクション×エロスをハワイで撮影するとアイデアを出します。しかし資金面と担当している川田と言い争いになります。そこでトシの仲介が入り、サファイア映像はハワイでの撮影にむかっていくことになるのでした。

『全裸監督』【第5話】キャスト紹介

シーズン1:2019年8月8日配信開始。

第5話:50分

【原作】本橋信宏

【監督】武正晴

【キャスト】村西とおる(山田孝之)

【キャスト】荒井トシ(満島真之介)

【キャスト】川田研二(玉山鉄二)

【キャスト】小瀬田順子(伊藤沙莉)

【キャスト】三田村康介(柄本時生)

【キャスト】ラグビー後藤(後藤剛範)

【キャスト】佐原恵美(森田望智)

黒木香としてデビューします。

【キャスト】佐原加代(小雪)

【キャスト】武井道郎(リリー・フランキー)

【キャスト】池沢栄吾(石橋凌)

『全裸監督』【第5話】感想

 人間らしい映画のような作品が出来上がりましたが、それだけではうまくいかないようです。

 さらなる課題が村西たちの前には立ちはだかってきます。村西の芸術性も素晴らしいですが、池沢の女性を守ろうとする思いも共感できるので、難しい問題だと思いました。

 ありのままというのは、実際相当に傷つきやすいものです。ここまで来て、やっと『全裸監督』という題名が理解できてきました。心を丸裸にしているのですね。

 アダルトビデオではないですが、以前ある女優さんが、表現者は精神ストリッパーだと話していました。まさに村西監督はその境地ですべての仕事をされているので、全裸監督ということなのかもしれません。

 アダルトビデオではない村西監督の作品も観てみたいです。

 追い込まれた時こそ素早い切り返しで、ワクワクするような夢のような企画アイデアを出す、こうやって自分をも鼓舞していくことも大切だなと思いました。

 川田の思いは本当にその通りですが、ここでトシがみんなの背中を押すという、相棒らしさを発揮し、誰かがへこめば誰かが助けるという、いいチームなのだと感じました。

『全裸監督』【第5話】まとめ

 追い込まれたときにどうしていくのか、この選択がとてもおもしろい回でした。

 ひとりではできないこと、諦めてしまいそうなことも、仲間がいれば何とか前に進めるのかもしれませんね。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。