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ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2第3話の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、感想

「ブレイキング・バッド」は、アメリカの犯罪ドラマです。

余命わずかの化学教師が、違法薬物製造に手を染めて悪に堕ちていく姿を描きます。

エミー賞、ゴールデングローブ賞などを獲得した大人気作です。

 

この記事では、「ブレイキング・バッド」シーズン2第3話「脱出の代償」の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、感想をご紹介しています。

↓↓「ブレイキング・バッド」シーズン2第2話のあらすじ・ネタバレ・キャスト・感想はコチラ↓↓

ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2第2話の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、感想
車のトランクに閉じ込められ、荒野まで連れてこられたウォルターとジェシー。2人は、残酷なドラッグディーラー・トゥコを殺そうと画策しますが…? この記事では、「ブレイキング・バッド」シーズン2第2話「消息不明」の概要、キャスト、あらすじ...

ドラマ「ブレイキング・バッド」の概要

「ブレイキング・バッド」は、アメリカの大人気テレビドラマ。

ストーリーは、「末期がんを宣告された真面目な化学教師が、家族に財産を残すために違法薬物を製造し、成り上がっていく」というものです。

ケーブルチャンネルAMCで、2008年から2013年まで放映されました。

 

「ブレイキング・バッド」は、視聴者と批評家の双方からたいへんな好評を得ました。

視聴者数は、第1シーズン第1話が140万人。第5シーズンでは、全話を200万人以上が視聴しました。最終回の第62話では、1028万人もの人々が視聴しています。

「ブレイキング・バット」の受賞歴

「ブレイキング・バッド」は様々な賞を受賞しています。

エミー賞、ゴールデングローブ賞、テレビ批評家協会賞、批評家協会テレビ省、全米監督協会賞、全米脚本家協会賞などを獲得しました。

エミー賞

ゴールデングローブ賞

ドラマ「ブレイキング・バッド」の関連作品、スピンオフ

 

スピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」

「ベター・コール・ソウル」は、「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品。

主人公は、「ブレイキング・バッド」の第2シーズンで初登場する弁護士ソウル・グッドマン。彼が、悪者になってしまった理由が描かれます。

 

初回放送は、2015年。2020年12月現在は、第5シーズン第50話まで放映されています。

エミー賞にもノミネートされました。

映画「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」

「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」では、「ブレイキング・バッド」のエピローグが描かれます。

主人公は、ジェシー・ピンクマンです。

 

アメリカで3日間だけ劇場公開されました。

Netflixで配信中。

Netflix配信「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIEの舞台裏」

Netflixでは、「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIEの舞台裏」を配信しています。

主演のアーロン・ポール、監督のヴィンス・ギリガンなどが、舞台裏を語ります。

特別映像もあります。

全13分。

「ブレイキング・バッド(breaking bad)」の意味

この作品のタイトルには、「break bad」という言葉が使われています。

「break」も「bad」も簡単な単語ですが、「break bad」となると、意味がよく分からないという人も少なくないのではないでしょうか。

それもそのはず、「break bad」は、実はアメリカ南部の方言。アメリカ人のなかでも、この言葉は広く知られている訳ではないのだそうです。

 

「break bad」の意味には、「しきたりに歯向かう」「権力に反抗する」「犯罪をおかす」「大騒ぎをする」「脅威を与える」「攻撃的になる」などがあります。

タイトルを考えた製作総指揮のヴィンス・ギリガンは、「break bad」は「raise hell」だと説明しています。

「raise hell」には、「バカ騒ぎをする」という意味があります。

ドラマ「ブレイキング・バッド」のキャスト紹介

ウォルター・ホワイト/演ブライアン・クランストン

主人公。

高校の化学教師。真面目な性格。

 

演:ブライアン・クランストン

アメリカの俳優、声優。

出演作は、「マルコム in the Middle(天才少年 マルコム奮闘記」など。

「ブレイキング・バッド」での演技が高く評価され、エミー賞主演男優賞などを受賞した。

ジェシー・ピンクマン/演アーロン・ポール

ウォルターの元教え子。

ウォルターとドラッグビジネスでパートナーを組んでいる。

 

演:アーロン・ポール

アメリカの俳優。

「ブレイキング・バッド」で、エミー賞助演男優賞を受賞した。

スカイラー・ホワイト/演アンナ・ガン

ウォルターの妻。

女の子を妊娠中。

 

演:アンナ・ガン

アメリカの女優。

「ブレイキング・バッド」で、エミー賞助演女優賞を受賞した。

ウォルター・”フリン”・ホワイト・Jr./演 RJ・ミッテ

ウォルターとスカイラーの息子。

16才の高校生。

障がいを持っている。

 

演 :RJ・ミッテ

アメリカの俳優。

脳性麻痺を抱えている。

ハンク・シュレイダー/演ディーン・ノリス

麻薬取締局(DEA)のエージェント。

主人公ウォルターの義弟(※主人公ウォルターの妻の妹の夫にあたる)。

 

演:ディーン・ノリス

アメリカの俳優。

「アンダー・ザ・ドーム」などに出演。

 

ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2第3話のあらすじ、ネタバレ

【荒野】

砂漠地帯を歩くウォルターとジェシー。

ウォルターは、偶然通りがかったトラックに乗せてもらう。

彼には、とある計画があった。

 

【スーパー】

ウォルターは、一糸まとわぬ姿でスーパーをうろつく。

 

【病院】

ウォルターは、病院のベッドに横たわっていた。

スカイラーとウォルタージュニアが見舞いに来る。

彼は、失踪後の2日間のことだけ記憶を喪失したふりをしていた。

 

【ジェシーの家】

警察がジェシーの家の前に来ていた。

死んだドラッグディーラーのトゥコの近くにジェシーの車があったことから、ジェシーは怪しまれていた。

 

ジェシーは薬物製造の用具を片付ける。

大型RV車については、バッジャーのいとこに持って行ってもらった。

ジェシーは、アリバイづくりを始める。

 

【取り調べ】

ジェシーは、ハンクたちのとり調べを受ける。

ジェシーは、水商売をしているウェンディと3日間ずっとモーテルにいたと話す。

 

【病院】

ウォルターは、記憶喪失になったと言ったために、精神科医の診察を受けることになる。

 

診察は数か月かかると言われ、ウォルターは実は記憶喪失にはなっていないと打ち明ける。

失踪していた2日間について、ウォルターはウソを混ぜ込みつつ、こう話した。

「私は家から逃げたかった。だから逃げた。はじめはひたすら歩き続けて、途中からは車をヒッチハイクした。やがて州境付近に来た。その時、ふと帰ろうと思った。妻は予想外の妊娠をしていて、息子は脳性麻痺を抱えている。私は、必要以上に優秀な高校化学教師。稼ぎは年に4.37万ドル。昔の同僚や友人は、あらゆる面で私を追い越した。しかも、余命はあと18か月。逃げたくもなるでしょう?」

 

【取り調べ】

ジェシーはひとり机に突っ伏していた。

そこに、ハンクたちがひとりの老人を連れてくる。

老人は、昨日砂漠の建物で会った人物であった。

どうやら彼は、トゥコのおじらしい。

 

ハンクたちは、昨日ジェシーに会ったかと老人に聞いた。

大ピンチのジェシー。

しかし、老人は彼には会っていないと答える。

 

【外】

ジェシーは解放された。

彼は父親と電話をした。

 

【病院】

ウォルターは、ジェシーと電話をする。

 

【ウォルターの家】

ウォルターは、箱に入れた札束のことを思い出し、こっそり家に戻る。

ウォウターは、札束と銃を隠し場所に収納した。

 

【麻薬取締局】

ハンクは、高純度の違法薬物、クレイジー8、トゥコといった事柄が気になっていた。

 

職員たちは、トゥコと銃撃戦をしたハンクの為に、記念パーティを開いた。

ハンクは、プレゼントをもらう。

 

【病院】

ウォルターは、退院することになった。

ハンクは、見舞いに来た。

ハンクは、トゥコが身に着けていたグリルを持ってきていた。

それは、職場でもらったプレゼントだった。

 

【ウォルターの家】

ウォルターと家族は、家に戻ってきた。

ウォルターは、スカイラーに、もう絶対消えたりしないと誓う。

 

スカイラーは、失踪した夜に鳴った携帯電話について尋ねた。彼女は、携帯電話を2つ持っているかウォルターに訊く。

ウォルターは、あの夜のことは覚えていないが、携帯電話は1つしか持っていないと答えた。

スカイラーは、納得していないようだった。

 

ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2第3話の感想

※ネタバレあり

 

第3回は、第2回で起きた事件の後処理といった感じでした。

 

ウォルターは、薬物の売人トゥコとの関わりを隠すために、2日間記憶喪失になったと周囲に説明します。

ジェシーは、なんとかアリバイを作ります。

 

事件のことが麻薬取締局や家族にバレないか、ドキドキの回でした。

 

 

また、この回では、ウォルターが違法薬物を製造する動機も垣間見られたように思います。

ウォルターは、精神科医にこう話しました。

「私は逃げたかった。妻は予想外の妊娠をしていて、息子は脳性麻痺を抱えている。私は、必要以上に優秀な高校の化学教師。稼ぎは年に4.37万ドル。昔の同僚や友人は、あらゆる面で私を追い越した。しかも、余命はあと18か月。逃げたくもなるでしょう?」

このセリフからは、ウォルターが違法薬物製造に入れ込む理由の一端が見えるような気がします。

 

ところで、ウォルターは家族のこともここで言及していますが、彼は家族にはあまり不満を持っていないように思えます。

妻や子供のことについて何か不満があることを示す描写は、ほとんど見たことがないです。

 

ウォルターが不満を感じているのは、職業や収入に関することなのかもしれません。

才能の割に職業や収入の面において成功していないと感じているように見えました。

 

でも、ウォルターが違法薬物ビジネスにはまり込んでいく理由に関しては、すべてのシーズンを観てからでないと何とも言えないところがありますね。

ただ、第2シーズンの第3話までを見た感じでは、自分の職業や収入といった類のものへの想いが、違法薬物販売の動機になっているように思えました。