今回はNetflixで配信されているオーストラリアドラマ・『グリッチ(シーズン1)』第1話をご紹介します。
『グリッチ』は、ある墓地に埋葬されている死者が蘇るというSFミステリードラマです。
“死者が蘇る”と言っても、“幽霊”でも“ゾンビ”でもありません。
死者たちは、埋葬された時の年齢のまま、健康な肉体で蘇るのです。
だからこそ斬新な設定と言えるこの作品。
1シーズン6話ほどなので、一日で一気見出来るところも、魅力です。
『グリッチ(シーズン1)』の主な登場人物
ジェームズ・ハイエス : パトリック・ブランマル
主人公の警官。
2年前妻ケイトに先立たれ再婚したが、その後妻が蘇り困惑することになる。
エリーシャ・マッケラー : ジェネヴィーヴ・オーライリー
ジェームズに頼まれて、蘇った人々を診察・保護する女医。
ケイト・ウィリス : エマ・ブース
ジェームズの妻で、2年前に他界したが蘇る。
サラ・ハイエス : エミリー・バークレイ
元々ケイトの友人だったが、現在はジェームズの妻。
パトリック・フィッツジェラルド : ネッド・デネヒー
150年前に他界したが蘇る。生前は町長。
チャーリー・トンプソン : シーン・キーナン
過去に謎を持つ蘇生者の一人。
カースティ・ダロウ:ハナー・マンソン
過去に謎を持つ蘇生者の一人。
『グリッチ(シーズン1)』第1話のあらすじ(ネタバレあり)
オーストラリアの小さな街・ヨラーナの墓地。
深夜に自転車でそこを通った少年が、女性の声を聞きました。
「誰か、助けて。」
見ると泥だらけの女性が、裸でうずくまっています。
じっとその様子を伺いながら、スマホで動画撮影する少年。
気づくと裸の人物は一人ではないようです。
そこで怖くなった少年は、警察に通報をします。
この時別件で町に駆り出されていた警官のジェームズは、知らせを受けて墓地へ直行しました。
するとそこへ、女医のエリーシャも到着します。
そこで二人は、泥だらけの状態で裸のままうろつく男女数名を、保護するのでした。
保護された5名は、近くの診療所へと運ばれました。
それぞれがまったく無関係の5人ですが、全員記憶が定かではありません。
そのうちの一人・ケイトはこの診療所に見覚えがあるようです。
そしてケイトを見たジェームズは驚きを隠せませんでした。
それは2年前に他界した、ジェームズの妻だったからです。
そしてジェームズを見たケイトの記憶が、徐々に蘇って来ました。
「あなた、ジェームズよね。」
しかしジェームズには、それが妻だとは到底信じられません。
死んだ筈の妻が生き返るわけがないのです。
エリーシャによると、彼女は血圧に異常もなく健康体だと言います。
困惑したジェームズは、ただただ泣き出してしまうのでした。
その後調べてみると、その診療所にはケイトの死亡記録が残っていました。
「そんな筈ない」と納得できないケイトを、再び墓地へ連れて行くジェームズ。
するとケイトに、棺から這い出した時の自分の記憶が蘇ります。
混乱して、その場から逃げ出してしまうケイト。
その時改めて墓地を見たジェームズは、掘り起こされたような墓がいくつもあることに気づいたのでした。
そして逃げ出したケイトを探し出したジェームズは、そこでしばし妻と話をします。
その時ケイトは、自分が癌だったことを思い出していました。
ちょうどその頃、墓地から這い出して保護されなかった一人の男が、街中を彷徨っていました。
その男を追跡して、スマホで撮影する通報者の少年。
尾行されていることに気づいた男は、その少年に掴みかかります。
そして「酒が飲みたいんだ」と、少年に訴えるのでした。
何故かその少年は男のことを放っておけません。
その後男と少年はバーへ忍び込み、男は念願の酒にありつきました。
それから組んで一芝居をうち、別の店から金を盗んで逃走した二人。
そして二人は道中、その男そっくりの銅像を見つけました。
銅像に刻まれている名前はパトリック。1864年に他界したようです。
実はこの男は、150年前に亡くなったヨラーナの初代町長だったのです。
同時刻診療所では、保護された人々が食事を採っていました。
そしてそれぞれが、少しずつ自分のことを思い出し始めていました。
そこへケイトとジェームズが戻って来ます。
そんな時、保護されていた男の一人が姿を消し、あの墓地へ戻ったところを警官に捕まってしまいます。
署へ戻ったジェームズは、同僚の警官に嘘をついて男を診療所へ連れ戻しました。
この男が蘇った男だと知られると、ケイトも連れて行かれると思ったからです。
それから診療所へ戻った男は、自分のことを話し始めました。
この男の名前はカルロ。
ヨラーナの収容所の捕虜だったと言います。
その時一緒に収容されていたという、弟の名前を聞いたエリーシャは驚きました。
その名前の人物が、エリーシャの患者だったからです。
90歳を超えている彼は、町外れに住んでいると言います。
それを知ったジェームズは、カルロを弟が住む家へ連れて行こうと決めました。
「カルロ、弟に会いに行こう。」
ジェームズはカルロを乗せて、車を走らせます。
するとその途中で突然、カルロの目から血が流れて来ました。
気分が悪くなって車から降りたカルロは、その先へ走って行こうとしましたが、すぐに倒れて苦しみ出し、数十秒後に、ジェームズの目の前で灰になってしまいます。
気が動転して、咄嗟に灰になったカルロをかき集めてバッグの中に詰め込むジェームズ。
そして急いで診療所へ戻り、エリーシャに何が起こったのかを話しました。
「君は医者だろ、どういうことか早く調べてくれ!」
ジェームズはケイトが同じようになることが、心配でたまらなかったのです。
『グリッチ(シーズン1)』第1話の感想
死んだ筈の妻が、突然健康体で蘇る!
勿論フィクションですが、斬新ですね。
まず、「墓地に埋葬されている遺体のうち、数体だけが蘇ったのは何故?」と思ってしまいました。
そしてカルロは蘇ったのも束の間、弟に会えないまま灰になってしまいました。
カルロはもうずいぶん前に亡くなっている人物なのですが、それより以前に亡くなっているパトリックは、灰になっていませんよね。
勿論診療所にいる人々も大丈夫でした。
「何故カルロだけが灰に?」という疑問も残り、とにかく謎だらけの第1話だったという感想です。
まとめ
今回は『グリッチ(シーズン1)』第1話を紹介しました!
棺を出て蘇った死者たち。
何故数体だけ蘇ったのかが、とても謎でしたね。
今後の展開で、様々な謎が解明されていくことを期待しましょう。
次回は第2話を紹介します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!