1000円ヒーロー第147話最新話・ネタバレ考察感想まとめ「最終話(後編)」

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2020年10月9日更新「マンガワン」『1000円ヒーロー』のネタバレ・あらすじ情報です。

穂乃香の卒業式当日、怪人化した風雅に襲われてしまった千。
手持ちの現金も全て使い果たしてしまい…。

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1000円ヒーロー 第147話のあらすじ・ネタバレ

風雅を穂乃香のところへ行かせないために、必死でしがみつく千。
その抵抗もむなしく風雅に振り払われてしまいました。
母親が穂乃香を守ったときもこんな気持ちだったのだろうかと、薄れゆく意識の中で千はそんなことを考えています。

「怪人でいられるうちに、テメェだけは俺の手で殺す!」
そう言って風雅が千に攻撃しようとしたそのとき、
風雅の体はつなぎマンたちヒーローによって押さえつけられました。

千の体の傷も、椿のクリムゾン・エリクサーによって治っていきます。
千の怪我の状態は危険なように見えましたが、椿にとっては軽傷の部類だったようです。
駆けつけた仲間たちの中には、枠惑市にいないはずの刃や麗華の姿もあります。

有理からの手紙には、C・ディスパースから逃れる怪人が一定数いること、残った怪人たちは世界が平和でヒーローを必要としなくなったときに現れる可能性が高いこと、怪人は一番に千を狙う可能性が高いことなど今後の予測とアドバイスが書かれていたのです。
そして手紙の最後には、恵理への謝罪の言葉が記されていました。

恵理は有理のアドバイス通りヒーローたちを枠惑市に呼び寄せましたが、ヒーローたちが到着する前に千は襲われてしまいました。
風雅は、そのまま逃げることなく捕まって連行されて行きます。
最強になることだけが存在意義だった彼にとって、怪人でもヒーローでもないただの人間になってしまったこの状況に、生きていく希望を失ったようです。

連れて行かれる風雅の後ろ姿に、千は
「前はヒーローだったんだろ?昔みたいに戻れるさ」
と声を掛けます。

自分のことを殺そうとした相手にどうしてそんな言葉を掛けるのかと風雅は千に問いかけましたが、
「死んでねーからノーカンだ」と、千は笑いながら言いました。
千のその姿を見て、風雅は自身の負けを認めました。




風雅との闘いのせいで、気付けば穂乃香の卒業式の開始時刻はとっくに過ぎていました。
ボロボロになってしまったスーツの代わりに、刃が旅に持って行っていた着替えのシャツと、椿の制服のジャケットを借りたようです。

無事に穂乃香の晴れ姿を見ることができて嬉しそうな千の後ろで、突然恵理のスマホが鳴りました。
関東と九州に怪人が現れたという情報が入ってきたのです。

怪人と闘いに行くために、ヒーローたちは所持金を見せ合いましたが、全員分合わせても62391円しかありません。
決して多くはない金額ですが、みんなで出し合ったお金で、何とか頑張ることに。

無一文の千は、もしも仲間がいなくて一人だったら、変身さえもできませんでしたが、みんながいてくれたお陰で変身することができました。
みんなに助けられている状況に直面して、 “ ヒーローは一人じゃないから強いんだ ” ということを実感します。

「頑張って」という声が聞こえた気がして振り向いた先には、今は亡きヴァイタミン、怪人のおっさん、同児、千の両親の姿が…。

「いってきます」と小さく呟いて、千は怪人との闘いに出発したのでした。

1000円ヒーロー 第146話の感想・考察

ついに完結してしまいました。
予想通り、千は駆けつけてくれたヒーローたちのお陰で助かりましたが、ヒーローを呼んでくれたのは恵理だったんですね。
前回、「千が助けてあげた男性が誰かを呼んでくるのでは?」と予想していましたが、外れました。

有理の手紙のお陰で千は命拾いしたのですが、有理も本当は悪い人ではなかったのではないかと思えてきました。
ただただ死への恐怖心が彼をおかしな方向に向かわせただけなのでしょう。

風雅も、千という肉体だけでなく心も強いヒーローと対峙して、その圧倒的な強さに対して素直に負けを認められてよかったと思います。
もしも「本当は自分が一番」という気持ちをずっと持ち続けていたら、また苦しむことになるでしょうが、潔く自分の敗北を認められたら余計なことに執着しなくて済むと思うからです。
雷童との仲も、そこまでギスギスした感じではなかったのも安心しました。

今回の一番の見どころは、仲間たちが全員集合したところです。
今まで一緒に闘ったヒーローたちが駆けつけて来てくれたのももちろん嬉しかったですが、それ以上に、今はいないヴァイタミンたちの姿が登場してくれた場面は目頭が熱くなりました。
もうこの世界にはいないけれど、今でも千のことを支えてくれているんですね。

これからも、怪人がいなくなるまで千たちヒーローの闘いは続きます。
前回、「穂乃香もヒーローとして千たちと一緒に闘うのでは?」などと予想しましたが、そうなると日朝家はお金が今以上に必要になるので、この展開にならなくてよかった気もします。

これからどんな未来が待ち受けているのか想像するだけでもワクワクしますが、できればその後もマンガで読みたかったです。
きれいな終わり方ですっきり感はありますが、それ以上に寂しいです。

最初から最後まで主人公・千そしてヒーローたちがかっこいい作品でした。
まだ読んだことがない方は、ぜひ一度読んでみてください。

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