映画『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』あらすじ・キャスト・感想(評価)・まとめ

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 南アフリカのケルプという藻が群生する海で、野生動物であるマダコと人が信頼関係を結ぼうとする様子が、1年間にわたり記録されているドキュメンタリー映画です。

 第93回のアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しました。

 映画『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。

映画『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』概要

公開:2020年9月4日(ポーランド) / 2020年9月7日(Netflix配信開始)

上映時間:85分

原題…My Octopus Teacher 

 

【スタッフ】

監督・脚本…ピッパ・エアリック、ジェームズ・リード

製作…クレイグ・フォスター

撮影…ロジャー・ホロックス

製作国…南アフリカ共和国

映画『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』あらすじ

 映画製作者であるクレイグは、日々カメラを手にして仕事に励んでいましたが、いつからか仕事に疲れカメラや編集器具を見るのさえも嫌になっていました。

 家族をもつ彼はこんなふうではいけないと、なんとか自分を奮い立たせるため悩んだ挙句、自分の子供のころ記憶と、20年前の仕事で心奪われた時の経験を思い出し、海に潜るしかないと思い立ち、身一つで南アフリカの海に飛び込むことにしました。

 最初はその海は荒波で苦痛でしたが、次第に体はその環境に慣れ溶け込んでいき、海の底へ向かってみると、なんと神秘的な世界が広がっていたのです。

 そこでクレイグは一匹のタコと出会い、彼女の美しさと神秘に心惹かれカメラを再び持ち直しました。するとクレイグの心にふと一つのことが浮びます。それは「彼女(このタコ)に毎日会いに行ったらどうなるんだろう?」という素朴な思い。

 ここから神秘の物語は始まるのです。

映画『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』キャスト紹介

クレイグ・フォスター

 映画製作者で南アフリカの海に潜り、一年間マダコの様子を観察し続けます。

 

トム・フォスター

 クレイグ・フォスターの息子です。

映画『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』感想(評価)

 タコの知能レベルが高いことを初めて知ることができた作品になりました。そしてこんなにもたくましく賢い生き物だとは。驚きの連続でした。

 またクレイグの彼女に対する愛情に、胸が熱くなりました。タコも物凄かったですが、クレイグの熱意も半端ではなかったですね。好奇心を大事にしそれに従って、まっすぐ取り組む姿勢は魅力でした。

 この一匹のタコも彼の自分への想いや信頼を感じとっていました。何度もドラマがある中で絆が強くなり、ふたりがくっついてコミュニケーションをとっている姿には、種を越えた愛を感じることができました。

 この地球には人だけでなく、動物そして生き物など命あるもの全てが生息しています。自分たちだけではなく、こういった小さく日常では見えないところまで、実感を伴って大切に意識していかなければならないことを伝えてくれたこの作品は、本当に素晴らしかったです。

 このタコは自然界のあらゆる危険から身を守り、子供を産むところまで一生を見事に全うしました。彼女の一生をこうして見ることができて、タコに対する見方も大きく変わりました。

映画『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』まとめ

 映像がとにかく美しく、タコに畏敬の念を抱くことのできた作品でした。

 こんなにも心が通い合うとは。新しい発見にもたくさん出会えました。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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