映画『ラストレター』あらすじ・キャスト・感想(評価)・まとめ

映画

 『Love Letter』『スワロウテイル』と数々の名作を生み出してきた岩井俊二監督の最新作。

 宮城県を舞台にした、手紙の行き違いをきっかけに始まったふたつの世代の男女の恋愛と、心の再生・成長を描いたラブストーリーです。

 映画『ラストレター』をあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。

映画『ラストレター』概要

公開日:2020年1月17日

上映時間:120分

配給:東宝

 

【スタッフ】

監督・脚本・演出…岩井俊二

映画『ラストレター』あらすじ

 裕里の姉・美咲が若くして亡くなりました。そのお葬式で姪っ子の鮎美から、姉に届いた高校時代の同窓会の便りと、鮎美宛ての手紙のことを伝えられます。

 裕里は姉の死を知らせるために、姉の代わりの同窓会へ行くと、あろうことか姉の美咲と間違えられ同級生たちに囲まれ、事実を言いそびれてしまいました。

 そこでなんと初恋の相手・乙坂鏡史郎に声を掛けられる裕里。そして勘違いを正さぬまま、美咲として乙坂との文通を始めてしまいます。

 するとその手紙のひとつが、美咲の娘・鮎美のもとに届いてしまい、鮎美もまた美咲のふりをして、母の高校時代の乙坂との思い出を辿り出します。

 美咲と美咲を取り囲んできた人々の想いは時を超え……。

映画『ラストレター』キャスト紹介

岸辺野裕里(43)…松たか子

 美咲の妹で、図書館で働いています。夫、娘、息子と4人暮らしです。

 

遠野鮎美(16)…広瀬すず

 美咲の娘です。現在高校生。母・美咲を亡くし祖父母のもとに身を寄せています。

 

遠野美咲(18・回想)…広瀬すず

 裕里の姉で若くして亡くなってしまいました。高校時代は生徒会長でマドンナ的存在でした。

 

岸辺野宗二郎(48)…庵野秀明

 裕里の夫で漫画家です。妻の浮気を疑っています。

 

岸辺野颯香(14)…森七菜

 裕里の娘です。鮎美とはいとこ同士。

 

阿藤…豊川悦司

 美咲の元夫。無職で酒を飲んでは暴力をふるっていました。

 

サカエ…中山美穂

 阿藤の同居人で妊娠。飲食店で働いています。

 

乙坂鏡史郎(44)…福山雅治 (高校生時代は神木隆之介)

 高校生の時に裕里・美咲の高校に転校してきました。大人になって小説家になりましたが、デビュー以降売れていません。

映画『ラストレター』感想(評価)

 ロマンチックな物語。淡く切ない世界観に引き込まれてしまいました。面影を追っていく乙坂や、母のことを深く知っていく娘、そして姉への複雑な想いを抱いていた妹、みんなそれぞれの形で美咲への愛が溢れていました。

 メールやデジタルが主流になって、手紙というアナログが逆に新鮮に感じるようになってきた今だからこそ、とても意味深く大切にしたいものとして、観る者の心を温めてくれたように思います。

 福山雅治さん演じる乙坂が、ただかっこいいだけじゃない、ある意味女々しさがとても印象的で、役としてよかったです。

映画『ラストレター』まとめ

 直筆の手紙のやりとりを、久しぶりに誰かとしてみたくなるお話でした。メールのやりとりより、もしかしたら想いや愛が伝わるのかも知れませんね。

 そしてそこから何かが始まったら、映画みたいな何か素敵なことが起こるかも。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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