5人の前科者が実行する犯罪計画には、想像を絶するからくりと秘密がありました。
アカデミー賞脚本賞を受賞し、ケヴィン・スペイシーがアカデミー賞助演男優賞を獲ったクライムサスペンス映画です。
映画『ユージュアル・サスぺクツ』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。
目次
映画『ユージュアル・サスぺクツ』概要
公開日:1996年4月13日(日本) / 1995年8月16日(アメリカ)
上映時間:106分
原題…The Usual Suspects
【スタッフ】
監督…ブライアン・シンガー
脚本…クリストファー・マッカリー
映画『ユージュアル・サスぺクツ』あらすじ
カルフォルニア州のサンペドロ港に停泊していたマフィアの麻薬密売船で、爆発と多数の遺体が発見されます。生き残ったのは全身の60%を火傷した男と、左手足に麻痺を持つ詐欺師で前科者のキントでした。キントは関税局のクイヤンから尋問を受け、火傷の男はFBIが身元を確保。
その事件から6週間前、ある銃器強盗事件の犯人を捜すための「面通し」で、前科者の5人が集められました。警察の本命は強盗から殺人まで様々な犯罪を犯してきた元刑事のキートンでしたが、有力者からの電話で釈放するように言われ、5人は自由の身となります。
しかし集められた5人は、そこで警官の汚職が絡んだ宝石強奪の仕事をマクマナスからふられ、堅気になろうとしていたキートンもキントの説得により5人で実行することになり、見事成功したのです。
また新たに仕事を持ちかけられたキートンは、何度も断るもののまた5人で実行。しかしその仕事は最初に聞いていた話と違い、裏切られた5人は取引相手に食ってかかります。
この仕事の依頼主に会うことになり、やってきたのはカイザー・ソゼの手下だと名乗るコバヤシという男でした。
ソゼからの伝言を5人に伝えるコバヤシ。麻薬密売船を襲撃して、大量のコカインと現金9100万ドルを手に入れるように仕事を言い渡されます。当然断る5人。しかしその裏には隠された秘密があるのでした。
映画『ユージュアル・サスぺクツ』キャスト紹介
ディーン・キートン…ガブリエル・バーン
元刑事だが強盗から殺人まで、数々の犯罪を犯してきた前科者です。現在は刑事弁護士として優秀なイーディという恋人がいて、堅気になろうとしています。
ヴァーバル・キント…ケヴィン・スペイシー
前科者の詐欺師です。左手足が不自由で障害があります。
フレッド・フェンスター…ベニチオ・デル・トロ
前科者の泥棒で、マクマナスの相棒です。
マイケル・マクマナス…スティーヴン・ボールドウィン
短気で攻撃的な銃の使い手。前科者です。
トッド・ホックニー…ケヴィン・ポラック
爆薬のプロで、平気で仲間をも裏切る前科者です。
デイヴ・クイヤン…チャズ・パルミンテリ
関税局の捜査官です。キートンを長年追っています。
コバヤシ…ピート・ポスルスウェイト
カイザー・ソゼの手下と名乗る弁護士です。
映画『ユージュアル・サスぺクツ』感想(評価)
お話が物凄く面白いです。そして一度観た後にすぐに観返したくなってしまう作品。ラストの方で思わず「噓でしょ?」っと口から出てしまい、そのどんでん返しに上体が前にどんどんいってしまうほどでした。
絵作りも俳優たちもとてもかっこいいです。そして芝居はピカイチ。エンターテイメントとしてバランスのいい作品に感じました。
これまでこの作品を観ていなかったことを後悔したほどです。好きな映画のひとつになりました。
ケヴィン・スペイシーのお芝居は、動きや雰囲気そして目線のひとつに至るまで、全てをもっと細かく観ていきたいと思っています。素晴らしく緻密な演技に感動しました。
映画『ユージュアル・サスぺクツ』まとめ
話の展開は後半に行けば行くほど引き付けられる内容になっています。
また役者の細かいお芝居も非常によく計算されていて、何重にも楽しむことができる作品でした。まさに今後も何度も観るだろう映画を発見しました。面白い。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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