古い友人たちと久しぶりの再会を果たしたレイチェル。
しかし、友人たちは知らぬ間に婚約、妊娠、昇進をしていました。
結婚を破棄してアルバイト暮らしのレイチェルは、不安に駆られて…。
この記事では、米コメディドラマ「フレンズ」第4話のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介しています。
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目次
「フレンズ」【第4話】のキャスト
レイチェル/演ジェニファー・アニストン
本作のヒロイン的存在。
裕福な家のお嬢様。ルックスが良く、学生時代からモテモテ。
☆キャスト…ジェニファー・アニストン
ジェニファー・アニストンは、この作品でブレイクしました。
レイチェル役にて、2002年にはエミー賞(主演女優賞。コメディ部門)、2003年にはゴールデングローブ賞(女優賞。テレビシリーズ、ミュージカルコメディ部門)を獲得しています。
プライベートでは、この作品の放映中にブラッド・ピットと交際し、結婚しました(※2005年に離婚)。
モニカ/演コートニー・コックス
レイチェルの親友。
世間知らずのレイチェルとは違ってしっかり者。シェフ。
☆キャスト…コートニー・コックス
「ファミリータイズ」「スクリーム」「クーガータウン」などに出ている美人女優。
フィービー/演リサ・クドロー
モニカの親友。ちょっと変わったヒッピー風の女性。
ホームレスになったことがあるなど、波乱万丈な過去を持っています。
☆キャスト…リサ・クドロー
アメリカの女優。
1998年にフィービー役でエミー賞助演女優賞(コメディ・シリーズ部門)を受賞しています。
本作以外にも、「ロミーとミッシェルの場合」など多数の作品に出演しています。
ロス/演デヴィッド・シュワイマー
恐竜学者。垢抜けないが、優しい青年。モニカは妹。
妻がレズビアンに目覚めたため離婚することに。
レイチェルに恋をしています。
☆キャスト…デヴィッド・シュワイマー
デヴィッドは、登場人物ロスと同じくユダヤ系の俳優。
「フレンズ」では演出も行っていました。
監督業やプロデューサー業にも進出しています。
チャンドラー/演マシュー・ペリー
モニカの部屋の向かいにジョーイと住んでいます。
格好悪いわけではないのに、なぜかモテません。いつもジョークを飛ばしています。
☆キャスト…マシュー・ペリー
アメリカの俳優。この作品で有名になりました。
近頃では、「セブンティーン・アゲイン」にも出演しています。
ジョーイ/演マット・ルブランク
俳優の卵。チャンドラーのイケメンルームメイト。
女好きのおバカキャラですが、温かい心の持ち主です。
☆キャスト…マット・ルブランク
マットは、「フレンズ」のスピンオフ作品である「ジョーイ」にも主役として出演しています。
近頃では、「マット・ルブランの元気か〜い?ハリウッド!」に主演し、ゴールデングローブ賞テレビシリーズ主演男優賞を獲得(ミュージカル・コメディ部門)しました。
「フレンズ」【第4話】のあらすじ(ネタバレ)
※「フレンズ」は、基本的に、1話完結ものです。
そして各1話には、複数のストーリーが流れています。
この記事では、そのストーリーごとに、あらすじを紹介しています。
レイチェルの”魔法の豆”
結婚式当日に式から逃げ出したことで、家に戻れなくなってしまったレイチェル。
それから彼女は、喫茶店でウェイトレスの仕事をし、友人モニカの部屋に住んでいます。
今日は、そんな彼女の初給料日。
レイチェルは、ワクワクしながら金額を確かめます。
しかし、そこに書かれた金額は多くはありませんでした。頑張ったのに…と肩を落とすレイチェル。
そこに、レイチェルの古い友人3人が訪れます。
久しぶりの再会にレイチェルは喜びます。ですが、それも束の間。
近況を聞くと、友人たちはそれぞれ、婚約、妊娠、出世をしたとのこと。レイチェルは、自分が結婚をやめ、ただウェイトレスの仕事をしていることを思い、気分が落ち込んでしまったのでした。
仕事を終え、レイチェルはアパートに帰ります。
家には、モニカとフィービーがいてパジャマパーティの準備をしていました。
2人は明るく声をかけますが、気分が優れないままのレイチェルは、アルコールを引っかけます。
そこに、クレジットカード会社から電話がかかってきました。ショッピング魔の彼女が数週間利用をしていなかったため、不審に思い連絡してきたのです。
「お困りのことはありませんか?」と訊くカード会社の職員に対し、レイチェルは、興奮気味でこう答えます。
「仲の良かった友達は、妊娠したり、結婚したり、出世したりしている。だけど、私はコーヒーをいれてる。それでも私がお困りでないっていうなら、お困りでないわ!」
レイチェルは半泣きになってしまいます。
モニカは、レイチェルを自立したんだからすごいとなぐさめます。
しかし、レイチェルはすごくないと言い、自分はすべてを捨ててしまったと嘆きます。
そんなレイチェルに、フィービーは、レイチェルが「ジャックと豆の木」のジャックに似ていると言い出します。
フィービーは、ジャックは牛の代わりに素晴らしい”魔法の豆”を得たと言いました。そして、レイチェルも”魔法の豆”を得たのだと話します。
しかし、レイチェルは、自分が捨てたのはただの牛じゃなくて、お金持ちの歯科医なのと返します。
レイチェルは、「前は、将来のプランがあった。見通しはついてたの。だから、不安なことはなかった。でも、今はすべてが真っ黒け」と悲しみます。
なんとかレイチェルを元気づけたいモニカは、「それは私たちも同じ。でも、いつか道がパーッと開ける時が来る」と言います。
しかし、レイチェルは「でも、道が見つからなかったら?」と答えます。
その質問に、モニカもフィービーも詰まってしまいます。
レイチェルは言います。
「ほら、不安でしょ。魔法の豆は見つからないかもしれない。見つかってもせいぜい、ただの豆かも」
その言葉に、モニカもフィービーも落ち込んでしまいます。
すっかり暗くなってしまったレイチェル、モニカ、フィービーの3人。
そこへピザの配達人がやってきます。
配達人は、間違って他の客のピザを持ってきてしまっていました。
しかし、その客の名前を知ってビックリ。
それは大統領のブレーンをしているキュートなイケメンの名前でした。
モニカによれば、彼は向かいのマンションに住んでいるとのこと。
3人は、そのイケメンを見ようと、窓に駆け寄ります。双眼鏡で覘くと、どうやら女性が部屋に来ている様子。3人はもっとよく見ようとベランダに繰り出します。
3人はやがて、落ち込んでいたのも忘れて、イケメンや恋愛の話に花を咲かせ始めました。
それからしばらくして…。
アイスホッケーの試合から、ロス、チャンドラー、ジョーイが帰ってきました。
いつものように、楽しく過ごす6人。
そこへ、クレジットカード会社からレイチェルにまた電話がかかってきます。カード会社の職員は、「お困りではないか?」と訊いてきます。
レイチェルは、楽しそうにゲームで遊ぶ5人を見ながら、こう答えるのでした。
「大丈夫よ。魔法の豆を見つけたの」
元妻を忘れられないロスの憂鬱
ロスは、チャンドラーとジョーイから、今夜開催されるアイスホッケーの試合のチケットをプレゼントされます。
ですが、ロスはいまいち気乗りがしません。なぜなら、今日10月20日は、別れた妻との初エッチ記念日だからです。元妻のことを思い出して辛い気持ちになるのです。
断るロスでしたが、チャンドラーとジョーイはあきらめず説得し、ロスを外へと連れ出します。
しかし、ホッケー場へ向かいながらも、ロスは元妻のキャロルのことばかり話します。ブーツを見てはキャロルが履いていたと言い、桃の種を見ては一緒に桃を食べたと言います。
試合が始まってからは、やっとキャロルのことを忘れたように見えたロス。ですが、運の悪いことに、シュートされたパック(※アイスホッケーのボール)が勢いよく顔に当たり、大ケガをしてしまいます。
3人は、ロスの顔の治療をするために病院に来ました。
急いで診察をしてもらいたいロスでしたが、受付の意地悪そうなおばさんは、チョコバーのクレームをつけるために電話をしていて取り合ってくれません。
診察待ちの間、ロスはまたもやキャロルの話を始めます。
長いことキャロルのことを聞かされ続けたジョーイは、飽き飽きしてついに「いい加減にしろ」と怒ります。
ロスはそこで、「今日は、キャロルとの初エッチ記念日というだけでなく、自分の初エッチ記念日でもある。それに、僕はキャロルとしか付き合ったことがない」と打ち明けます。
しばらくのち。
ロスはやっと診察が終わりました。
ロスが待合室に戻ると、治療器具を付けた姿が面白いと受付のおばさんが笑い始めました。さらに、チャンドラーとジョーイも「羊たちの沈黙みたい」と茶化します。
むすっとしたロスに、チャンドラーは、「怒るなよ。今夜は面白かっただろ」と言いますが、ロスは、「今夜は何も面白いことはなかった」と突っぱねます。
そして気が付くと、ホッケー会場から持ってきていたパックがなくなっていました。
それは、男の子にとられていました。
ロスは、大人げなく、男の子からパックを取り返そうとします。
2人はもみ合いになりました。
そして、そうこうするうち、パックはあさっての方に勢いよく飛んでいき、受付の意地悪なおばさんの頭に当たってしまいました。
それを見たロスは、「今のは面白い」と久しぶりの笑顔を見せたのでした。
「フレンズ」【第4話】の感想・評価
第4話で印象に残ったのは、レイチェルの悩みです。
結婚を取りやめ、とりあえずバイトをして過ごすレイチェルのところに、結婚したり妊娠したり出世したりした友人たちが現れます。
レイチェルは、「お金持ちとの結婚を捨ててすべて失ってしまった。この先が見えない」と嘆きます。
フィービーは、「『ジャックと豆の木』のジャックのように、レイチェルは素晴らしい“魔法の豆”を得た」となぐさめてくれます。
しかし、レイチェルは「このまま道が見つからなかったら?」と不安そうです。
ストーリーの最後には、レイチェルは「魔法の豆を見つけた」と笑顔を見せていましたが…。
この話には、部分的にでも自分と重ね合わせる視聴者が少なからずいたのではないかと感じました。
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