キリスト教の「七つの大罪」をモチーフに制作された連続猟奇殺人事件、そしてそれを追っていく刑事たちをシリアスにかつダークに描いた作品です。
全米興行成績1位を4週連続たたき出すという記録を出した大ヒットした映画。
あらゆる技法を駆使したサイコ・サスペンスになっています。
映画『セブン』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。
映画『セブン』概要
公開日:1995年9月22日(アメリカ) / 1996年1月27日(日本)
上映時間:127分
【スタッフ】
監督:デヴィッド・フィンチャー
映画『セブン』あらすじ
大都会にて雨の降り続くある日、ベテラン刑事のサマセットと新しく配属された新米刑事ミルズがある死体発見現場に行くと、そこには肥満の男が食べ物に顔をうずめて死んでいるのを確認しました。
その遺体の胃から発見されたプラスチック片から、サマセットは冷蔵庫の裏に犯人が書いたとみられる「GLUTTONY(暴食)」の文字を見つけます。
そして次なる事件は強欲な弁護士の身に起こり、そこには「GREED(強欲)」の文字が。
サマセットはこの事件が「七つの大罪」をモチーフに続けらていると仮定して、捜査を進めることにするのです。だとすれば事件はあと5つ起こるはず。
残り5つの事件が本当に起こるのか、そしてそこにはどんな人物が関わっているのか……。
映画『セブン』キャスト紹介
デビッド・ミルズ…ブラッド・ピット
血の気の多い新米刑事です。巡査。
ウィリアム。サマセット…モーガン・フリーマン
一週間後に定年を控えたベテラン刑事です。
トレイシー・ミルズ…グウィネス・パストロー
デビッド・ミルズの妻です。
映画『セブン』感想(評価)
とてもおもしろいストーリーでした。七つの大罪がモチーフになっているので、お話に入りやすかったですし、図書館のシーンはとてもかっこよかったですね。またサマセットにインテリ感と渋さと大人の色気を感じて魅了されました。こんな図書室を自宅に持ちたくなりました。
サマセットとミルズのコンビには知性と愛、そして熱血漢と情熱をみることができて、バランスが最高ですね。
ミルズは最後まで感情に振り回されサマセットの忠告を聞けず、犯人の思惑通りに心を動かし行動に移してしまいましたが、そんな未熟さや浅はかさは若さに溢れていました。ミルズ演じるブラット・ピットの若い魅力がたまりません。
またそんなふうにまだ一人前になれていないことが、サマセットの仕事を続けさせていく布石になるような気がして、脚本にとても共感しました。
そして犯人のお芝居。私は悪役を演じる時のこの役者の緻密に計算された演技が大好きです。
映画『セブン』まとめ
完成度が高く好きな映画のひとつになりました。すでにそう思っている方は多いはず。
脚本も演出も、お芝居も素晴らしくてオシャレ。非常にバランスのいい作品でした。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
コメント