今回は2018年に公開された映画『レプリカズ』をご紹介します。
キアヌ・リーブス主演作品でありながら、専門家には酷評されてしまったこの作品。
しかし実際に視聴してみると、「面白い!」
今回は『レプリカズ』が何故面白いのか?その理由をあらすじや見どころなどと併せて、ご紹介します。
『レプリカズ』のキャスト
ウィリアム :キアヌ・リーブス
モナ :クレア:アリス・イヴ
エド :トーマス・ミドルディッチ
ジョーンズ :ジョン・オーティス
『レプリカズ』のあらすじ
とあるバイオ研究所で働く神経科学者のウィリアム。
彼は、心停止している遺体から神経情報を取り出し、人工脳に移植するという特殊な研究をしています。
しかしこの研究は失敗に失敗を重ね、研究打ち切り目前でした。
そんな状況でもプライベートでは、美人妻と3人の子供を持つウィリアムにとって、家族との時間も大切にしなければなりません。
ある週末、ウィリアムは家族全員を車に乗せて、マリーナに向けて車を走らせていました。
不運にもこの日は暴風雨という最悪の天候で、突然車の前に倒れて来た大木を避けることができなかったウィリアム。
そしてフロントガラスを突き破った大木は妻・モナの体を貫き、その先のカーブで車は崖下へ転落してしまったのです。
それからしばらく経ってウィリアムが目覚めると、最悪の現実が待っていました。
彼は一瞬で、家族全員を失ってしまったのです。
押し寄せる絶望感の中で、咄嗟にウィリアムは「家族を蘇らせる」ことを考えていました。
まず事故現場に同僚のエドを呼び出し、それぞれの遺体から神経情報を採取しました。
そしてクローン研究が専門のエドを、家族のクローン作りに協力させたのです。
勿論人間のクローンを作ることなど、法的に許されていないことで前例もありません。
しかし、このクローン作りは完璧に成功してしまい、家族の運命は結局ウィリアムの研究が左右することになります。
これまで神経情報のコピーに失敗し続けてきたウィリアム。
しかし追い詰められたウィリアムは、ついに問題を解決する方法を発見します。こうして完璧な家族のレプリカを作ったウィリアム。
しかしそのアルゴリズムを、金儲けのために利用したい上司のジョーンズによって、家族は命を狙われることになってしまいます。
ウィリアムは家族を守るため、真実を妻に話さなければなりませんでした。
『レプリカズ』の見どころ
この映画の見どころは、まさかの結末です。
主人公とその家族は勿論、悪役に至るまでハッピーエンドの意外性。
何故こんなことが実現できたのかといえば、主人公が二人いたからなのです。
その人格は姿形だけでは判別できません。
さすが学者は頭が良いですね!
『レプリカズ』の感想
この映画はSFですが、専門家からは酷評されています。
何故なのかはわかりませんが、“非現実的”に加えてモラルを逸脱しているからでしょうか?
まずは人間のクローンを作ることは、モラルに反した行為ですよね。
しかもそれを初挑戦で完璧に成功させてしまうのですから、まったく真実味が薄いストーリー展開に感じるかもしれません。
ウィリアムの神経情報を他の脳に移植するという研究も、何度やっても失敗していたのに、急に成功してしまうあたりも同様です。
しかし個人的には、「それはフィクションの醍醐味」くらいに捕えると、なかなか面白く感じましたし、とにかく結末がとっても気に入ってしまったので、お勧め作品の一本になりました。
ハッピーエンドは観た後でスッキリするので大好きです。
まとめ
今回は映画『レプリカズ』をご紹介しました。
SF作品なので現実味は薄いですが、ハッピーエンドのこの作品。
キアヌ・リーブスのカッコいいアクションこそないものの、彼の違った魅力が発見できる一本かもしれません。
興味のある方は、是非本編映像をご覧になってみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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