異人種間の結婚が認められていなかった頃、白人と黒人の夫婦が互いの愛を貫くため戦った実話を映画にした作品です。
“LOVING(ラビング)“というその名前の通り一途な想いを持ち続け、 ただ、一緒にいたかったーその切なる願いが、世界を変えた。
この人を守りたいという純粋な気持ちに正直に生きた夫婦の、強い愛のラブストーリーです。
映画『ラビング 愛という名前のふたり』のあらすじ、キャスト、感想(評価)をまとめてみました。
目次
映画『ラビング 愛という名前のふたり』概要
公開日:2017年3月3日 (日本) / 2017年2月3日 (英国) / 2016年11月4日 (米国)
上映時間:123分
【スタッフ】
監督:ジェフ・ニコルズ
製作:コリン・ファース
映画『ラビング 愛という名前のふたり』あらすじ
1958年アメリカ合衆国バージニア州で、白人のリチャードは小さな頃から絆が深かった黒人の恋人ミルドレッドから妊娠したことを告げられます。ところが当時のこの州では異人種間での結婚は、法律で禁止されていました。
しかしリチャードはミルドレッドが懐妊したことを喜び、こっそりワシントンD.Cへ行って結婚することにしたのです。
ミルドレッドの父親を立会人にして無事に籍を入れた二人でしたが、その後地元のバージニア州に戻り新居を構えて暮らし始めると、ある夜保安官がやってきて二人を逮捕してしまいます。
離婚をするか、地元を捨てて違う州に行って暮らすかを迫られる二人。一度はワシントンD.Cに移り住み子育てもしますが、息子が交通事故に遭ったのをきっかけに、自分たちの求めていることにはっきりと気づていくのでした。
そしてふたりは愛を貫くため、ある行動に出るのです。
映画『ラビング 愛という名前のふたり』キャスト紹介
【キャスト】
リチャード・ラビング…ジョエル・エドガートン
バージニア州で育った大工をしている白人で、ミルドレッドの夫です。
ミルドレッド・ラビング…ルース・ネッガ
バージニア州で育った黒人女性で、リチャードの妻です。
ブルックス保安官…マートン・チョーカシュ
バージニア州の保安官です。異人種間の結婚に強く否定的な姿勢を示しています。
映画『ラビング 愛という名前のふたり』感想(評価)
リチャードが深く深くミルドレッドを愛しているのが伝わってきました。ミルドレッドがじっとこらえている姿を見ると苦しくなり、彼女から思いがこぼれるとなんとか叶えてやろうとする、とても優しい男性です。
住むところが変わっても、大工として懸命に働くリチャードの様子は、とてもたくましかったです。だからこそ地元のバージニア州に戻り、自分の母親に会った時に毎回かける言葉が、なんんとも可愛らしく愛おしく感じました。
その息子の様子を甘やかさずに、ちゃんと真実を伝えたうえで余計なことは何も言わずに息子を手伝ってやる母の姿もまた、親子の絆と信頼を感じさせるものでした。
映画『ラビング 愛という名前のふたり』まとめ
人種に囚われない本当の愛、そして想いを貫く静かだが確かな強さを感じることのできる作品でした。
大切な人を守りたい。このシンプルでまっすぐな気持ちに心が温まります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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