ザ・コール【韓国映画】 あらすじ・概要・キャスト・感想・評価!

海外映画

20年前からかかってきた電話。

この電話を取ったことから1人の女性の人生が大きく変わっていく…。

パク・シネ主演のサイコホラー映画!

この記事では「ザ・コール」について簡単にまとめています!

ザ・コール 概要・キャスト

「ザ・コール(The Call)」は2020年に配信開始された韓国映画です。

監督を務めているのは韓国人のイ・チュンヒョン。

出演は「美男ですね」「相続者たち」で知られるパク・シネが務めています。

パク・シネとつながりをもつ20年前の人物をチョン・ジョンソが演じました。

他にも「モンスター その愛と復讐」「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のイ・エルも出演しています。

ここからはメインキャストの紹介です!

ソヨン/パク・シネ

2019年の時代で生きている28歳の女性。

幼い頃に父親を亡くし、病気を患い入院中の母親とも不仲。

実家にあった古い電話で20年前の時代に生きるヨンスクとつながる。

ヨンスク/チョン・ジョンソ

1999年の時代に生きる28歳の女性。

育ての母であり、霊媒師の女性に監禁・暴行されている。

家にあった電話で20年後のソヨンとつながる。

ヨンスクの養母/イ・エル

1999年の時代に生きるヨンスクの育ての親。

霊媒師で、風水などを気にしてヨンスクに虐待まがいのことをする。

ソヨンの母/キム・ソンリョン

2020年の時代に生きるソヨンの母親。

病気を患って入院中。

ソヨンとは不仲。

ザ・コール あらすじ

ソヨンは2019年の時代で生きる28歳の女性。母親が病気を患い入院したために実家に帰ってくることになった。ソヨンの父親はソヨンが幼い頃に亡くなっており、それ以来母親には冷たい態度を取るようになっていたソヨン。実家に帰る途中で携帯を紛失してしまったソヨンは実家にあった古い電話機を使うことに。するといきなりその電話機に着信が入る。紛失した携帯を拾得した人からの連絡だと思ったソヨンは電話に出る。しかし聞こえてきたのは女性の声で「助けて。」という声だった。身に覚えの無いソヨンは間違い電話だという旨を相手に伝える。それでもその後もかかってくる同じ女性からの着信。女性との会話で、同じ住所にいることが判明。どういうことか不思議に思うソヨンだった。

その後に家の中で物音が聞こえ、ソヨンは物音がした方へ向かう。壁にかけてあった写真が落ちただけだったが、ソヨンはその壁に違和感を感じる。その壁を調べてみると、壁の向こうに隠し部屋を見つける。部屋に残されたダンボールの中に日記を見つけるソヨン。日記の日付は20年前の1999年。残された写真も1999年のものだった。近所のイチゴ農家の男に尋ねてみると、写真の女性は20年前にソヨンの家で暮らしているヨンスクだということが判明する。

電話の内容と日記の内容を照らし合わせた結果、電話の相手が20年前のヨンスクだと理解したソヨン。自分が未来の人間だと証明するために、20年前の出来事をヨンスクに予言する。ヨンスクもソヨンが20年後の人間だということが分かり、同い年ということもあって2人は仲良く会話する。ヨンスクが好きな歌手の未来の曲を聴かせたり、お互いの境遇を話したりしていたソヨンとヨンスクだった。

ある日、ヨンソクの義母が家を売りに出す。内見に訪れたのは幼いソヨンとその家族だった。ヨンソクは未来のソヨンに電話をかけて、未来では既に亡くなっているソヨンの父親の声を聞かせるのだった。ソヨンは久しぶりの父親の声を聞いて涙する。するとヨンソクはソヨンの父親が亡くなるのを防ぐと提案するのだった。

ソヨンの父親の命日にヨンスクは家を抜け出して、死因である火事を防ぐ。すると未来ではソヨンの身の回りが急激に変化する。家の雰囲気も変わり、ソヨンの身体にも髪が伸びたり火傷の痕が消えたりしていた。そしてソヨンの両親も健康な姿で現れるのだった。ソヨンは家族3人で暮らせることに喜びを感じ、久しぶりの一家団欒を楽しんでいた。一方、ヨンスクの環境は変化しないまま。ソヨンに電話をかけても、電話に出ないことが増えていった。義母に無断の外出がばれて義母に酷い仕打ちを受けたりもしていた。ヨンスクはソヨンが電話に出ないことを責め立てる。そこでソヨンはネットでヨンスクのことを調べるのだった。するとヨンスクは義母に殺されていることが判明する。その事実をソヨンから知らされたヨンスクは義母の攻撃を回避し、逆に義母を殺してしまうのだった…。

ザ・コール みどころ

この作品のみどころはヨンスクが殺人に手を染めてからになります。

ソヨンに対して強気に出て行くヨンスク。

なぜならヨンスクの行動次第でソヨンの生活が一変してしまう可能性があるからです。

せっかくの家族団欒を失いたくないソヨン。

しかし、ヨンスクの異常性にも気付いている様子。

過去と未来での攻防戦から目が離せないことになるでしょう。

ラブコメのイメージが強いパク・シネの迫真の演技にも注目です。

ザ・コール 感想

非常に緊張感のある作品でした。

過去の出来事が即座に未来に反映されるのが面白い設定ですよね。

はじめはソヨンとヨンスクが仲良くなって、家族を取り戻していい話だと思っていました。

それが次第にサイコスリラーの様相を呈していきます。

この落差によってラストの結末も非常に強調されているのではないでしょうか。

メインの2人の女優の演技が素晴らしくて、最後までドキドキハラハラしながら鑑賞できました。

スプラッタ系ではないのでどなたでも鑑賞できると思います。

それでも痛みが想像できそうな演出がされているので、目を背けたくなる方もいるかもしれません。

ザ・コール まとめ

いかがでしたか?

パク・シネの演技、ストーリー、設定が素晴らしいので是非鑑賞していただきたい作品です。

ラストシーンの解釈、考察を検討するのも楽しいかもしれません。

この記事を読んだ方が「ザ・コール」に興味を持っていただけたら嬉しいです!!

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