目を伏せていても心を掴み、臆することなく泣ける映画とも言われている、若い男女のラブストーリー映画です。
未完の小説が原作となり、映画と小説が同時進行で作られていました。
アカデミー賞の複数部門でノミネートし、主題歌「ある愛の詩」ではアカデミー賞音楽賞を受賞しています。
映画『ある愛の詩』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。
映画『ある愛の詩』概要
公開日:1071年3月6日(日本)
上映時間:99分
原題…Love Story
【スタッフ】
監督…アーサー・ヒラ-
脚本…エリック・シーガル
原作…エリック・シーガル『ラブ・ストーリー ある愛の詩』
音楽…フランシス・レイ
映画『ある愛の詩』あらすじ
裕福な名家、バレット家の息子・オリバーは代々ハーバード大学出身という家柄で、アイスホッケーに夢中になりながら、ハーバード法科大学院を目指していました。その合否を心配する父。学長とは同級生だからと口をきいてやろうとしますが、それに反発するオリバー。
そんな独立心の強いオリバーは、ハーバード大学関連の女子大学、ラドクリフ大学の通うジェニーと恋に落ちます。
しかし彼女の実家は地元でクッキー屋「フィルの店」を営んでおり、お坊ちゃまと苦学生という家柄違いの境遇です。その先の進路で別れを想定していたジェニーでしたが、オリバーが選択したのは、ジェニーとの結婚でした。
バレット家では両親の反対を押し切り結婚し、ふたりで生活を始めるオリバーとジェニーでしたが、ふたりが24歳になった時ジェニーが白血病の末期であることが発覚するのです。
映画『ある愛の詩』キャスト紹介
オリバー・バレット4世…ライアン・オニール
ハーバード大学に通う大学生です。
ジェニー…アリ・マッグロー
ハーバード大学関連の女子大学、ラドクリフ大学の通う大学生です。のちにオリバー・バレット4世の妻になります。
オリバー・バレット3世…レイ・ミランド
オリバー・バレット4世の父親です。
フィル…ジョン・マーリー
ジェニーの父親です。
映画『ある愛の詩』感想(評価)
オリバーの反発心は若々しくエネルギーに満ちていて、自分で人生を切り開きたいという想いがありありと伝わってきました。そうでないとすべて奪われしまうと、若いながらにそれをわかっていたから、家柄に甘んじることなく自分の意志で生きたかったのですね。
オリバーの父親が実に温かくそんな息子を見守っていたところは、本当に器の大きさを感じます。理由がはっきりしないのに、ケンカ別れしていながらもお金を渡したのは、父が息子を心の底から信用していたという絆を感じさせました。なかなかできないことだと思います。
オリバーとジェニーのふたりの物語は、愛を貫き己の力で自分たちの生き方を全うしようとするパワフルさがあり、心地よい若さがみなぎっています。しかし両親の反対を押し切っての結婚は、自分だけでなく相手にも寂しい想いを、結婚生活の中で与えてしまうものなのですね。
“Love means never having to say you’re sorry.(愛は決して後悔しないことだ)”の名台詞は、自分の過去の恋愛を改めて肯定できる言葉で、そこに費やした時間を宝物にできる、なんとも教訓のようなものになりました。
映画『ある愛の詩』まとめ
これまでの恋愛を大切に心のアルバムに入れ替えたくなった映画でした。
愛した相手を、そして相手を愛した自分の心を大事に生きていけたら、とても豊かで素晴らしいですね。きっとそれは世界中の人が共通して思うことでもあるのだと、この作品を観て実感しました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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