「ブレイキング・バッド」は、アメリカの大人気テレビドラマです。
真面目な化学教師が、末期がんを宣告され、家族に財産を残すためにドラッグの製造を始めます。
ドラマに対する評価は高く、エミー賞では、作品賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞などを獲得しました。ゴールデングローブ賞では、作品賞と主演男優賞を受賞しています。
関連作品には、「ベター・コール・ソウル」「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIEの舞台裏」があります。
これらは、「ブレイキング・バッド」とともにNetflixにて配信中です。
この記事では、米ドラマ「ブレイキング・バッド」の第1話「化学教師ウォルター・ホワイト」の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、感想をご紹介します。
目次
ドラマ「ブレイキング・バッド」の概要
「ブレイキング・バッド」は、視聴者と批評家の双方からたいへんな好評を得ました。
視聴者数は、第1シーズン第1話が140万人。第5シーズンでは、全話を200万人以上が視聴しました。最終回の第62話では、1028万人もの人々が視聴しています。
受賞も多く、エミー賞、ゴールデングローブ賞、テレビ批評家協会賞、批評家協会テレビ省、全米監督協会賞、全米脚本家協会賞などを受賞しています。
放映は、2008年から2013年までです。
エミー賞
- 作品賞(ドラマ部門)…2013、2014
- 主演男優賞(ドラマ部門)(ブライアン・クランストン)…2008、2009、2010、2014
- 助演男優賞(ドラマ部門)(アーロン・ポール)…2010、2012、2014
- 助演女優賞(ドラマ部門)(アンナ・ガン)…2013、2014
ゴールデングローブ賞
- 作品賞(テレビ・ドラマ部門)…2014
- 主演男優賞(テレビ・ドラマ部門)(ブライアン・クランストン)…2014
ちなみに、この作品のタイトルに使われている「Break bad」という言葉は、アメリカ南部の方言で、アメリカ人でも知る人は少ないそうです。意味には、「しきたりに歯向かう」「権力に反抗する」「犯罪をおかす」「大騒ぎをする」「脅威を与える」「攻撃的になる」などがあります。
タイトルを考えた製作総指揮のヴィンス・ギリガンは、「break bad」は「raise hell」だと説明しています。「raise hell」には、「バカ騒ぎをする」と言う意味があります。
ドラマ「ブレイキング・バッド」の関連作品、スピンオフ
スピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」
「ベター・コール・ソウル」は、「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品。
主人公は、「ブレイキング・バッド」の第2シーズンで初登場する弁護士ソウル・グッドマン。彼が、悪者になってしまった理由が描かれます。
初回放送は、2015年。2020年12月現在は、第5シーズン第50話まで放映されています。
エミー賞にもノミネートされました。
映画「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」
「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」では、「ブレイキング・バッド」のエピローグが描かれます。
主人公は、ジェシー・ピンクマンです。
アメリカで3日間だけ劇場公開されました。
Netflixで配信中。
Netflix配信「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIEの舞台裏」
Netflixでは、「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIEの舞台裏」を配信しています。
主演アーロン・ポール、監督ヴィンス・ギリガンなどの製作者が、舞台裏を語ります。特別映像もあります。
全13分。
ドラマ「ブレイキング・バッド」のキャスト紹介
ウォルター・ホワイト/演ブライアン・クランストン
主人公。
真面目な高校の化学教師。
演ブライアン・クランストン
アメリカの俳優、声優。
出演作は、「マルコム in the Middle」など。
「ブレイキング・バッド」での演技が高く評価され、エミー賞主演男優賞などを受賞した。
ジェシー・ピンクマン/演アーロン・ポール
ウォルターの元教え子。
ドラッグビジネスのパートナー。
演アーロン・ポール
アメリカの俳優。
「ブレイキング・バッド」で、エミー賞助演男優賞を受賞した。
スカイラー・ホワイト/演アンナ・ガン
ウォルターの妻。
演アンナ・ガン
アメリカの女優。
「ブレイキング・バッド」で、エミー賞助演女優賞を受賞した。
ハンク・シュレイダー/演ディーン・ノリス
麻薬取締局(DEA)のエージェント。
主人公ウォルターの義弟。(主人公ウォルターの妻の妹の夫にあたる。)
演ディーン・ノリス
アメリカの俳優。
「アンダー・ザ・ドーム」などに出演。
ドラマ「ブレイキング・バッド」第1話のあらすじ
ウォルター・ホワイトは、真面目な化学の高校教師。
身重の妻、脳性麻痺の息子とともにつつましい暮らしを送っていた。
彼はある日、末期がんを患っていることを告げられる。余命は長くて2年。
それを知ったとき、彼の中で何かが変わった。
ウォルターは、家族にお金をのこすため、ドラッグの製造に手を染め始める。
ドラマ「ブレイキング・バッド」第1話の感想
ウォルターのなかにある感情は、自分のなかにもある感情のように思える。
人々はみな、ウォルターのような感情を持っているものなのだろうか?
それとも、一部の人間がそうなのだろうか?
ウォルターを見ていると、自分の姿が見えてくる。
宣伝文を読んだところ、きっとこの先ウォルターは、ろくなことにならない。けれども、しばらく見守りたいと感じる。
コメント