映画『愛と青春の旅だち』あらすじ・キャスト・感想(評価)・まとめ

海外映画

 アカデミー歌曲賞を受賞した、今ではあまりにも有名な「愛と青春の旅だち」が主題歌になっている映画。

 つらい環境で育った若くまっすぐな青年ザックが、自分の人生を自分の手で切り開いていく成長物語です。

 映画『愛と青春の旅だち』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。

映画『愛と青春の旅だち』概要

公開日:1982年8月13日(アメリカ) / 1982年12月18日(日本)

上映時間:124分

原題:An Officer and a Gentleman 

 

【スタッフ】

監督…テイラー・ハックフォード

映画『愛と青春の旅だち』あらすじ

 13歳の時に母親を亡くしたザックは、母が離婚していたために、初めて会うことになった父のところで新たに生活をすることになりました。しかし父は水兵ながらも売春婦に溺れ生活破綻者。近くに住んでいるフィリピン人からも暴力を振るわれて大きくなっていくのでした。

 大学を卒業後、ザックは母が父を見捨てたのと同じように、シアトルにあるレーニエ士官学校に入学するため家を出ることにしました。そのことをあざ笑い反対する父。ザックは自分の人生を切り開くため、士官学校で教官のフォーリー軍曹の、心身ともに厳しい訓練を受け始めます。

 そんな中懇親パーティーでザックは製紙工場で働くポーラという女性に出会い、意気投合します。同期のシドもポーラの友人・リネットと親しくなり、ダブルデートを繰り返すようになります。ザックは自身の両親のこともあり、深入りはしないつもりでしたが…。

 ザックのとんがっている様子を見かねたフォーリー軍曹は、彼を精神的にも肉体的にも絞り込み、「何故ここにいるのか」と追い詰めます。そこでザックが言った言葉は。

映画『愛と青春の旅だち』キャスト紹介

ザック・メイヨ…リチャード・ギア

 13歳の頃に母親を亡くし、仕方なく母と離婚した父のもとで大学に通いながら生活している青年です。父は売春婦に溺れて生活破綻者であり、ザックは住まいのあるある場所に多く住んでいたフィリピン人に暴力を受けながら育ちました。

 

ポーラ・ポクリフキ…デブラ・ウィンガー

 製紙工場で働く女性で、ザックの恋人です。

 

シド・ウォーリー…デヴィッド・キース

 ザックと同期の士官学校の生徒です。厳格な家庭の育ち、地元にいい名づけがいます。

 

リネット・ポメロイ…リサ・ブロント

 製紙工場で働くポーラの友人で、シドの恋人です。

 

エミール・フォーリー軍曹…ルイス・ゴセット・ジュニア

 士官学校の教官です。

映画『愛と青春の旅だち』感想(評価)

 自分の生きる道を必死で切り開いていく青年ザックの姿に、たくましさと力強さと勇気を感じます。愛してやまない母を失いそこにとどまってしまうでもなく、置かれている環境に甘んじて人生を諦めてしまうでもなく、人生を変えるというとても大事なことを伝えてくれました。

 何者になるのか、そのために自分は何を手放してはいけないのか、泥臭くしがみつくザックは、とてもかっこよかったです。まさに運命との闘いのようでもありました。

 自分の想いや信念をブラさず、まっすぐ生きることは並大抵のことではないですが、何かを変えるべきとき、その勇気や意欲が持てず己に負けそうなときは、これを観て想いを奮い立たせたいと思いました。

 またこんなに力強くしっかりとした青年は、実は何もかも初めてのことが多く、若く瑞々しい感性であらゆるものを感じ取っており、その事実を思い出すとこのまっすぐさや想いの誠実さは、想像以上に白く透き通っていて、涙が思わず出てきてしまいます。

映画『愛と青春の旅だち』まとめ

 人生とは自分で切り開くものなんだと、訴えかけるようなお話でした。

 与えてもらった人生を責任もって楽しんで生きる、その道を掴むのは本当に自分でしかできないことですね。

 ザックのように強く生きなければ。いや強く生きたい。そんなふうに思わせる映画でした。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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