「アメリ」大ヒットフランス映画のあらすじ・キャスト・感想・まとめ

映画

「アメリ」ってどんな映画?

2001年にフランスで公開された「アメリ」という作品はご存じですか?

「好きなことはクレームブリュレのお焦げをスプーンで割ること」で、日本でも一躍大ヒットしたあの作品です。

「アメリ」の魅力は妄想癖が有り、人とのコミュニケーションが不器用な一人の女の子が、コミカルないたずらやお節介で、次々と周りの人たちを幸せにしていくというお話です。パリが舞台の作品ですので、パリの美しい街並みや、おしゃれな生活、モンマルトルにあるアメリの働くカフェ「デゥ・ムーラン」もパリの観光スポットになるほどでした。観る人をも幸せにしてくれる「アメリワールド」を早速ご紹介致します。

「アメリ」のあらすじ

アメリはパリのモンマルトルにあるカフェ「デゥ・ムーラン」で働く妄想癖のある22歳の女の子。アメリの両親は教師として働く神経質な母親と、冷淡な元軍医の父親でしたが、両親ともに神経質だった為アメリは幼い頃からあまり構ってもらえませんでした。父親は月に一度アメリを検診する時しかアメリの体に触らないため、鼓動が異常に早くなってしまったアメリを父親は心臓病だと勘違いしてしまいます。そのためアメリは学校へは行かず、母親から教育を受けますが、他の子どもたちと戯れることもなく、人とのコミュニケーションが苦手な女性へ成長してしまいました。

22歳になり実家を出てアパートで一人暮らしをするアメリは、アパートのバスルームのタイルが一つ壊れているのを発見します。その中には小さな箱が有り、中には小さな子供が集めたおもちゃなど宝物が入っていました。40年ほど前の住人の持ち主に箱を返そうとアメリはあちこちに聞きに回って、アメリはドミニク・ブルトドーという名前に辿り着きます。公衆電話にこっそり箱を置き、ブルトドーに返したアメリは、奇跡ようだととても喜ぶブルトドーを見て、人々を幸せにすることに喜びを見出し、いつか自分も殻から抜け出せるのではないかと行動を起こします。

アメリは実家の庭にあるドヌーフの陶器の人形を持ち出し、CAの友人に頼みドヌーフを世界中の名所に行ったかのように写真に収めてもらい、実家の父親に送ったり、夫に駆け落ちされ捨てられたアパートの管理人の女性には、夫のフリをして「本当は今も愛している」と思わせる手紙を書いて送ったり、周囲の人々に幸せが訪れるように小さなイタズラを仕掛けました。

時には意地悪な八百屋の店主には、店主がいない隙に自宅に侵入し、歯磨き粉と足用の塗り薬の場所を入れ替えたり、目覚まし時計の時間を狂わせたり、小さなイタズラをたくさん仕掛けて懲らしめます。しかし周りの人に変化は起きても、自分自身は何も変わらず今一歩踏み出せずにいました。駅の証明写真の場所で、捨てられた写真を集めるニノという男が気になっていたアメリは、偶然ニノが忘れていったアルバムを拾います。アメリはアルバムを届けようとしますが、勇気が出なく、面と向かって渡すことが出来ません。そこでアメリは数々のヒントを残しニノがアメリに辿り着くように仕掛けます。

「アメリ」のキャスト

アメリ・プーラン(オドレイ・トトゥ

パリのモンマルトルにあるカフェ「ドゥ・ムーラン」で働く女の子。神経質な両親から生まれ、心臓病と勘違いされ、他の子どもと学校に通うことはなく、妄想癖があり人とのコミュニケーションが苦手。小さなイタズラで周囲の人々に幸せを運びます。

ニノ・カンカンポワ(マチュー・カソヴィッツ )

駅で他人の捨てられた証明写真を集めている男。子供の頃はいじめの標的になっていた。変わった物を集めるのが趣味。

 

「アメリ」の感想・まとめ

フランス映画が日本で大ヒットするのは珍しいですが、この作品は日本人が観ても「クスッ」と笑ってしまうような小ネタが満載で、アメリの小さなイタズラは観るものを楽しい気分にさせてくれます。なかでも意地悪な八百屋の店主に小さいイタズラをたくさん仕掛けるシーンは何度観ても笑えます(現実だったら家宅侵入罪ですが)パリが舞台の作品ですので、美しいパリの風景や、お洒落なカフェ、カラフルで可愛いアメリの部屋など、日本人の女子が憧れてしまうようなおしゃれな物ばかりがたくさん出てきます。パリへ行ってみたくなるとても楽しい作品ですのでオススメです。

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