ある日突然パパが猫に!!
大企業のオレ様社長で仕事一筋のトムは、 家庭や社員のことなどを顧みず毎日がむしゃらに働いてきました。
しかしあることをきっかけに猫の姿になってしまった彼は、一体どうなってしまうのでしょうか。
映画『メン・イン・キャット』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。
目次
映画『メン・イン・キャット』概要
公開日:2016年11月25日
上映時間:87分
〇原題…Nine Lives
→英語のことわざである、“A cat has nine lives.”(=なかなか死なない、強運の持ち主)からきました。
【スタッフ】
監督…バリー・ソネンフェルド
(『ミザリー』、『アダムス・ファミリー』シリーズ、『メン・イン・ブラック』シリーズなどの監督です)
製作国…フランス、中国
映画『メン・イン・キャット』あらすじ
仕事に全てを捧げ、家族をないがしろにしていた大企業のワンマン社長トムは、これまで目標を達成するためなら、どんな犠牲をも払ってきました。
そんな中、娘の誕生日が翌日に迫っていることを妻によって伝えられたトムは、娘がずっと欲しがっていた猫をプレゼントするため、ペットショップへ行き猫をゲットします。するとちょうどその時社員から電話が入り、すぐに会社に戻らなくてはならなくなりました。
一緒についていくと主張する猫の意思を汲んで、ともに会社の屋上に上がると、なんと社員に突き落とされビルから転落してしまいます。その時同時に落ちてしまった猫と目が合い、意識を失うトム。次の瞬間目を開けると、病院のベッドに横たわっている自分が目の前にいたのです。
転落の時になんと魂が猫と入れ替わってしまいました。
トムの家族に引き取られた猫になったトムは、毎日を娘のレベッカと過ごすことで、忘れていた最も大事なものに気付き始めていくのです。
映画『メン・イン・キャット』キャスト紹介
トム・ブラント…ケビン・スペイシー
家庭や社員を顧みない大企業の社長です。
レベッカ・ブラント…マリーナ・ワイスマン
トムの再婚相手の娘です。トムに一番懐いている子供。
ララ・ブラント…ジェニファー・ガーナ―
トムの再婚相手です。2番目の奥さん。
デイビット・ブラント…ロビー・アメル
トムの最初の奥さんの息子です。
フィリックス・パーキンス…クリストファー・ウォ―ケン
猫だけを扱うペットショップの店長です。唯一猫と話ができます。
映画『メン・イン・キャット』感想(評価)
一緒にいたいけどいつも忙しくて近くにいない、娘にとってはそんな父。さらに妻にとってはもうひとつ家族を持つ夫。そんなトムの愛はこれまでずっと会社にあり、家族や自分の周りで頑張っている社員には全く向けられずにきました。
猫になったトムが本当に自分を愛してくれている者に気づいていく過程は、胸の氷が徐々に常温に溶けていくようでした。
この作品を観て、猫目線で人間を見ることができたり、猫たちが人間に伝えようとしていることは、思っている以上に大事な根源的なことだったのだと気づかされました。
忙しいからと言って、彼らのサインを見て見ぬふりしたり、後でと言って忘れてしまったり、どれだけ寂しく悲しくつまらない気持ちになっていたかと思うと、心が苦しくなりました。これを観終わった瞬間から、彼らとの時間をしっかりとることを意識するようになりましたね。
猫も人も優しくされたいと思うのはなぜだろうと、実はずいぶん前から考えていたのですが、この作品を観てその答えが出ました。猫も人も愛されるために産まれてきたのだと、実感とともに改めて再認識することができました。
愛によって生まれ、愛されるために産まれてきた。その存在こそが愛なのですね。だからこそ猫も人ももっともっと大切に優しく大切に接していこうと思いました。とても良い映画です。
映画『メン・イン・キャット』まとめ
家族で観るのにとてもおすすめの映画です。
猫がより大好きに、そして身近な人をより大切にしたくなる、本当の愛を感じとることができるコメディ作品になっています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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