「スクール・オブ・ロック」ってどんな映画?
ジャック・ブラックの「スクール・オブ・ロック」はご存じですか?2004年に公開の作品ですが、この作品で人気を博したジャック・ブラックは、2011年に「ガリバー旅行記」2018年に「ジュマンジ・ウェルカム・ジャングル」2019年に「ジュマンジ・ネクスト・レベル」などコメディ映画には欠かせない存在となりました。今作はだらしない生活を送るギタリストが、偽りの教師として潜り込み、子供たちの才能や、やる気を見出すことに教えることへのやり甲斐を感じていくという話ですが、観ている側も「こんな先生に出会えたら」と思わせてくれるような作品ですのでぜひご紹介したいと思います。
「スクール・オブ・ロック」のあらすじ
ギタリストとして自ら立ち上げたロックバンドで活動するデューイ・フィン(ジャック・ブラック)は、周りを顧みないロック愛と、客先へのダイブなどライブでも身勝手な行動が続き、ついにはバンド仲間からも見捨てられ、バンドを追い出されてしまいます。一緒に同居しているネッド・シュニーブリー(マイク・ホワイト)と恋人のパティ・ディ・マルコ(サラ・シルバーマン)は、家賃も払わず定職にもつかないデューイに愛想をつかし、家賃が払えないなら出て行ってくれと言われてしまいます。バンド仲間もいない、仕事もない、お金もないドゥーイは、補助教師として働くネッド宛ての電話を取り、有名私立学校「ホレス・グリーン学院」の臨時教師の仕事を勝手に請け負ってしまいます。そしてネッドになりすまし、自分が教師として働くことにしてしまいます。
ホレス・グリーン学院の、堅物で真面目な女性校長ロザリー・マリンズ(ジョーン・キューザック)はドゥーイをネッドだと思い込み、担任を請け負うクラスの子供たちに「シュニーブリー先生」と紹介します。厳格な規律で有名な私立学校ホレス・グリーン学院は子供たちも勉学に一生懸命ですが、子供たちはどこか覇気がなく、教師へのポイントを稼ぐ為に学校に来ているようでした。(*ドゥーイは「シュニーブリー」とはすぐに書けなかったため、子供たちは「エス先生」と呼ぶように指示します。)ドゥーイは子供たちに勉強の指導は出来ませんが、たまたま見た音楽の授業で子供たちの音楽の才能を見出し、得意な音楽を教えることにします。ギターやベース、ドラムなどバンドに必要なパートを子供たちに役割を与え、必須課題としてロックバンドを組み、バンドバトルに出場する為に内緒で練習を始めます。楽器を出来ない子にも歌を歌わせたり、マネージャー、衣装担当、照明担当などそれぞれに合った役割を与えます。
最初は覇気がなかった子供たちも、ドゥーイと共に音楽に触れ、それぞれの良さを引き出してくれるドゥーイを好きになり子供たちに笑顔が戻ります。そして内緒で始めたバンド活動でみるみる実力をつけた子供たちはいよいよバンドバトルへの出場に挑みますが、直前になってドゥーイの素性が発覚してしまい、学校を追い出されてしまいます。
「スクール・オブ・ロック」のキャスト
デューイ・フィン(ジャック・ブラック)
ロック一筋で生きてきて、周りを顧みない行動ばかりするため、自ら立ち上げたバンドを追い出されてしまいます。バンド活動も出来ず、定職にも就かず、お金も無いため、同居人のネッドとして偽り、有名私立学校に臨時教師として赴任します。子供たちの音楽の才能を見出し、バンドバトルに出場するため子供たちに音楽を教えます。
ロザリー・マリンズ(ジョーン・キューザック)
規律が厳しく有名な私立学校「ホレス・グリーン学院」も校長。堅物で真面目なため、同僚からも煙たがられています。保護者にクレームを言われないように子供たちにも厳しく指導しているが、実は大のロック好き。
ネッド・シュニーブリー(マイク・ホワイト)
元ヘビメタッロクバンドのベーシストで、恋人のパティと、ドゥーイと共に同居しています。現在は音楽を離れ、補充教師として働いています。
パティ・ディ・マルコ(サラ・シルバーマン)
ネッドの恋人。真面目で市長秘書として働いています。だらしない生活を送り、家賃を払わないドゥーイをよく思っていません。
「スクール・オブ・ロック」の感想・まとめ
どの作品とも異なった異色の先生をジャック・ブラックが演じています。最初は敬遠していた子供たちや同僚も、だんだんとドゥーイの魅力に惹かれていき楽しそうな笑顔が多くなります。だらしない生活を送っていたドゥーイも、子供たちの指導に夢中になり毎日が生き生きとして、バンドのオーディションに来ていた若者たちに「子供たちの見本になるような大人になれ!」と一喝するほどになります。子供たちの良いところを引き出し、一人一人を理解してくれるような こんな先生が実際にいてくれれば、子供たちの学校生活は楽しくなるだろうなと思わせてくれる作品です。ぜひご覧になってみてください。
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