ドラマ『10の秘密』【最終話 第10話 すべてを繋げる最後の秘密】あらすじ・キャスト・感想・まとめ

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 上昇志向の強い弁護士の元妻に離婚を通告された夫は、元妻がセレブのような生活をする一方で、全てを犠牲にして娘を育て何でも話せるような理想的な関係を築いてきました。

 しかしある事件をきっかけに、元妻や娘に秘密があったことを知ってしまいます。

  秘密が秘密を生み、あらゆるものが変化していく本格サスペンスドラマ。

 『10の秘密』【最終話 第10話 すべてを繋げる最後の秘密】のあらすじ・キャスト・感想をまとめてみました。

(トップ画像公式ページより)

『10の秘密』前回までのお話

放送期間:2020年1月14日~3月17日 《全10話》

視聴率:8.1%

放送時間:45分

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『10の秘密』【最終話 第10話 すべてを繋げる最後の秘密】あらすじ(ネタバレ)

 “秘密は生まれ続けるーこの世に欲望、弱さ、愛がある限り”

 翼は母を殺したと思われる長沼との会話の録音データを記者に渡し、記事にしてもらおうとしますが、翼の母を殺したという決定的な言葉がなく証拠不十分ということに。手帳の原本など証拠になるものが必要になります。

 それを聞いた圭太は手帳と不正データの両方を持っている宇都宮に話し、宇都宮は長沼に本当は自分がそれを最初から持っていたことを伝えました。長沼は手帳の原本をこの手で燃やしたはずだと言いますが、実はそれは宇都宮が手書きで書き写したもので、本物ではなかったのです。

 長年使えてきた部下の筆跡にも気づかなかったことが落ち度だとを知り、長沼は愕然とします。そして宇都宮はこれを暴露すれば長沼だけでなく自分の立場も悪くなると話し、宇都宮は帝東建設を守るために被害を最小限に抑える方法を提案し、会社が倒れることを防ぎます。

 長沼は翼に母親のことを謝り、警察でことのいきさつを全て話して、全責任を負うことで会社を守りました。

 由貴子の逃げ場がなくなっていることに気づいた圭太は、由貴子に聞きたいことがあると、もう一度由貴子に会おうとします。そこに由貴子から電話が入り、パスポートをもって会うことになりました。警察にも由貴子から面会の電話が入ったことを告げ、翌朝がやってきます。

 圭太は火事のときに瞳を見つけたことを由貴子に連絡してから、一時間くらい戻ってこなかった由貴子の動向が気になっていました。話を聞くと瞳が見つかった連絡を受けてすぐに、顔に血をつけた男を見つけ、その男はなんと帝東建設の次期社長候補の長沼だったというのです。

 火事のことを秘密にしようと圭太と約束し、一生その秘密は外に出さないと覚悟を決めてから、由貴子は火事での長沼の秘密を長沼に突きつけ、黙っている代わりに帝東建設の顧問弁護士にしてもらいました。

 いつかまた脅され裏切られるのではないかと恐れた長沼は、由貴子に解雇を考えている話をすると、そこから由貴子の作戦が始まったのです。

 圭太は娘の瞳がランプを落として引火させたのが原因で人が亡くなったというもの、由貴子は帝東建設の次期社長候補だった人物が火事をいいことに人を殺したということ。10年前の火事の秘密の内容が、異なっていたことに今気づくことになりました。

 ここまでされても結婚して幸せだった日々を忘れられなかった圭太は、パスポートを足元に置きその場を立ち去ろうとします。警察には待ち合わせの時間を別の時間で伝えていたのです。

 由貴子は「あなたとならなりたかった母親になれると思っていた。なりたいものになれなかった」と言い残し、パスポートとともに去っていきました。

『10の秘密』【最終話 第10話 すべてを繋げる最後の秘密】キャスト紹介

《キャスト》向井理 【白河圭太役】

《キャスト》仲間由紀恵 【仙台由貴子役】

《キャスト》仲里依紗 【石川菜七子役】

《キャスト》松村北斗 【伊達翼役】

《キャスト》遠藤雄弥 【二本松謙一役】

《キャスト》渡部篤郎 【白河圭太役】

《キャスト》佐野史郎 【長沼豊役】

《キャスト》山田杏奈【白河瞳役】

《キャスト》名取裕子 【白河純子役】

『10の秘密』【最終話 第10話 すべてを繋げる最後の秘密】感想(評価)

  圭太はやはりとても素敵な人物でした。この人と結婚したら母性の無い自分でもきっと母親になれるだろうと結婚を決めたのは、本当にわかるような気がしました。逃げ場がなくなった時、元夫が最終的に助けてくれたという、とてもいい結末です。

 火事の秘密が圭太と由貴子では違う事柄を指していた、そこが大きな価値観の違いだったのか、そこからふたりはすれ違い、秘密を守り抜く覚悟を決めた段階で、ふたりの見ている方向は変わってしまいました。

 警察には言わずにパスポートだけは渡し、別の人生を歩ませる最大の別れを決意した、娘を何よりも大事に思う父親は、とてもつらかったと思います。

 最後そんな圭太を元気に前向きにさせていた菜七子も素敵でした。

 宇都宮そして長沼の会社への愛は、心がギューッと掴まれるように熱くなりました。ビジネスマンとして、最高の瞬間だったと思います。

 みんな夫婦、親子、仕事それぞれの愛ゆえのあらゆる嘘、必死で愛するものを守ろうとする姿は本当に人間らしく、想いの強さを感じました。

 嘘をつかないで生きていくのは難しいですが、だからこそできる限り全てのことに誠実でありたいと思います。

『10の秘密』【最終話 第10話 すべてを繋げる最後の秘密】まとめ

 秘密がテーマのこの作品。愛するものを守るためになくなくついたものに、ここまで翻弄されるとは思いませんでした。その人のもつ秘密でその人が大事にしているものが見えてきて、とても面白かったです。

 愛するものに対して誠実に生きていきたいですね。

 圭太のように等身大で不器用でも、精一杯守りたいものを誠実に守れる人間はかっこいいです。そして賢い宇都宮もまた愛するものに誠実で、想いが伝わってきました。

 秘密や嘘から、誠実さを改めて大切にしたくなる作品でした。

  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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