街の小さな法律事務所で雇われ弁護士として働く筧史朗の日課は、定時に事務所を出て安売りスーパーに向い、お得な食材を買って健康的で美味しい夕飯を作ること。ご飯と味噌汁、三品のおかずを手早く仕上げ、食費を月2万5千円以内におさえるのが、史朗のとっての重要課題です。
将来のために貯金を心がけている史朗は、月10万円の2LDKに、恋人の美容師・矢吹賢二と2人暮らし。“シロさん”“ケンジ”と呼び合うふたりは、食卓を囲みながら今日あった出来事やいろんな想いを語り合います。 食を通して絆を深める、ほろ苦くもあたたかい物語。
ドラマ『きのう何食べた?』正月スペシャル2020【第3章 キャベツとあさりのベーコン煮&肉豆腐】のあらすじ、キャスト、感想(評価)をまとめてみました。
(トップ画像公式ページより)
目次
ドラマ『きのう何食べた?』正月スペシャル2020 概要
放送期間:2020年1月1日 22:00~23:30
【テレビ東京】スペシャルドラマ
「誰のために時間とお金を使いたいか」をテーマにした、三章立ての構成になっています。
ドラマ『きのう何食べた?』正月スペシャル2020 前回までのお話
↓↓↓前回ドラマ『きのう何食べた?』正月スペシャル2020【第2章 キャベツとあさりのベーコン煮&肉豆腐】のあらすじ、キャスト、感想(評価)、まとめはコチラ↓↓↓
ドラマ『きのう何食べた?』正月スペシャル2020【第3章 キャベツとあさりのベーコン煮&肉豆腐】あらすじ
5月。弁護士事務所にたくさんの依頼が入り、仕事が忙しくなってしまった史朗に代わり、賢二が食事の支度などをするように。普段なんでもやってくれて、尽くしたくても尽くさせてくれないほどの史朗のために、賢二は家事に励みます。
一週間目にして、食費をかなり使ってしまった賢二は、なんとか今月も2万5千円に収める為、職場の美容院で店長の奥さんからアドバイスをもらいました。それはチラシアプリを使って安い野菜を事前に選んで買いに行くということ。賢二はいろいろな工夫をし始めます。
しかし史朗の仕事は忙しさを増すばかり。食事を用意していても、史朗は帰ってこられない日もあり、なんと3週間も一緒にご飯を食べていないことに気付いた賢二は、愕然とし力が抜けてしまいました。
そこへ相方がいない時くらい好きにして待っていたら、寂しさも紛れていいんだよと、店長が声をかけてくれました。それを聞いた賢二はその晩、健康食や節約食ではなく本当に食べたいオムライスを思い切り作ります。
できあがった大盛りのオムライス。作り置きしていてもうダメになりそうな副菜とともに、いざ食べようとした途端、「ただいま」っと史朗が帰ってきました。
体に悪いもの、そして節約を考えないで作ったことがバレるのを恐れ、焦る賢二。疲れてやっと一瞬帰ってくることができた史朗の反応はいかに…。
ドラマ『きのう何食べた?』正月スペシャル2020【第3章 キャベツとあさりのベーコン煮&肉豆腐】キャスト紹介
筧史朗 (通称:シロさん) 【西島秀俊】
45歳の上野法律事務所の弁護士です。
矢吹賢二 (通称:ケンジ) 【内野聖陽】
43歳の美容師です。
筧悟朗 【田山涼成】
史朗の父です。
筧久栄 【梶芽衣子】
史朗の母です。
上野修 【チャンカワイ】
美江の息子で史朗の同僚です。「若先生」「修先生」と呼ばれています。
小山志乃 【中村ゆりか】
上野法律事務所の職場の事務員です。
上野美江 【高泉淳子】
上野法律事務所の女性所長です。夫が法律事務所を立ち上げてすぐに亡くなってから、所長として事務所を支え、社員たちからも「大先生」と呼ばれています。
三宅祐 【マキタスポーツ】
賢二の美容院の店長です。
三宅レイコ 【奥貫薫】
美容院の店長の奥さんです。
ドラマ『きのう何食べた?』正月スペシャル2020【第3章 キャベツとあさりのベーコン煮&肉豆腐】感想(評価)
ケンジの健気さに涙が出る場面がちりばめられていました。
特にシロさんの白シャツのアイロンをかけて、くるっと一回転した姿はとてもいじらしくて印象的な瞬間でした。またその日、帰ってこないシロさんのことを大切に想いながら、ひとりで明るく晩御飯を食べているところは健気さの塊のように見え、悲しくなってしまうほどでした。
この作品を観たばかりのころは、見た目にとらわれてしまうことも多かったのですが、ここまでシロさんとケンジの関係をみていて思うのが、寄り添って生きていくかけがえのない二人の姿でした。この二人がずっとずっと幸せに、一緒の年を重ねてほしい。
二人が年を取った時の様子も見てみたいと思いました。
何度も観たいドラマ。終わってしまうのがとても残念な、おもしろく心温まる家族のドラマです。
ドラマ『きのう何食べた?』正月スペシャル2020【第3章 キャベツとあさりのベーコン煮&肉豆腐】まとめ
他人同士が家族になる感覚が、まだわからない私にとっては、この姿が本当の家族なのだと感じることができた作品になりました。
唯一無二の存在。その人と大切に育て築いてきた関係と時間、丁寧に暮らしているふたりのことを観ることができ、癒され元気と活力をもらえる、本当に素晴らしい作品でした。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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