最愛の人を失い深い傷を抱えてしまった男女が、前を向いて新たに歩き出していくコメディドラマ映画です。
どうすれば現実を受け入れられるのか悩み苦しみながらも、力強く道を切り開こうとする姿が、軽快に描かれています。
映画『世界にひとつのプレイバック』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。
目次
映画『世界にひとつのプレイバック』概要
公開日:2012年9月8日(カナダ)/ 2012年11月21日(アメリカ) /2013年2月22日 (日本)
上映時間:122分
【スタッフ】
監督…デヴィッド・O・ラッセル
配給…ギャガ(日本)
映画『世界にひとつのプレイバック』あらすじ
妻の浮気を見てしまった夫・パトリック(パット)は、あまりのショックで心に大きな傷を負ってしまいます。施設に入院して回復を図り、11か月後に退院しますが、仕事も家も妻も失い両親と実家で暮らすようになりました。
もう一度妻とやり直そうとあらゆることをやろうとしますが、浮気現場を見てしまったときに、その相手を暴行してしまったことから接近禁止令が出されており、何をやろうとしても裏目に出てしまいます。
そんなある日、友人のロニーの家でロニーの妻の妹・ティファニーと出会い、最初は品が悪いとけなしていたパットでしたが、彼女のすすめで共にダンスの練習をするようになったことで、パットの心の何かが変わり始めていくのでした。
映画『世界にひとつのプレイバック』キャスト紹介
パットリック(パット)…ブラッドリー・クーパー
元々地元で歴史の教師をしていましたが、妻の浮気現場を見て精神を患い入院していました。
ティファニー…ジェニファー・ローレンス
警察官の夫に先立たれてしまった未亡人です。
パトリツィオ…ロバート・デ・ニーロ
パットリックの父親です。
ダニー…クリス・タッカー
パットリックと同じ施設に入院していて仲良くなった、アフリカ系の男性です。
ロニー…ジョン・オーティス
パットリックの友人です。
映画『世界にひとつのプレイバック』感想(評価)
重たくなりがちな設定を軽やかに描いていて、それだけでも十分ポジティブになれます。最後の結末にはホッとしました。
パットはとても純粋で繊細だからこそ、心のバランスが崩れてしまいましたが、接近禁止令を出されてしまっていたのはなんだか可哀そうでした。彼は裏切られてもなお妻を信じたいと願っていた…そんな一途さが彼をおかしくしてしまったのだと思うととても辛いです。
またティファニーもパットのことを本気で好きになってしまっているのに、気づいてもらえないどころか、妻と比較されひどい言われ方をしてしまう。それでも彼のことを本当に思えば思うほど、まるで母親のように包み込んでやってしまう。
彼女はいつも自分が人にしてあげてばかりで、最後は自分だけが孤独になってすっからかんになってしまうことを、パットに一度ぶつけてしまうシーンがありましたが、ここは共感する方は多いのではと思いました。強そうに見える女性の共通点かもしれませんね。
映画『世界にひとつのプレイバック』まとめ
純粋で一途であればあるほど私たちは弱いのかもしれないけれど、愛が心が強くすることもまた感じることができる作品でした。
明るい気持ちになって、前を向きたくなる映画です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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