オリンピックの代表になるという自分の願望を叶えるため、ライバルの膝に負傷を負わせたというフィギュアスケート のスキャンダル《ナンシー・ケリガン襲撃事件》。
それに関与していたとされたトーニャは、ある偉業を成し遂げ一度は世の中から愛されたものの、一瞬の事件によって大好きだったフィギュアスケート界から追放され新たな転身をしていきます。
波乱万丈な女性の物語。
映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のあらすじ・キャスト・感想(評価)をまとめてみました。
目次
映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』概要
公開日:2017年1月19日(アメリカ) / 2018年5月4日(日本)
上映時間:121分
【スタッフ】
監督…グレイグ・ガレスピー
配給…ショウゲート(日本)
映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』あらすじ
アメリカ人初のトリプルアクセル成功という偉業を成し遂げたトーニャ・ハーディングは、その後2回連続でオリンピック代表選手になり、実力を見せつけます。貧しい家庭環境、そして厳しい母親のもとに育った彼女は、練習を重ね才能を開花させたのです。
迫力や技術の面では群を抜いて高いものの、芸術性に欠けることから審査員に気に入ってもらえず、なかなか金メダルに届かなかったトーニャ。悔しい気持ちも大きい反面、勝ち取った時の喜びもひとしおでした。
しかし元夫のジェフが、トーニャのライバルであるナンシー・ケリガンを襲撃したことで、事態は180度変わってしまいます。
やっと手に入れた偉業も、この事件にトーニャが関わっていたとして台無しに。一気に転落してしまうのでした。
映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』キャスト紹介
トーニャ・ハーディング…マーゴット・ロビー
1990年代前半にオリンピックで活躍した、フィギュアスケート選手です。
ジェフ・ギル―リー…セバスチャン・スタン
トーニャの元夫です。
ラヴォナ・ゴールデン…アリソン・ジェネイ
トーニャの母親です。
ダイアン・ローリンソン…ジュリアンヌ・ニコルソン
トーニャのコーチです。
映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』感想(評価)
トーニャの母親のラヴォナはいつも怖い顔をしていましたが、トーニャのことをいつでもみていて、かつ一番の理解者であったと思いました。そして誰よりも愛していた。
そしてこの親子はとても似ています。そんな瞬間が後半は何度か出てきて、宝探しをしているような気持ちにもなれて楽しかったです。似ているからこそ愛を伝えあうことが難しかったのかもしれませんね。
トーニャはそのシーン毎に雰囲気があまりにもナチュラルに変わるので、うまさを実感させないほどの実力でした。自分の性格や運命に翻弄されているところは、まさに悲劇。
結果が出ない時でも、彼女の燃え上がる魂が私は好きでした。抗って生きているトーニャの姿は一般的には好かれないかもしれませんが、魅力的です。
映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』まとめ
何回も観てほしい映画ですね。これぞ回数によって見えてくるものや感じるものが変わってきます。
登場人物の心の奥底にあるものが、とても人間臭くて正直な映画でした。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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