ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2第10話の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、感想

海外ドラマ

ブレイキング・バッド」は、アメリカの犯罪ドラマです。

余命わずかの化学教師が、違法薬物製造に手を染め、悪に堕ちていく姿を描きます。

エミー賞、ゴールデングローブ賞などを獲得した大人気作です。

 

この記事では、「ブレイキング・バッド」シーズン2 第10話「ビジネスの引き際」の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、感想をご紹介しています。

 

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ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2第9話の概要、キャスト、あらすじ、ネタバレ、感想
「ブレイキング・バッド」は、アメリカの犯罪ドラマです。余命わずかの化学教師が、違法薬物製造に手を染め、悪に堕ちていく姿を描きます。エミー賞、ゴールデングローブ賞などを獲得した大人気作です。 この記事では、「ブレイキング・バッド」シ...

ドラマ「ブレイキング・バッド」の概要

「ブレイキング・バッド」は、アメリカの大人気テレビドラマ。

ストーリーは、「末期がんを宣告された真面目な化学教師が、家族に財産を残すために違法薬物を製造し、成り上がっていく」というものです。

ケーブルチャンネルAMCで、2008年から2013年まで放映されました。

 

「ブレイキング・バッド」は、視聴者と批評家の双方からたいへんな好評を得ました。

視聴者数は、第1シーズン第1話が140万人。第5シーズンでは、全話を200万人以上が視聴しました。最終回の第62話では、1028万人もの人々が視聴しています。

「ブレイキング・バット」の受賞歴

「ブレイキング・バッド」は様々な賞を受賞しています。

エミー賞、ゴールデングローブ賞、テレビ批評家協会賞、批評家協会テレビ省、全米監督協会賞、全米脚本家協会賞などを獲得しました。

エミー賞

  • 作品賞(ドラマ部門)…2013、2014
  • 主演男優賞(ドラマ部門)…2008、2009、2010、2014(※すべてブライアン・クランストが受賞)
  • 助演男優賞(ドラマ部門)…2010、2012、2014(※すべてアーロン・ポールが受賞)
  • 助演女優賞(ドラマ部門)…2013、2014(※すべてアンナ・ガンが受賞)

ゴールデングローブ賞

  • 作品賞(テレビ・ドラマ部門)…2014
  • 主演男優賞(テレビ・ドラマ部門)…2014(※ブライアン・クランストンが受賞)

ドラマ「ブレイキング・バッド」の関連作品、スピンオフ

 

スピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」

「ベター・コール・ソウル」は、「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品。

主人公は、「ブレイキング・バッド」の第2シーズンで初登場する弁護士ソウル・グッドマン。彼が、悪者になってしまった理由が描かれます。

 

初回放送は、2015年。2020年12月現在は、第5シーズン第50話まで放映されています。

エミー賞にもノミネートされました。

映画「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」

「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」では、「ブレイキング・バッド」のエピローグが描かれます。

主人公は、ジェシー・ピンクマンです。

 

アメリカで3日間だけ劇場公開されました。

Netflixで配信中。

Netflix配信「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIEの舞台裏」

Netflixでは、「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIEの舞台裏」を配信しています。

主演のアーロン・ポールや監督のヴィンス・ギリガンなどが、舞台裏を語ります。

特別映像もあります。

全13分。

「ブレイキング・バッド(breaking bad)」の意味

この作品のタイトルには、「break bad」という言葉が使われています。

「break」も「bad」も簡単な単語ですが、「break bad」となると、意味がよく分からないという人も少なくないのではないでしょうか。

それもそのはず、「break bad」は、実はアメリカ南部の方言。アメリカ人のなかでも、この言葉は広く知られている訳ではないのだそうです。

 

break bad」の意味には、「しきたりに歯向かう」「権力に反抗する」「犯罪をおかす」「大騒ぎをする」「脅威を与える」「攻撃的になる」などがあります。

タイトルを考えた製作総指揮のヴィンス・ギリガンは、「break bad」は「raise hell」だと説明しています。

「raise hell」には、「バカ騒ぎをする」という意味があります。

ドラマ「ブレイキング・バッド」のキャスト紹介

ウォルター・ホワイト/演ブライアン・クランストン

主人公。

高校の化学教師。真面目な性格。

 

演:ブライアン・クランストン

アメリカの俳優、声優。

出演作は、「マルコム in the Middle(天才少年 マルコム奮闘記」など。

「ブレイキング・バッド」での演技が高く評価され、エミー賞主演男優賞などを受賞した。

ジェシー・ピンクマン/演アーロン・ポール

ウォルターの元教え子。

ウォルターとドラッグビジネスでパートナーを組んでいる。

 

演:アーロン・ポール

アメリカの俳優。

「ブレイキング・バッド」で、エミー賞助演男優賞を受賞した。

スカイラー・ホワイト/演アンナ・ガン

ウォルターの妻。

女の子を妊娠中。

 

演:アンナ・ガン

アメリカの女優。

「ブレイキング・バッド」で、エミー賞助演女優賞を受賞した。

ウォルター・”フリン”・ホワイト・Jr./演 RJ・ミッテ

ウォルターJr。時々「フリン」とも呼ばれる。

ウォルターとスカイラーの息子。

高校生で、障がいを持っている。

 

演 :RJ・ミッテ

アメリカの俳優。

脳性麻痺を抱えている。

ハンク・シュレイダー/演ディーン・ノリス

主人公ウォルターの義弟(※主人公ウォルターの妻の妹の夫にあたる)。

麻薬取締局(DEA)に勤めている。

 

演:ディーン・ノリス

アメリカの俳優。

「アンダー・ザ・ドーム(スティーヴン・キング原作)」などに出演。

ジェーン・マーゴリス/演クリステン・リッター

ジェシーの想い人。

ジェシーが借りている家で、管理人をしている。

 

演:クリステン・リッター

ドラマ「23号室の小悪魔」(2012~2013年)、netflixオリジナルドラマ「(マーベル)ジェシカ・ジョーンズ」(2015~2019)で主演を務めた。

ソウル・グッドマン/演ボブ・オデンカーク

軽くて胡散くさい弁護士。

 

演:ボブ・オデンカーク

コメディアン、放送作家、俳優。

「ブレイキング・バッド」のスピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」では、このグッドマン役で主演を務めている。

ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2 第10話のあらすじ、ネタバレ

  • プール

ピンク色をしたクマのぬいぐるみが回収される。

 

  • ウォルターの家

スカイラーは、週末にパーティを開くことを提案する。

 

  • ベッド

ウォルターは、ジェシーに連絡をする。

 

  • お店

ウォルターとジェシーが会う。

ウォルターは、ガンが寛解したことを伝える。

喜ぶジェシー。

 

ウォルターは、在庫を売り切った後は違法薬物稼業から足を洗うと話した。

 

  • パーティ。家のなか。

ウォルターの回復を祝うパーティが開かれた。親族や友人たちが集まる。

スカイラーは、皆の前で、「皆のサポート、それにグレッチェンとエリオットの資金援助に感謝をしています。ありがとう」と話した。

 

ウォルターは、「何だかおかしなものだ。ガンだと診断されたとき、”どうして私が”と思った。そして、先日ガンが寛解したことを聞いた時も同じことを思った」と話した。

 

  • パーティ。外。

ウォルターとハンクとウォルターJrが、外のテーブルに座っている。

ウォルターは、テキーラをハンクと自分のグラスに注いだ。さらに、高校生のウォルターJrのコップにも注ぐ。

3人は、テキーラをあおった。ウォルターJrは嬉しそうだったが、軽くセキをした。

 

ウォルターは、再び3人のコップにテキーラを注ぐ。

ハンクは、「Jrはまだ16才なんだぞ」と言って止めようとする。

だがウォルターはかまわず酒を注ぐ。

ハンクの方を向いているJrに、ウォルターは「なぜ彼を見る」といちゃもんをつける。

「祝いの席なんだ」と言ってJrに飲ませる。

Jrは酒を飲んでちょっと調子が悪そうだ。

 

ウォルターは、またJrのコップに酒を入れようとした。

ハンクがコップを手で塞ぐ。

しかし、ウォルターはそのまま酒を注いだ。

ハンクは、「俺ならパスする」とJrに言い、テキーラのボトルを持って席を立った。

 

ウォルターは、「ボトルをこっちに戻せ」とハンクに言う。

ハンクは断った。

ウォルターは、「俺の息子だ。俺のボトルだ。俺の家だ」と言って詰め寄る。

Jrは、コップの酒を飲んだ。

スカイラーが、不穏な空気に気付いてやって来る。

Jrは、酒を吐いた。

 

  • ジェシーの住む貸家

ジェシーとジェーンは、仲睦まじい様子で食事の席に着く。

 

  • ウォルターの家

ウォルターは、スカイラーに留守電を入れる。

ウォルターは、「昨日は、すまなかった。我ながら、なぜあんなことをしたのか分からない」と謝る。

 

  • スカイラーの会社

スカイラーは、テッドに、夫がガン治療中であることを伝える。

 

  • お店

ウォルターは機械を買う。

 

  • ジェシーの住む貸家

ジェシーはジェーンに昔描いたイラストを見せる。

ふたりは楽しそうにしている。

 

そこに、ドアをノックする音が聞こえる。

ジェーンは、急いでドアへ向かう。

 

ドアを開けると、ジェーンの父親がいた。

父親は、ランチでもしようと誘う。

 

ジェシーは、別のドアから2人の前に行く。

ジェーンは、ジェシーに対し、よそよそしい態度をとる。

ジェシーは、ジェーンの父親にあいさつをする。

 

  • ウォルターの家

ウォルターは、家で修理をしている。

綺麗なお湯が出るようになった。

息子のウォルターJrが帰宅する。

ウォルターは、昨日のパーティでのことを謝る。

 

ウォルターは、床に気になる部分を発見する。

 

  • ジェシーの住む貸家

ジェシーは、ベッドでたばこをたくさん吸っていた。

そこに、ノックの音がした。

ジェシーはドアを開けた。

ジェーンが部屋に入ってくる。

ジェーンは何事もなかったかのように、映画にでも行こうと誘う。

ジェシーは、父親が来た時の素っ気ない態度について問う。

ジェーンは、ジェシーが父親に追い出されないように守っただけだと説明する。

ジェシーは、「俺たちはその程度の関係だったのか」と尋ねる。

ジェーンは、「俺たちの関係って何」と答えた。

 

ジェシーは、外へ出た。

 

  • お店

ウォルターは、木材などを車いっぱいに買い込んだ。

 

  • ウォルターの家

ウォルターは、床下に入って工事をしている。

ウォルターJrが帰宅する。

ウォルターは、「床が腐ってた。カビが家のあちこちに繁殖している。傷んだ木材は、全部新しいのに変える」と話した。

「このまま行けば、家がばらばらになるってこと?」と尋ねるウォルターJrに、ウォルターは「それを食い止めるんだ」と答えた。

 

  • スカイラーの働く会社

スカイラーが仕事をしている。

スカイラーは、帳簿上に気になることがあるとテッドに伝える。

テッドは、明日調べるよと答えた。

 

スカイラーは、突然涙を見せ始める。

テッドは、どうしたのかと聞く。

スカイラーは、「違いを感じないの。ウォルターが寛解したけど、何も変わらない。死期が伸びただけ。治療を受ければ希望が見えるはずだった。でも、最近はそう思えない。」と話した。

 

  • ウォルターの家

スカイラーとウォルターJrは、食事をしている。

ウォルターは、せっせと修理をしている。

「今日は仕事じゃなかったの?」と問うスカイラーに、ウォルターは「家が腐ってるんだぞ」と答える。

スカイラーとウォルターJrは、目を見合わせた。

 

  • ジェシーの住む貸家

ジェシーは、落ち込んでいる。

そこに、扉の下から一枚の紙が滑り込んできた。

紙を見るとそこには、「ごめんねガール」のイラストが描かれていた。

 

  • スカイラーの働く会社

スカイラーは、わざと物を落とす。

テッドが気付き、やって来る。

 

  • ウォルターの家

ウォルターは、修理を続けている。

 

  • お店

ウォルターは、見知らぬ男の買い物カゴに注意を惹かれる。

カゴのなかには、違法薬物をつくるための物が集められていた。

ウォルターは、違法薬物製造に関して男にアドバイスをする。

男はカゴを置いて逃げていった。

 

  • レジ

ウォルターは、持っていた商品を置き、外に向かって歩き出した。

 

  • 駐車場

さっき逃げていった男ともうひとりの男が会話をしている。

ウォルターはふたりに近づく。

ウォルターは、「私のシマから出ていけ」と威圧する。

ふたりの男は、車に乗り、去っていった。

 

ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2第10話の感想

 

ウォルターは、ガンが寛解しました。

しかし、どうも気持ちは嬉しさ100%というわけではないようです。

ウォルターは、「ガンが判明したとき、”なぜ私が?”と思った。寛解を告げられた時、同じことを思った。」と謎のセリフを吐いています。

また、良い検査結果を伝えられた後、彼はトイレの器具を何度も思いっきり殴っていました(※これは嬉しさのせいという見方もできるとは思いますが…)。

さらに、彼は「家が腐っている」と言い出し、それほど重大でなさそうな家の修理に熱中し始めます。

 

そんなウォルターを見たせいか、スカイラーは、「ウォルターが寛解したけど、何も変わらない。死期が伸びただけ。治療を受ければ希望が見えるはずだった。でも、最近はそう思えない。」と涙を流しています。

 

私はウォルターの心のうちがよく分かりません。

ガンが判明した後、ウォルターは何らかの理由でプラスの感情を持っていたが、ガンが改善したことで、何かが変化しプラスの感情は消えてしまったということなのでしょうか?

彼の気持ちを解読するのは難しいです。

 

この第10話のはじめで、ジェシーに対し「もう違法薬物製造はやめる」と伝えたウォルター。

しかし、ラストシーンの様子を見ると、彼はまた薬物製造を始めそうです。

 

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